昭和100年の今年の夏は、ホテルでの特別なジャズフェスティバルに酔ってみない?

毎年8月、帝国ホテル 東京、帝国ホテル 大阪で行われる都市型ジャズフェスティバルをご存知ですか?2004年から始まったこのジャズフェスティバル。これまでに東京・大阪を合わせて延べ約46,000名のお客様をお迎えし、出演アーティストは延べ約2,000名を数えます。ホテル内の複数の会場を自由に回遊しながら、“着席でじっくり聴く”“お酒や軽食を楽しみながら聴く”の二つのスタイルでジャズを楽しめるそう。「昭和100年」の2025年の今年、そして帝国ホテル開業135年という節目でもあり、“軽音楽の歴史”をテーマに開催されます。

参加アーティストのリストを見ると、豪華メンバーがずらり。由紀さおり、インペリアルジャス初出演の森山良子、日本を代表するジャズピアニスト山下洋輔、1980 年代に大人気を博した阿川泰子やマリーンも登場します。ファイナルステージでは、再結成された原信夫とシャープス&フラッツ、そしてスインギー奥田&ザ・ブルースカイと、ビッグバンドが2つも参加します。華やかな、楽しいイベントになるのに違いありません。

先日開催されたプレス発表会では、出演者によるショートライブが行われました。圧巻だったのは日本を代表するジャズピアニスト山下洋輔さんとバイオリニスト・寺井尚子さんによるラヴェル「ボレロ」の演奏。あの名曲がジャズ風になるとこうなるのかと驚きました。特に山下洋輔さんの年齢を感じさせない迫力ある力強いピアノの音に感動しました。

今回のフェスティバルのスペシャルゲストは俳優の中村梅雀さん。「ジャズのスペシャリストの皆さんに囲まれて、自分が入る余地があるのかなと心配です」と控えめなコメントをされました。ところが、さらに伺ってみると、ベース歴57年、今までに74本も買ってきたと!今でもお家に26本のベース、ギターは18本、アンプは11台お持ちだそう。これはもう、プロの音楽家と言っていいですよね。ドラムのスインギー奥田さんを中心とするバンドセッションで演奏してくださいましたが、聞いている私もつい身体が動き始めてしまう楽しいひと時でした。

歌謡界・ジャズ界を代表して由紀さおりさんが、小学校1年生でコロムビアレコードオーディションに合格して、童謡歌手としてデビューしたエピソードを披露。「いろいろなジャンルの音楽に関わってきました。ちょうど“昭和100年”を記念する自分のアルバムを出し、自分の総決算でもあります」と意気込みを語りました。

出演者は、日本を代表するミュージシャンから新進気鋭の若手まで、幅広いミュージシャンが参加します。あちらこちらで、予定していなかったセッションがはじまるのがジャズ。そして帝国ホテルを舞台にしたジャズフェスティバルは、楽しいだけでなく、エレガントなはず。夏の暑い盛りに、涼しい室内で音楽を楽しめるのも嬉しいですよね。

帝国ホテル東京 IMPERIAL JAZZ 2025

https://www.imperialhotel.co.jp/tokyo/event/imperial-jazz-2025

帝国ホテル大阪 IMPERIAL JAZZ 2025

https://www.imperialhotel.co.jp/osaka/event/imperial-jazz-2025-osaka


Text /トラベルアクティビスト真里

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世界中、好奇心を刺激する国々を駆け巡るトラベルアクティビスト。外資系金融機関に勤務の後、1年の3分の1は旅をする生活へ。ジョージア、バルト3国はじめ訪れた国は50カ国以上。日本中も巡り、行った先で出会った人、風景、食etc. 旅の醍醐味をレポートします。

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