Next Trip : 他じゃできない”ご当地体験”を旅で味わう「手業(てわざ)のひととき」

「王道なのに、新しい。」をコンセプトにする星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」。いい湯とお料理、おもてなしやその土地らしい”ご当地部屋”などを王道とすれば、ご当地の魅力に出会える”ご当地楽”は、新しい温泉旅館での楽しみ。さらに地域の文化を深く味わえるのが「手業(てわざ)のひととき」。

全国22施設ある星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」。その地域の文化を継承する職人や作家、生産者の人々と連携して、宿泊者がその希少な技を間近で見て、体験することができるご当地文化体験「手業のひととき」を提供しています。

たとえば、栃木県鬼怒川温泉の「界 鬼怒川」が開催するのは「200年の歴史を継ぐ『黒羽藍染(くろばねあいぞめ)』の若手職人による工房ツアー」。まず、栃木県伝統工芸品「黒羽藍染」の技を今に伝える若手職人・小沼 雄大氏の案内のもと、工房を見学します。さらに、デザインから型紙制作、染め上げまでの全工程を担う職人技や使い込まれた道具、200年前から引き継がれてきた藍がめを見ることができます。これだけでも普通ではできない体験ですが、筆や刷毛で柄を描く創作染めの体験も含まれています。


1804年創業の「黒羽藍染紺屋」の八代目、小沼 雄大氏
藍甕に布を浸けて上げ下げして染めていくのは重労働

小沼氏は、江戸時代からの黒羽藍染技術と地中に埋め込まれた藍甕(あいがめ)を引き継ぐただ一人の職人。修業時代の話を聞いたり、細かく大変な作業を目の前で見れる機会は「手業のひととき」ならでは。
1名11,000円(税込、宿泊費別)

青森県・大鰐温泉の「界 津軽」では、プロの三味線奏者が津軽三味線のルーツや力強い音が生み出される理由を楽器の解説と奏法などから解説。実際に津軽三味線を借りて「津軽じょんから節」など曲の演奏に挑戦できる「津軽三味線の達人技に触れる体験」を提供。「ベベーン」という音を鳴らせただけでもかなり感激します。1名10,000円(税込、宿泊費別)

ご当地楽として毎晩、無料で津軽三味線の生演奏を披露

ばちで叩くように演奏するのが津軽三味線の特徴

こんな風に他ではできない体験ばかりで、この「手業のひととき」をいろいろ体験するために「界」を巡りたくなるほど。1人5,000円~(税込、宿泊費別)ですが、。内容・料金ともに施設によって異なります。また事前に宿泊予約が必要です。

全国、どこでどんな「手業のひととき」があるかは下記のウェブサイトにまとめられています。宿泊先での深い楽しみ方の一つですが、逆に「手業のひととき」を体験してみたいから泊まりに行くというのもあり。そのユニークな内容をサイトでチェックしてみてください。


手業のひととき

https://hoshinoresorts.com/jp/sp/tewaza/

Text /W LIFE編集部

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