2018年 旅のキーワード 旅でWな生き方探しへ

「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也」と、旅に生きた松尾芭蕉の『おくのほそ道』の冒頭はあまりにも有名ですが、旅で出会う人、絶景、経験が人生の流れを変える大きなインパクトを持つことがありますよね。2018年もそんな素敵な旅と出会えますように!

未知への旅は、もちろんですが、身近な場所や何度か訪れたところへの旅でも、見方や旅の方法を変えれば、また新しい出会いがあるはず。そんな新しい旅のキーワードをピックアップしてみました。

●キーワ―ド①「島旅」:足を伸ばして島旅に出てみては?日本人出国者数No1の韓国。私もソウルは何度か訪れていても済州島はまだ未達。人気の旅先ハワイもオアフ島以外にマウイ島、カウアイ島、ハワイ島など、個性がそれぞれ違います。さらに、一島一リゾートという国モルジブやインドネシア、フィリピンなどが島の多い国として知られています。日本も無人島を入れると6,000を超える島のある国。東京からも伊豆七島や小笠原諸島など島旅が可能ですし、全国に島はいっぱい。独自の風土を味わうのにお祭りの時期を狙っていくのもいいですね。

 

●キーワード②「ネイチャー」:自然と触れる旅がグランピングの流行と共に注目されています。キャンピングをしたことがない人も、準備や技術なしに自然の中でステイできるグランピング施設が国内でもぐんと増えました。さらにおすすめは、ネイチャーガイドツアー。その地の自然を熟知しているガイドに植物や動物のことなどを教えてもらいながら歩くと、自然への見方が変わります。海外で、ネイチャーガイドのいるような国立公園が都会の近くにあるところも意外と多いもの。オーストラリアのシドニーやゴールドコースト、北米やカナダも車で1〜2時間でネイチャーガイドのいるような国立公園や州立公園が数えきれないぐらいあります。私的絶景ネイチャーのおすすめは、北米のユタ州。

●キーワード③「やっぱり美と健康」アーユルヴェーダの本場スリランカ(直行便もあり)、スパ天国のタイなどで宿泊とスパの組み合わせで、集中的に美と健康に取り組んでみては?食事も含めて、今までの生活改善が図れるプログラムも。国内でも、草津の「ホテル クアビオ」や信州の「穂高養生園」などファスティング(断食)や健康プログラムに取り組めるリゾートがあります。

●キーワード④「大人の学び旅」。最近、私の周りで、とみに見かける”大人の留学”。W LIFE トレンド「大人留学で人生チェンジ」でも触れたのですが、短期の語学留学に行きやすいのは、値段の安さとリゾートも楽しめるフィリピンのセブ。もう少し年齢が上の方に人気急上昇は、マルタ島。地中海で英語(公用語は英語とマルタ語)、イタリアにも寄れる、意外と高過ぎない等の理由。治安のよさでオーストラリアやカナダも人気です。

●キーワード⑤「夢のホテルへ」海外にも国内にも、一度は泊まってみたいという憧れのホテル。宿泊費も高いかもしれませんが、ただ泊まるのではなく体験にお金を払っていると思って、宿泊を目的にする旅も有りだと思います。私が泊まってみたいのは、尾道の客船ホテル「guntû(ガンツウ)」、遠いけど志摩のアマネムやニセコの忘坐林など国内だけでもいっぱいあります。また、普通ではできない体験を提供してくれる宿泊施設も。星野リゾートのトップブランド「星のや京都」では2018年2月10日(土)から28日(水)まで芸舞妓と楽しむ女子会「花街サロン」を開催しています。舞妓さんとふだんの会話が出来るという、これはおすすめです。

text /小野アムスデン道子

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