これぞ旅:アマンお一人旅 3日間で変わった私①

世界中に熱狂的ファンを持つアマンリゾート。素晴らしいファシリティとスタッフのホスピタリティでリピーターが多いことで知られています。東京・大手町のアマン東京は、その雰囲気やサービスを味わいにランチやアフタヌーンティーに訪れる人でいっぱい。

かくいう私もアマンファンの一人。2月がベストシーズンというフィリピンで、アマンリゾート「アマンプロAmanpulo」に一人で3泊滞在。お一人ゲストも満足させるそのサービスと3日間で自分が変わったというアマン・バケーションをレポートします。

羽田空港を出発して4時間あまりでマニラに到着。世界中をいろいろ旅しているのに、実はフィリピンは初めての私。少し不安な気持ちで出口を出ると、「Amanpulo」と書いたボードを掲げ優しい笑顔で立つ男性スタッフがすぐに見つかり、緊張感が一気にほぐれました。BMWの専用車に案内され、空港内の小型機発着ターミナルに移動します。ホスピタリティとラグジュアリー…さっそくアマンの世界が始まり、ワクワク。

そしてアマン専用ラウンジへ。冷たいハーブティーや温かいパイ類のサービスがあるので、1時間ほどの待ち時間はあっという間に過ぎました。小型プロペラ機に乗り約1時間、パマリカン島に到着です。7000もの島を持つフィリピン。多くのリゾートがありますが、一つの島に1リゾートというのは少ないそう。この細長いフランスパンの形のような島にはアマンリゾートがあるだけ。島内にはアマンの滞在客とスタッフしかいません。

島に着くと、暖かな風が身体を包み、「南国へ来たのだな」と実感します。小型機のステップの下にはレッドカーペット。支配人やスタッフ総出のお出迎えに、エクスクルーシブな気分で島に降り立ちました。首にかけてくれたジャスミンの香りとスタッフの笑顔に癒されます。

 

宿泊用コテージは、ジャングルが見えるツリートップカシータや高台から海を見下ろすヒルサイドカシータなど、いくつか種類がありますが、私はすぐにビーチに出られるビーチカシータを予約。

68㎡もあるので、1人には広すぎる大きさです。キングサイズのベッド、テーブルとソファ。バスルームも部屋の半分くらいの大きさで、シャワールームとは別に大きなバスタブがあります。クローゼットには籐で編んだハットとバッグがあり、滞在中に使って、チェックアウト時には持ち帰ってOK。いい記念になりそうです。

テラスから外に出ると、お昼寝にぴったりのデイソファとハンモック、10メートルほどジャングルを抜けると、もう真っ青なビーチです!隣のコテージとは距離があるので、プライベート感満点。

ここアマンプロは日本人客も多いそうで、日本人スタッフが1名常駐しているので、なにかと安心。徒歩で回るには少々大きすぎるパマリカン島。島内の移動には1コテージに1台電動カートが用意されて、自分で運転して移動します。さっそくスタッフと電動カートに乗り込んで島内を一周。3つのレストラン、スパ、シュノーケリングセット等のレンタル場所等などを案内してもらいました。最初に言われたのは「コモドオオトカゲぐらいの、大きなトカゲがいますよ!でもおとなしいので、心配ないです」。そんなに大きなトカゲがいるのかしら思っていると…いました!1.5メートル以上もある大きなトカゲがのんびり道を横切っています。

1日2回、90分間ほどの無料のシュノーケリングツアーがあると聞き、さっそく参加。フィンとマスクもレンタル無料。ちゃんとライフジャケットも着けるので泳げなくても大丈夫。さっそく海に飛び込むと、大小さまざま色とりどりの魚がいっぱい!サンゴも、ボールのように丸かったり、枝のようになっていたりと、種類も豊富です。たくさんの魚に囲まれながら泳いでいると、海底でじっとしているアオウミガメを発見!体長80センチ以上はあるでしょうか。こんな大きなカメに簡単に出会えるなんて、感動ものです。陸には大トカゲ、海にはウミガメ。アマンプロは陸も海も、手付かずの自然を楽しんでいる間に時が過ぎるのでした。

次回は、スパや食事、そしてアマンのお陰で私に起きたある変化についてお伝えしたいと思います。

Text/トラベルアクティビスト真里

世界中、好奇心を刺激する国々を駆け巡るトラベルアクディビスト。外資系金融機関に勤務の後、1年の3分の1は旅をする生活へ。ジョージア、バルト3国はじめ訪れた国は50カ国以上。日本中も巡り、行った先で出会った人、風景、食etc. 旅の醍醐味をレポートします。

 

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