これぞ旅:アマンお一人旅、3日間で変わった私②

素晴らしいファシリティとスタッフのホスピタリティで、訪れた人をファンにしてしまうラグジュアリーリゾート、アマン。自身もアマンのファンだと認めるトラベルアクティビスト真里さんが初フィリピンで泊まったのは「アマンプロAmanpulo」。マニラから小型プロペラ機で約1時間のパマリカン島にあるのはアマンプロだけ。3日間お一人様滞在で感じた自身の変化とは…。

リゾートに一人ゆっくり滞在しているなら、スパでのマッサージは外せません。スパはジャングルを抜けた小高い丘にあります。ジム、ヨガスタジオ、そしてトリートメントルームがあります。大きな窓からジャングルを見下ろすように建物が建てられているので、空中に浮いているように感じられます。アロマオイルを使っての60分間のマッサージをお願いしました。「エネルギー」「リラックス」「若返り」「調和」の4種類のオリジナルブレンドオイルから一つを選び、しばし至福の時。

滞在中は、毎朝スタジオで無料で行われるヨガクラスやピラティスに参加していました。日本にいる時は“朝ヨガクラス”に行くような私ではないのですが、リゾートでひたすら自分のためだけに時間を使おうと決めた今回の滞在。美しい自然に囲まれていると、不思議と自分の心や身体と向き合おうという気持ちになります。私の滞在中はヨガ・ピラティスレッスンには参加者が少なかったようで、インストラクターとマンツーマン。パーソナルレッスン状態で得した感じです。

 

レストランは、フィリピン料理・スペイン料理・日本食。ちょうど3泊でしたので、一ヶ所ずつディナーを頂きました。特においしかったのはスペイン料理。鶏肉のグリルを頂きました。フィリピンでは16世紀から330年続いたスペイン植民地時代。スペイン料理のレストランがあって、おいしいということは、スペイン植民地時代の影響が食文化にいまだに残っているのだなと感じました。レストランではギターやハープの演奏が連日あり、素敵なムードの中でお食事ができました。一人だと手持ち無沙汰?いいえ、むしろ自分のペースでゆっくりお食事をしたりワインを楽しんだり、スタッフがさりげなく声をかけてくれて少しおしゃべりをしたりするので、とてもリラックスできました。

 

リゾートの沖合には比較的大きな島があり、地元の方や、アマンリゾートで働くスタッフの寮があるそうです。開業25年を迎えたリゾートには2世代で働くスタッフもいるとのこと。アットホームなリゾートの雰囲気は、そうやって作られているのかもしれませんね。

たった3日間の滞在でしたが、「変わった」と気づいたことが。それは、笑顔が自然にでるようになったこと。そして笑い方が上手になったこと。島内をカートで移動している時、スタッフとすれ違うと、みんなとても素敵な笑顔で手を振ってくれます。それに返しているうちに、自分の笑顔の口角の上がり具合がぐっとアップしたようです。日本での忙しい日々では、眉間にシワを寄せてスマホやPCを覗き込んだりしていたのかもと反省。一人で過ごすリゾートでの休日は、「自分のためだけにどんなふうに過ごそうか」とそれだけしか考えなくていい、素晴らしい時間でした。

Text/トラベルアクティビスト 真里  

世界中、好奇心を刺激する国々を駆け巡るトラベルアクディビスト。外資系金融機関に勤務の後、1年の3分の1は旅をする生活へ。ジョージア、バルト3国はじめ訪れた国は50カ国以上。日本中も巡り、行った先で出会った人、風景、食etc. 旅の醍醐味をレポートします。

 

 

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