活動量計で運動不足におさらば

運動をするなら、効果的で励みになるやり方がいいですね。セラピストでMBTショップオーナーの山田幸代さんが腕時計型の活動量計の使い方を教えてくれました。

 

スマートフォンに次いで、じわじわ愛用者が増えているウェアラブルデバイス

中でも、心拍数計測、活動記録、睡眠のトラッキングなどが出来る腕時計型の活動量計は、手ごろな値段でたくさんの種類が発売されています。

シンプルな機能の活動量計は3,000円前後のものもあります。GPS付きになると1万円台、2万円台からといった具合です。ウォーキングやランニングを日課にする人は、ぜひGPS付きモデルを手に入れたいところ。

「操作が難しそう」「充電が面倒・・・」と二の足を踏んでいた私も、いざ使い始めたら、あまりの便利さに手放せなくなりました。おかげで生活リズムが大幅に改善しました。

私の場合は、

①心拍数を測る

②ランニングの走行距離とタイムを知る

③睡眠のトラッキング

が主な目的でした。

 

データはスマートフォンのアプリに転送して見られます。
使い始めてわかったことがいくつか。

・ランニング時に心拍数が上がり過ぎていた。(どうりで苦しいはず)

・苦しいので20分くらいで走るのをやめていた。

・走っていて身体が軽いと感じる夜の時間帯のほうが、やはり心拍数が極端に上がらない。走るペースもやや速め。

・深い眠りの割合が少なく、連続性もない。(実際、40歳過ぎてから眠りが浅くよく夢を見て、すっきり起きられないのが悩みでした)

身体の感覚で感じていたことを、細かな数値で確認することができ、「やっぱりね!」と納得することばかりです。

いっぽう、近年健康増進のために推奨されている有酸素運動時の心拍数目安があります。

◎脂肪燃焼には、最大心拍数*の60~70%での運動

◎持久力アップには、最大心拍数*の70~80%での運動

*最大心拍数は220-年齢で算出します。

 

上記の心拍数レベルを保って30分以上の有酸素運動を週3~4回行なう習慣をつけると、脳が活性化され、肉体も精神も若々しくいられるとのこと。朝の運動がより効果的なのだそう。

参考図書:『脳を鍛えるには運動しかない!』(ジョン J. レイティ/NHK出版)

 

さっそく私も、苦手な朝の時間帯にランニングをするようにして、最大心拍数の70%前後になるゆっくりペースで30~45分走ってみることにしました。

すると、運動後の爽快感が格段に上がりました。

疲れがまったく残らず、日中ずっと頭が冴えている感じです。夜になると自然に眠くなります。

爽快感欲しさに、運動の頻度が週1~2回→週4~6日になる好循環!

結果、睡眠中に夢をみて疲れることがほとんどなくなりました。まだ深い眠りの連続性は上がりませんが、毎朝「今日の眠りはどんなだったかな~♪」と確認するのが楽しみになっています。

 

活動量計を数年にわたり使用するある人は、「仕事のストレスが重なる時期は、心拍数がわずかに高くなる」と言っていました。興味深いです。

運動は苦手という方でも、こうして身体のリズムや活動記録が「見える化」するとやる気になりますよね。

ダイエットや運動不足解消に一役も二役も買ってくれるガジェットです。

文/山田幸代 

セラピスト・ショップオーナー。20歳よりセラピストとして働き、体内・外の健康と美容に関わる。2006年渋谷区に恵比寿コア http://coregallery.jp をオープン。「一生自分の足で歩くために!」をテーマに、生理学に基づいたフットウェア【MBT】の販売をメインに、足からの健康を提案している。好きな言葉は「審美眼」。

 

 

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