美髪で印象を変えよう ブラシの使い分けで髪が見違える! 

髪のうねりやらクセが気になる…そんな世代が悩む……。

クシやブラシって色々種類があるけど、どれが良いの?」、「ブラシ を変えると 使いやすさや仕上がりが違ったのはなぜ?」、「どのブラシを選んだらいいの?」そんな疑問に、美容室向けヘア化粧品で日本最大手の株式会社ミルボンが行ったブラシ調査とブラシの使い方をご紹介します。

ブラシの使用感や仕上がりに大きく影響を与えるテンションとは】

ブラシの種類によって、使いやすさや仕上がりが違ってくるのはなぜでしょうか。 髪にブラシを通すと、髪は整髪されながらテンション(引っ張られる力)がかかります。髪にかかるテンショ ンは、ブラシの素材よりも形状による違いによる差のほうが大きく、粗い歯や毛より細かい歯や、毛の多い ブラシの方がかかるテンションが高い傾向にあります。使うブラシの種類によって使いやすさや仕上がりが 変わるのは、このテンションのかかり方が違うためと考えられます。

ブラシの良し悪しはその種類や素材だけで決まるわけではありません。 ブラシにかかるテンションがかかったほうが良いケースもあればそうでないケースもあり、クシ・ブラシの 「形状(毛やピンの密度・太さ)」や「使用するシーンや用途」に合わせて選ぶことが大切です。それぞれのブ ラシの特徴や、選ぶポイントをご紹介いたします。

濡れた髪をとかす『ジャンボコーム』

濡れた髪は弱くなっており、無理にとかすと髪のダメージにつながります。 ジャンボコームは歯が太く粗いためテンションがかかりにくく、濡れた髪 をやさしくとかせます。お風呂場でトリートメントをつけた後にクシを使 うと、トリートメントが髪一本一本に均一について、手触りがアップしま す。また、お風呂上りのタオルドライ後に使うと、ドライ中は指通りが良 くなって乾かしやすくなります。 洗い流さないトリートメントをつける前や、つけた後にクシを通すのもお すすめです。トリートメントが均一につくため、まとまりやツヤがぐっと 良くなります。

スタイルを崩さずとかせる『スケルトンブラシ』

ブラシの目がたいへん粗いブラシで、骸骨(スケルトン)に似ていること からスケルトンブラシと呼びます。 クシを通した時にテンションがかかりにくいため、からまりやすい毛量の 多い方や細い髪の方におすすめです。 またブラシのピンが細いので、パーマやコテ巻き、カーラーなどで作った カール感を崩さずに毛流れを整えたいときに、スタイルを崩さずとかすこ とができます。

空気のクッションで髪と地肌にやさしい『パドルブラシ』


カヌーのパドルに似ていることから、パドルブラシと呼ばれています。 ブラシの根元に空気が出入りする穴をあけてクッション性を高めており、髪 と地肌の負担を減らしながらとかすことができます。 ブラシのピンの先端が丸くクッション性も高いので、地肌にあてると心地よ い刺激を与えます。 ピンの間隔が広くクシが通りやすいため、からまりやすい方やブラッシング 時の抜け毛が気になる方にもおすすめです。

カールからストレートまでブラシブローならお任せ 『ロールブラシ』

ロール状にブラシがついおり、毛先にふんわりしたカールやくせ毛を伸ば してストレートにしたい方におすすめです。9割程度乾いた状態の髪をブラ シに巻き込み、ドライヤーをあてながらとかします。この技術をブラシブ ローと言います。ロールブラシは毛が多いタイプが多く、髪をからめ取っ てテンションをかかりやすくしています。髪が短くカールを出したい方は 細いロールブラシ、髪が長くストレートにしたい方は太いロールブラシが おすすめです。使いこなすのは少し難しいですが、カールからストレート まで自在に作れるブラシです。

普段のブラッシングからブラシブローまで幅広く使える 『ハーフブラシ』

片側だけピンがついており、美容室ではデンマン社製のブラシがよく使わ れることからデンマンブラシと呼ばれることもあります。ブラッシングで 用いる場合、ピンが太く、力をいれやすいため、根元のボリュームを調整 したい人におすすめです。 ブラシブローで用いる場合、髪を通したブラシを返しながらとかすことで ブローしやすい適度なテンションがかかります。ハーフブラシはロールブ ラシにくらべるとカールやストレートを作る力は弱いですが、普段のブ ラッシングからブラシブローまで幅広く使える万能ブラシです。

やさしくとかす『クッションブラシ』

毛をしきつめたタイプ
ピンをまばらに使ったタイプ

ブラシの根元にクッション性をもたせたブラシで、a髪や地肌にかかるテンションをクッションが逃がしてくれるため、髪をやさしくとかしたい人におすすめです。毛をしきつめたタイプ(写真左)は、髪全体をとかすというよりも髪の表面をととのええてツヤを出したいときに使います。他にもアップスタイルやまとめ髪の際に、髪をまとめてツヤをだしたり、髪についたホコリやフケをとったりするときにも活躍します。ピンをまばらに使ったタイプ(写真右)は、ピンの先端が丸いものが多く、ソフトな使い心地で、髪を地肌からしっかりやさしくとかすことができます。

静電気をおさえながらとかせる『獣毛ぶらし(猪毛・豚毛)』

猪毛
豚毛

獣毛ブラシ(猪毛・豚毛)は、ナイロン製にくらべると水 に弱いですが静電気がおきにくいのが特長です。 獣毛は、クッションブラシやロールブラシにも使われてい ます。獣毛ブラシは毛の密度が高いものが多く、髪全体を とかすよりも髪の表面をまとめてツヤをだしたい方におす すめです。獣毛を用いたロールブラシは、髪をしっかりま きこむためテンションがかかりやすいです。同じ獣毛でも 猪毛は硬くしっかりとかすことができ、豚毛はやわらかく 髪をいたわりながらとかすことができます。

取材協力・画像提供/株式会社ミルボン http://www.milbon.co.jp

 

 

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