日本初の外資系ホテルが100周年 エグゼクティブフロア・リニューアルを拝見

東京オリンピックの前年、1963年に本格的な外資系ホテルとして初めて日本に上陸したヒルトン。50年以上、日本の発展を見続けています。ヒルトン東京 「エグゼクティブフロア」の4月27日リニューアルオープンに先駆けて、プレスプレビューの様子を重南セレーナゆうこさんがレポートしてくれました。

 

和の要素をふんだんに取り入れたデザインテーマは「ジャパニーズモダン」。3つのゾーンに分かれたフロアに一歩足を踏み入れると、自然と期待が高まってきます。

Skyscrape(スカイ)ゾーンで都会の喧騒、高層ビル群を眼下に眺めながら、チェックイン。エグゼクティブルームとスイートルームの宿泊者、ヒルトンオナーズのダイヤモンドメンバーであれば無償で利用できるラウンジは、刻々と表情を変えていく風景を窓の外に眺めながら、朝食〜アフタヌーンティー〜カクテルタイムを楽しむことが出来ます。絞りたてのオレンジジュースやワインをサーバーで自由にいただけるのも魅力的。

 

新宿中央公園側 Nature & Park (パーク)ゾーン。木漏れ日が注ぐようなデザインの壁、明るく自然な色彩は心に安らぎを運んでくれます。テーブル席のラウンジはご家族連れにも利用しやすく、四季折々の新宿中央公園の樹々が眼下に望め、天気のよい日には富士山を見渡すことも出来ます。

新しく設えられた Living (リビング)ゾーンはビュッフェカウンターが併設されている46席ある広々とした空間。かつて芸術家や文豪が集った新宿に想いを馳せたタイプライターや蓄音機、アンティーク調家具も置かれています。セミプライベートルームもあり、ビジネスミーティングなどに幅広い利用が出来そうです。新旧の文化を取り入れたモダンなスタイル。

そして、エグゼクティブルームとスイートもリニューアルされました。開業当事から継承されている障子、襖。そして、竿縁天井をほうふつとさせる天井や市松模様風の壁などまさにジャパニーズモダン。

エグゼクティブフロアを回った後は、2階ダイニングフロア「TSUNOHAZU」へ。漢字で「角筈」と書き、ヒルトン東京のある西新宿一帯を含めた新宿の古い町の名前がつけられています。

今年でオープン5周年、面積2171㎡、総座席数532席ならではの開放的なフロアに、3つのレストランと バー、そしてパティスリーカウンターがあって、一流レストランのお料理をフードコート感覚で行き来して楽しむことが可能、斬新で贅沢過ぎる空間です。季節の最新メニューを一部ご紹介。

日本料理「十二颯」テーブルジェニック手巻きすし
グリルレストラン「メトロポリタングリル」酒・糀トマホーク、アスパラガスメニュー

「快適な宿泊所を超える場所を作りたい」と夢見たコンラッド・ヒルトンが創業したホテル「ヒルトン」は、2019年5月31日に創業100周年を迎えます。実は、今や世界中で愛されているブラウニーエッグベネディクト、サウザンアイランドドレッシングマティーニなどは、ヒルトンが生み出したものと言われています。

久しぶりにヒルトン東京を訪れ、【マーブルラウンジ】で妹とケーキブッフェを楽しんだこと、【セント・ジョージ バー】に両親と行ったこと、また留学時代に日本から訪ねてくれた友人が宿泊したボストンのヒルトン、エジプト旅行でカイロ ラムセス ヒルトンに宿泊し安心して眠った夜など懐かしく思い出しました。創業100周年を記念した特別なプランも用意されているようで、私は母を誘ってエグゼクティブフロアに出かけ、ホテルライフを楽しみたくなりました。

ヒルトン東京

住所:東京都新宿区西新宿6-6-2 TEL:03-3344-5111

https://www.hiltontokyo.jp/

Text/重南セレーナゆうこ

玉川学園女子短期大学卒。ボストン大学留学。レコード会社に勤める傍らモデルとしてJunko Shimada のショー等で活躍。現在はピアノラウンジ、コンサートのマネジメント、自身もカンツォーネ、ラテン、タンゴを歌う。最近はアルゼンチンタンゴ・ダンスに魅了され「明るく楽しく前向きに」をモットーに毎日を送る。

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