都営荒川線とJR山手線が交差する大塚駅。メインの通りから1本入るとレトロな風情で料亭やバーが並びます。昔の花柳界の名残りを残す大塚の「ならでは」をゲストに楽しんでもらうためにスタッフ自身が町を歩き回って探索をしているホテルがあります。そんな「OMO5 東京大塚」を訪ねてお話を聞きました。(画像上:左はなんと3児のママでもある総支配人の磯川涼子さん、右はOMOレンジャーGREENの安藤大介さん)
星野リゾートが展開する4つ目のブランド「OMO」が提供するのは「部屋」ではなく「旅」しかもそれが都市にあるのです。この大塚の街も、東京や日暮里を通じて成田へのアクセスもよい都心にありながら、駅前にバッティングセンター、レトロな都電とユニーク。
ゲストに街探訪をしてもらおうというサービス「Go-KINJO」は、OMOの特徴の一つ。5色のOMOレンジャーはそれぞれに得意分野があり、体験したのはOMOレッド「はしご酒(大塚でせんベロ)ツアー」の案内です(2時間で1,000円、飲食費は別、一人から参加可)。この日はなかなか一見で行きにくい花街の感じの残る三業地にある料亭やバーへ。おひとりさまでもお相手してもらえるのが嬉しい。
泊りは、コンセプトが「櫓」という天井高2.9mで屋根裏に寝る感じが楽しい部屋。ヒノキや畳みなど和素材を使いながらポップな内装。お風呂は浴槽が深くてゆったり浸かれるのもいい感じ。
楽し過ぎた昨夜のせんベロ。総支配人磯川さんは「6名で着任して、はじめは図書館で歴史を調べたり、気になる店に入ったり。100軒以上は回りました。仲良くなったお店の方におすすめを紹介したいただくという人の繋がりでできたGo-KINJOでもあります」と言います。
お話を聞いた「OMOベース」と言われるスペースは、広々としたロビーラウンジやOMOカフェが宿泊ゲストだけではなくウォークインでも使えます。WiFiや電源もあり、都市観光の拠点にもなるとのこと。ご近所MAPを見てあれこれ観光の作戦会議も。
OMOカフェでは、80年の歴史を持つ千成もなかさんとフルーツすぎさんと共にプロデュースしたご近所コラボスイーツも。サクッと香ばしい千成もなかの中に旬のさくらんぼ、ディプロマットクリーム(生クリーム&カスタードクリーム)、あん、ピーナッツが入って、口の中が宝石箱的ハーモニー!
泊まって、遊んで、寄って、街の魅力が集まる場所。今、考えているのは「毎週金曜日に昭和レトロな音楽を聞きながらスナックのようにここでローカルの人と一緒に楽しめる下町DJナイトを催したいと思います」と磯川さん。
元気いっぱいのスタッフの皆さんとまだまだこれから進化しそうな「星野リゾート OMO5 東京大塚」でした。
星野リゾート OMO5 東京大塚
住所:〒170-0004 東京都豊島区北大塚2丁目26−1
電話:0570-073-022(OMO予約センター)
https://omo-hotels.com/otsuka/
Text /W LIFE編集部