【STORY】シリコンバレーツアーで弾み 夢は関西と海外のキャタリスト(触媒者)

40+から自分のやりたいことで起業している人は、目的とそれに向けてのパッションがとてもはっきりしています。関西で”マーケティング&PR”を専門に手がける「MiLIFE (ミライフ)」代表の西山裕子さんは、まさにそんな一人。この夏、クライアントを連れての米国カリフォルニア州シリコンバレーを訪ね、刺激とさらに未来に向けての示唆を得たという西山さんに、仕事をはじめたきっかけやシリコンバレーツアーのこと、未来への思いを伺いました。

西山さんは、P&Gのマーケティング部で商品開発・調査、プロモーション等のマーケティングを担当後、パンパース担当時代の上司に誘われ、2000年にITベンチャーの立ち上げに参加。

子どもさんが中学・高校に入り時間もできた40代半ば、かねてから憧れていた同志社大学のビジネススクールに入学しMBA(経営学修士号)を取得。在学中に出会った起業家や経営幹部の学友に刺激され、思い切って会社員を辞めて起業をしました。紆余曲折を経て、現在は企業向けにマーケティングやPR支援を行う「MiLIFE」を運営しています。同時に関西広報100研究会の代表やNPO法人生態会の事務局長も務めています。

広報に関するセミナー開催

関西の企業活動はなかなか全国レベルで認識されていないことが多く、起業にあったっての環境もまだまだと感じていた西山さん。「生態会」は、日本オラクルの初代代表を務めベンチャーキャピタルとして日米のスタートアップ200社以上に投資しているアレン・マイナー氏が理事長のNPO法人。「関西で起業のエコシステム=生態系を作ること」をミッションにし「関西にベンチャー投資200億円のコミュニティを創る」ことを目標に掲げています。

成功した先輩起業家をお呼びし、大学生ボランティアと一緒に毎月イベントを開催

アレン氏のアメリカでの住まいでもあるシリコンバレーでイノベーションの先端に触れて、未来に繋がるきっかけをつかみたいという思いがつのり、生態会の新しい試みとして、関西のスタートアップの海外進出を支援するシリコンバレーツアーを企画することに。

そのためには、単なる見学で終るのではなく現地IT企業の担当者と直に会って話をしなくてはなりません。ツアーの内容を決めるのも集客もかなりたいへんだったそう。敏速なソフトウェア開発であるアジャイル開発を手がける「アジャイルウェア」とシステム開発・ウェブ制作の受託開発を行う「マイスター・ギルド」2社の参加が決定。いずれも海外進出を目指す、関西気鋭のスタートアップ企業。

あらゆるルートをたどり、コネクションを総動員して、アポを取ったという西山さん。訪問した12件の中にはグーグルやセールスフォースというそうそうたる大企業も。

右からツアー参加のマイスター・ギルド見取英明氏・
アジャイルウェア川端光義氏。お二人とも創業者社長。
Googleのエンジニアの方と
各階に、リラックスできるスペースがあるGoogleサンフランシスコオフィス
走りながら仕事?

「シリコンバレーで感じたことは?学んだことは?」という問いに西山さんは答えて「まず、仕事のしやすい環境や福利厚生の充実度が高い。医者の次にエンジニアが尊敬されているシリコンバレーでは、よい人材はよりよい場所を常に求めているということがあると思う」「シリコンバレーで聞いた日本人評。コミュニティに入っていく力が弱く、日本人で固まりがち(韓国人インド人などはアグレッシブに現地コミュニティに入っていく)、なかなかことが決まらずスピードが遅い」「日本のよいところは、緻密さと問題解決にかける情熱。なので、一緒に仕事をするのに信頼が置ける」など。

サンフランシスコ一高いセールスフォースタワー。付近にはセールスフォースのビルのビルが3つあり
セールスフォースのオフィス61階から、
サンフランシスコの市内と海を一望

ツアーに参加した2社は、自らが起業して会社を成長させた社長の参加でもあり、目的が明確でした。自社のソフトを海外に広げたい、開発業務を受注したいなど、具体的な要望を伝えた結果の面談で、次へのアクションにつながったそう。

Splice Machineにて、マイスター・ギルドが大阪大学と開発中の、
Mixed Realityを披露
Gigsterにて、連携の可能性や、海外展開で重要な点などを話し合い

日本に戻って、早速、今回のシリコンバレー報告会を2019年8月22日(木)に開催予定の西山さん。https://silicon-valley-tour-report.peatix.com/

夢は「関西と海外のキャタリスト(触媒者)となって、独自性のある企業が日本全国に海外に羽ばたくのを応援したいんです」と語ってくれました。シリコンバレーツアー報告会には、なんと大阪府の後援が決まり、夢の実現に一歩、弾みがついたようでした。

MiLIFE https://milife1.jp/

Text /W LIFE 編集部

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