遂に京都に開業 世界を魅了するリゾートオーナーが望んだあの場所へ

2019年11月に開業したばかり、「アマン京都」に宿泊してきました!

京都駅から車で30分強、京都の中でも少し落ち着いた洛北エリアにアマンはあります。金閣寺からさらに車で数分北西に進んで、到着です。もともとこの場所は、西陣織で財を成した方が庭園付きの美術館を創設しようと整備していたのだとか。そして、まだ日本にはアマン東京も伊勢志摩のアマネムもなかった20年前、アマンの建築デザイナーであるケリー・ヒルがこの土地を見て、「ここにアマンを!」と着想を得たそう。その後、土地の所有者も代替わりを2回、またホテル開業のためには京都市の条例の変更が必要であったりと多くの問題を解決して、やっとアマン京都の開業に至ったとのこと。

到着してまず驚くのは、2メートル近くあると思われる大きな石が両側にある木製の重厚な門。1メートル以上ある石が敷かれている敷石や石垣の立派さに驚かされます。まるで遺跡のようです。このような大きな石は、今時では手に入らないのではないでしょうか。私が滞在した時は11月下旬の、ちょうど紅葉のベストタイミング。赤や黄色に色づく広葉樹や背の高さが揃った美しい杉並木。一目で、この庭が長い時間をかけて作られたことがわかります。

到着するとまずはアライバルパビリオンへ。

そこでひと息ついてから、お部屋へご案内頂きました。お部屋は60平米の「楓」を選びました。2階にあるので、窓からは山の木々がよく見えて、ゆっくりできます。

ベッドも寝心地いい。特筆すべきは、大きな檜風呂。大の字になれるくらい大きいです‼ 。バスルームには床暖房も入っていて、温かい。アメニティは、アマネムでも使っているアマン・オリジナルのもの。歯ブラシと歯磨き粉は、イタリアのMARVIS。私はイタリアに行った時には必ず買って帰るくらい愛用しているブランドなので、嬉しかったです!

アマンリゾート滞在時には外せない、SPAでのトリートメントも事前予約しておきました。今回は90分のジャパニーズ ゴールド・リーフ フェイシャルを体験。お顔のディープクレンジングの後には、美容効果の高い金箔のパックが ‼ドイツからのドクターズコスメの効果と相まって、お肌ふっくら。顔だけでなく、首・肩・デコルテのマッサージも付き、トリートメント後には、目がパッチリ、すっきりしました。

SPA棟には、温泉の内風呂と露天風呂もあるので、SPA利用時以外にも何度も来てしまいました。

お楽しみのディナー。宿泊プランには、夕食なしのものもありますが、市内中心部から少し離れているので、ディナー付きのプランで滞在するのがいいのかも。シェフはイタリアン出身だそうで、洋風のお食事です。金目鯛のカルパッチョ・ビーツのサラダ・近江牛のステーキなど、京都近郊の食材を多用した大変美味しいお食事でした‼

朝食は、和食かアメリカンブレックファーストを選べます。もちろん和食をチョイス。京都市内の生産者からの食材が中心です。お釜で炊いたご飯があまりにも美味しくて、おかわりしてしまいました。

ダイニングがある建物は、ザ リビングパビリオン by アマンと呼ばれていて、部屋の中心には囲炉裏のように暖炉があり、温かみがあっていい感じでした。朝食・夕食時のみならず、アフタヌーンティーやバータイムにも利用できるとのこと。

チェックアウトまでの時間は、敷地内を散歩して過ごしました。少しアップダウンがある敷地内を一回りすると朝食後のいい運動に。美しく組まれた苔むした石垣を見ていると、多くの人の手で整えられてきたことがわかります。

水が湧き出して井戸になっているところもいくつもあり、自然の恵みと、何か神聖な物を感じました。とても気に入ったので、実は2回目の滞在の予約をすでに入れています!!

アマン京都 https://www.aman.com/

Text/トラベルアクティビスト真里

世界中、好奇心を刺激する国々を駆け巡るトラベルアクディビスト。外資系金融機関に勤務の後、1年の3分の1は旅をする生活へ。ジョージア、バルト3国はじめ訪れた国は50カ国以上。日本中も巡り、行った先で出会った人、風景、食etc. 旅の醍醐味をレポートします。

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