【期間限定】日本人現代アーティストの名作品を日本橋の銀行で間近に鑑賞             

「世界的に活躍する日本人現代アーティストの作品を日本橋の銀行で」という粋な企画をアートを愛するトラベルアクティビスト真里さんが紹介してくれました。       

1年のうち120日以上旅をしている私。キャッシュカード1枚でドル・ユーロはもちろんのことその他の通貨も現地で引き出せるATMのネットワークがとても便利で、SMBC信託銀行は前身のシティバンク時代から外貨預金口座を持っていて長年利用しています。担当の方から「SMBC信託銀行日本橋支店で現代アートを期間限定で展示しています」とご連絡いただき、日本橋駅の駅前にある店舗に行ってきました。

PRESTIA Art Branch」という企画で、小松美羽・名和晃平・舘鼻則孝…など、日本の現代アートを代表する6人の若手アーティストの作品が支店内各所に展示されていて、間近で観ることができます。どのアーティストも、海外での評価も大変高い方ばかりで、世界各地で個展を開催されています。そんなアーティストの作品16点をまとめて観ることのできる貴重な機会です。

どの作品もそれぞれの代表作といえる有名なものばかり。これだけのアーティストの作品が、一堂に会した展示を半年間鑑賞できるのは、ある意味奇跡的なのではないかと思います。個人の使用に限り撮影もOK。展示作品それぞれの解説が書いてあるリーフレットも頂けます。

「山犬様 振り返り振り返り」小松 美羽

支店に入ってまず目に入るのは、小松美羽氏の「山犬様 振り返り振り返り」。小松氏の代表作「狛犬」につながる、山犬(ニホンオオカミ)を立体化した像です。小松氏の特徴である多色のアクリルをペイントした力強い色使いの、生命力溢れる作品です。その隣には、縦横2m以上もある大型絵画「黄金の風、目指す先は数多の未来」も。店内に設置されたスクリーンには、小松氏が作品を作り上げていくライブペイントの様子のビデオも上映されています。

「PixCell-Biwa#2(Mica)」名和 晃平

店舗の2階に上がると、名和晃平氏の「PixCell-Biwa#2(Mica)」が目の前に。大小様々な無数のビーズで覆われた琵琶は見る角度によってその輝きが変化し、いつまでも観ていたい気持ちに。NY・メトロポリタン美術館やパリ・ルーブル美術館での作品展示で高い評価を得ている名和氏の作品をゆったりと鑑賞できるなんて、贅沢な時間です。

右:「水辺群蝶図」、左「外来種群蝶図」共に小松 孝英
「Embossed Painting Series」舘鼻 則孝

そのほかにも美しい蝶を描いた小松孝英氏の作品日本の伝統文様である七宝柄をモチーフにした舘鼻則孝氏の作品も。1階ブース前には建築家と陶芸家の二刀流である奈良祐希氏の「Bone Flower」、2階の窓際には、トップ画像の桑田卓郎氏の「Tea bowl」をはじめとする作品が。外に目をやると、日本橋の街並み、ビジネスやショッピングで行き交う人々、そして日本の歴史と伝統が残る町が見えます。そんな街での「現代アート×金融」の組み合わせのこの試み、興味深いですね。

「PRESTIA Art Branch」のリーフレット

SMBC信託銀行に口座を持っていなくても、入店・鑑賞できます。

お昼休みやお買い物のついでに、ぜひ立ち寄ってみてください。

PRESTIA Art Branch

https://www.smbctb.co.jp/artbranch/

会 場  :SMBC信託銀行日本橋支店 

地 図  :https://www.smbctb.co.jp/branch/b_nihonbashi.html

開催時間 :平日9:00~15:00(土・日・祝休日 休)

会 期  :2020年3月27日(金)まで。

Text/トラベルアクティビスト真里

世界中、好奇心を刺激する国々を駆け巡るトラベルアクディビスト。外資系金融機関に勤務の後、1年の3分の1は旅をする生活へ。ジョージア、バルト3国はじめ訪れた国は50カ国以上。日本中も巡り、行った先で出会った人、風景、食etc. 旅の醍醐味をレポートします。

“【期間限定】日本人現代アーティストの名作品を日本橋の銀行で間近に鑑賞             ” への2件のフィードバック

  1. すてきなお仕事ですね。あこがれます。私も絵画や彫刻、建築を見るのが好きでよくいってますが、まだまだ見たいものがいっぱい。スペインのダリ美術館に行くのが夢です。

    1. 木口様 メッセージどうもありがとうございます。アートと旅を愛するトラベルアクティビスト真里さんより「ご愛読ありがとうございます」の返信を送らせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。W LIFE編集部

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