福井県のグルメと言えば、「越前ガニ」や「鯖のへしこ」を上げる人が多いと思いますが、実は有数のそば処だというのをご存知でしょうか?福井県では在来の種にこだわり、味わい色合い香りも個性豊かなそばを栽培。特に早刈り蕎麦は腰よく艶よく芳醇な香りたたえ、のど越しも抜群。そんな福井県のそばの魅力をもっと知ってもらおうと「ふくいそばを食す会」が開かれました。
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会場は、神楽坂にある福井の郷土料理とそばの名店「九頭龍蕎麦 神楽坂」。いつも福井県産のそば粉(大野市産)で打ったおいしいそばをだされてます。
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主催は、県、市町、生産者団体、県麺類組合等からなる福井そばルネッサンス推進実行委員会。企画協力は「地域と食文化」の専門家で総務省地域力創造アドバイザーでもある食環境ジャーナリスト・金丸弘美氏。こちらの「田舎の力が未来をつくる!」の著者でもあります。
神戸学院大学の名誉教授であります池田清和氏からそばの美容と健康についてのお話も。そばに含まれる抗酸化物質「ルチン」は、美容やアンチエイジングによいのですね。
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今回のそば粉は、在来種のそば粉と石臼挽きにこだわる福井県の斉藤製粉所のもの。もちもち感がひと味違います。
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top画像の「ざるそば(細挽き)」と「越前おろしそば(粗挽き)」の食べ比べや、蕎麦の粥と、それにトッピングの品々として7種類の薬味(わさび、昆布、水菜、梅肉、鯛のクルミ和え、アオサ、揚げ蕎麦)も試しました。
どれもおいしかったのですが、やはり越前おろしそばの食感に驚かされました。そば祭りも例年開かれて、「全日本素人そば打ち名人大会」も開かれている福井。今度は、現地でぜひ「越前おろしそば」を食べてみたいと思わされました。
Text /W LIFE編集部