新宿からJR中央本線で30分、立川駅前に緑やアートに彩られた「空と大地がつながる、ウェルビーイングタウン」をコンセプトとする新街区「GREEN SPRINNGS」が誕生したのが2020年4月。その未来的な都市空間に2020年6月8日に開業したのが、同じく「ウェルビーイング」をコンセプトとしたホテル「SORANO HOTEL」です。
まず、美しいルーパーが目を引く開放感あるロビーは、視線の先に隣接する国営公園 昭和記念公園の緑が広がります。印象的なホテルのインテリアデザインを手掛けるのは、グローバルに活躍するフランス出身のデザイナーのグエナエル・ニコラ氏。そこかしこにナチュラルなトーンやモダンな和のイメージを感じさせつつも、一方でどこか海外のホテルにいるような雰囲気も。
最上階の11階には、圧巻の眺望を誇る60mのインフィニティプールがあります。「SORANO HOTEL」の象徴ともいえるこの景観は、日本離れしていて、まるで海外に旅したような気分すらします。
客室はすべて52㎡以上の広さで、バルコニーが設けられていて、昭和記念公園を臨むパークビュー。ナチュラルな木素材を生かしてモダンで明るく、とても居心地よい空間です。
広々と眺望の開ける全81室、10種の客室タイプがありますが、1名様のスパトリートメントが組み込まれてるスパスイートやドッグフレンドリールームも。また、定員までは追加料金なしの客室料金が SORANO HOTELの特徴の一つ。4名まで同じ客室料金で泊まれるお部屋は、女子会ルームにぴったりですね。
アメニティは、含まれる天然素材の95%がオーガニック認定生産者由来で、EUのオーガニック最高水準NATURE認証を取得しているオーストラリアブランドLederhaas(レーダーハース)社のものと、ウェルビーイングをコンセプトにしているだけにこだわりが感じられます。
ウェルビーイング体験をたっぷり楽しめるのは、最上階11Fのインフィニティプール、インフィニティラウンジと10Fのインドアスパ、ナノミストスパ、ジムスタジオからなる「SORANO SPA」。プールの水は年中泳げる温度に加温された温泉水!10Fには同じく温泉水のインドアプールとジャグジーまであります。
ジムスタジオで受けられるユニークなウェルビーイングプログラムが「コンディショニング」。
まずは、高密度の画像で体型 を360度、3Dのデータで正確に可視化するというBoday-Lab社「i-body」の最新のテクノロジーで、筋肉、脂肪、 骨格、からだの歪みまで、0.5秒程度で正確に計測。健康的なより良い状態を保ち続ける持続性を重視したトレーニングを指導してくれます。PCを長時間見ているせいで、首が前に出ていたり、前屈ができないのは足の後ろ側が固いと指摘され、納得。改善のためのトレーニングアドバイス がありがたかったです。
ダイニング「DAICHINO RESTAURANT」もウェルビーイングをコンセプトにおいた新しいジャンルのクロスオーバーフード。季節の野菜とエディブルフラワーなど全部で50種類近くがお皿を飾るシグニチャーの「DAICHINO SALAD」は、見事に美しくおいしく、ビタミンがいっぱいとれそう。
隣接の昭和記念公園だけではなく、GREEN SPRINGS も緑がいっぱいで、どこかリゾートにでもいるような雰囲気にひたれる「SORANO HOTEL」。さっと行けてオープンな空間も多いなかでウェルビーイングに気分転換できそうです。
SORANO HOTEL https://soranohotel.com/
所在地:東京都立川市緑町3-1 WI TEL: 042-540-7777
Text/小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。インバウンド・コンサルタント。日本旅行作家協会会員。