この夏を健康に乗り切る! あの老舗ホテルもヘルシーメニューで健康を応援

暑さに体力を奪われがちな夏。今年は外出自粛や長引く梅雨のせいで身体がなまり、ますます健康状態に不安が出てきていませんか? そんなアナタにおすすめなのが、帝国ホテルの「健康応援メニュー」。帝国ホテル 東京料理長の杉本雄氏による監修で、ホテル直営レストランとテナント店すべてで夏の特別メニューが始まりました! 

期間:2020年9月30日まで

今年開業130周年を迎える帝国ホテル。このコロナ禍で営業の制限が続いていましたが、レストランの多くが営業を再開。さっそく夏の新メニューがお目見えしました。夏といえば、夏バテ。というわけで、健康にフィーチャーしたメニュー展開となっており、それぞれのレストランで味わうことができます。今回はパークサイドダイナーの「たっぷりケールとヘーゼルナッツのサラダ 小松菜のチキンナンを添えて」(1,800円)と、インペリアルラウンジ アクアの「Oriental Smash Cocktail × Yu Sugimoto」(2,300円)をいただきました。

ナンはこんがりと焼き上げてあり、かりかりふわっという食感。中に小松菜とチキンが入っているので、これだけでなかなか食べごたえあり

この、ビタミンカラーを見るだけですでにパワーをいただけそうなサラダは、ビタミンとミネラルが豊富なケールが主になっています。食感が楽しめるよう、揚げたケールと生のケールが入っていて、食感だけでなく味の違いも感じます。

“食べる点滴”とすら称されるほど理想的な栄養を含むキウイフルーツの酸味と甘み、老化防止に絶大な力を発揮するヘーゼルナッツのほのかなえぐみも素敵なドレッシングの一部となっていて、サラダ部分だけでもぐいぐいいけそう。塩味はリコッタチーズから、と、自然の味が活きています。こんがりと焼かれたナンの香ばしさもあり、食欲が刺激されることはうけあい。意外とボリュームがあり、1皿でも十分お腹がいっぱいになってしまいそうです。

これだけのスパイスをグラスの中でゴリゴリとスマッシュ! 薫り高いのは想像に難くないはず……
『Oriental Smash Cocktail × Yu Sugimoto』。バーマンと料理長とのコラボは初めてのこと。この第一弾を、ぜひ楽しんで

 「このスパイス、ふつうにカレーですよ」と笑うインペリアルラウンジアクアのバーテンダー勝又氏。そもそも“スマッシュカクテル”とは、ハーブ類やスパイスなどを用いたカクテルで、材料をスマッシュ(粉砕)することからできた名前です。有名どころではモヒートがあり、ミントの葉をスマッシュして香りを楽しむカクテルとなっています。

が、そんなにやんわりしていないのがこのカクテル。高い抗酸化作用のあるクミン、整腸作用のあるコリアンダー、消化を助けるカルダモンをスマッシュしてオールスパイスを加え、はちみつで甘みをプラス。スカイ島のジンを注ぎ炭酸で割ってあります。仕上げにはなんと唐辛子‼ いったいどこまでスパイシーなのでしょう……

 しかも、このカクテルは料理長 杉本氏からの提案でトップにケークサレが鎮座。刺激的なカクテルに、ケークサレのオイル分が足されることでやわらかく味わい深くなるという計算がなされています。一口飲んでみると、「おぉう……!」とうなってしまうはず。スパイスはジンの香りを引き立ててもいて、それでいて黒子に徹しているわけでもない、というダブルトップの印象。さらりとしてさわやかですが、ケークサレを一口含んでからいただけば、これまた違う味わいに。ケークサレの油分がやさしくスパイスを包み込み、上品でエキゾチックなスープをいただいているような感覚に陥ります。時間をかけていただけば、唐辛子の色と辛みがじんわりと染み出てきてまた別な味わいになるのだそう。あまりにもおいしいので筆者は瞬殺で飲んでしまいましたが、じっくりと味わってみるのもおすすめです。

 帝国ホテル 東京の健康応援メニュー、ほかには『嘉門』の、キヌアや鱧といった夏らしい食材を用いたランチコースメニューや、すっぽんやとろろ芋を用いた滋味薬喰の『懐石料理 東京吉兆』など、さまざまに展開しています。この夏も美食&ヘルシーに乗り越えましょう!

帝国ホテル東京 https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/

Text /岩佐史絵

トラベルジャーナリスト/コーディネーター。人生を豊かにするような旅を! をモットーに、魅力的な旅スタイルをさまざまなメディアに提案。ラグジュアリー、グルメ、子連れ、教育などのテーマでの旅記事執筆が多いものの、北極やアマゾン源流など辺境も大好物のフリーランス。

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