京LIFE:静かな京都のリアル

Go Toに東京・東京都民も対象になった秋。観光地の中でも行ってみたいけど…と我慢していた行き先といえば京都。以前は、混み過ぎというのも問題になりました。京LIFEでいつも素敵な和菓子の記事を寄稿いただいている倉松知さとさんが京都の街中のリアルを伝えてくれました。

コロナ禍で人の行き来が減った今、京都は本当に静かな秋を迎えています。

 10月に入り、東京都民もGO TO キャンペーンに参加出来ることになった初めての土日は、京都も少し観光客の数も増えましたが、平日はまだまだ。

四条河原町

京都の繁華街、四条河原町の平日朝10時過ぎの様子です。

以前なら、信号待ちの人が何列にもなり立っていたのですが、ご覧の通り。

東大路通り

八坂神社前を南北に通る大通り、東大路通りもご覧の通り。

市バスに乗ったのですが、この通りをこんなに風を切ってスイスイ走るのは初めてでした。

八坂の塔 通り

東大路通りから東へ、八坂の塔が遠くに見えます。

この通りは、清水寺も近いこともあり、以前はレンタル着物に身を包んだ外国人観光客が道を埋め尽くし、石畳が見えないこともあったのですが、今日はガラガラ。一直線に八坂の塔が見えてビックリ。

お客さんの乗っていない人力車や、スイスイ走る車などがかえって新鮮に映りました。

インスタ映えすると人気のスポット、庚申堂(こうしんどう)も、見違えるほど人が少なく、落ち着いてお参りすることが出来ました。

お寺って、本来、こうであって欲しい・・・。

八坂の塔

坂を上り詰め、八坂の塔の真下へ。塔の前の道がこんなに空いているのも、初めてでした。

ああ、これが本来の京都の姿だった。

風に揺れる葉っぱの音が聞こえる。

石畳を歩く足音が聞こえる。

心穏やかに、お庭を見たり、仏様に手を合わすことが出来る・・・・・・。

インバウンドに踊らされ、京都っぽく演じる京都に日本人観光客は愛想を尽かし、離れて行った。

だから、今、京都はちょっと静か。

八坂の塔を望んで

また、いつ入国制限が緩和され、ドッと人々が押し寄せるやも知れませんし、

本来の京都の観光って何だろうと、京都観光に携わる人々も初心に帰った今こそが、京都を訪れるチャンスかも知れません。

秋の風も爽やかです。

紅葉は枝先の一部だけ色づいたものも目にします。

思い出して下さい、日本の京都の街を。そしてあのフレーズ「そうだった 京都、行こう。」

Text /倉松知さと 

関西在住。キャスター、歴史番組制作、京都情報ポッドキャスト制作などを担当後、京都・歴史ライターへ転向。

歴史ガイドブック『本当は怖い京都の話』(彩図社)ほか、雑誌や児童書でも執筆中。京都新聞では医療記事も担当。

京都、歴史ジャンルでのラジオ、テレビ出演、講演なども。日本旅行作家協会会員。

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