東京・竹芝のウォーターフロントにあるラグジュアリーホテル。五感を魅了するこだわりがいっぱいの『メズム東京、オートグラフ コレクション』は、名画をモチーフにした大好評のアフタヌーンティー『アフタヌーン・エキシビジョン』の第 5 弾がスタート。
今回は、印象派を代表するフランスの画家クロード・モネの代表作「散歩、日傘をさす 女性(Woman with a Parasol)」の世界観を表現した『パラソル(Parasol)』を、16 階のバー&ラウンジ「ウィスク」にて 2022 年 3 月 1 日(火)~6 月 30 日(木)の期間、平日 15 食限定で提供しています。
「芸術家(アーティスト)のアトリエ」がコンセプトのバー&ラウンジ「ウィスク」で提供中の『アフタヌーン・エキシビジョン』は、ダリ、フェ ルメール、ダ・ヴィンチ、マネといった名だたる巨匠の名画を、遊び心あるスイーツとこだわりのセイボリーやペアリングモクテルで表現し た新感覚のアフタヌーンティーシリーズです。
第 5 弾となる『パラソル(Parasol)』では、19 世紀後半~20 世紀初頭にかけて活躍したフランスの画家クロード・モネの代表 作の一つである「散歩、日傘をさす女性」にて描かれている、初夏の陽光と爽やかな風に包まれた心地よく神秘的な情景や、印象派の巨匠と称されるモネの生涯に思いを馳せる洗練されたティータイムが楽しめます。『アフタヌーン・エキシビジョン』という 名の通り、まるで午後のアート鑑賞のように、8 種類のスイーツ&セイボリーを通して、美しいウォーターフロントの絶景とともに体験することができるんです。
■スイーツ&セイボリー8 種:まるで クロード・モネの年表をたどるように楽しめます。
左から:
《サントノーレ》 1840年パリ9区でモネが誕生した頃にパリの菓子職人に よって考案されたお菓子。表面にザクザクとした 食感のクッキー生地をまとわせた軽い食感のミニシューを、キャラメルクリームを添え積み上げました。
《ピュイダムール》 1845~1858年 モネは、ノルマンディー地方のル・アーヴルに移住。こちらは、ノルマンディー地方で 18 世紀に考案された“愛の泉”という意味の歴史あるお菓子。通常はパイの器の中にクリームをたっぷり絞り表面を キャラメリゼしますが、今回はカルバドス(ブランデー)を加えたアイス仕立てで爽やかに表現し、上に飴細工を載せました。
《サバラン》パリ画塾時代を経て、サロンへの挑戦。1865年にサロン・ド・パリ初入選したモネ。このお菓子は、
19 世紀半ば、有名な美食家ブリア・サバランに捧げるお菓子としてパリの菓子職人が考案したもの。ラム酒を含んだシロップに浸した生地が、口 の中で溶けていくようです。ラム酒の風味が大人な味わいの一品です。
《スコーン(ベーコン風味)》 1870年カミーユと正式に結婚。普仏戦争勃発、兵役を逃れるためロンドンに渡ったモネ。イギリスのティータイムには欠かせないスコーン。 ベーコンや胡椒がアクセントです。
《ヴィクトリアサンドイッチケーキ》 1870年 ロンドン滞在中、画家や画商と交流。
19 世紀、大英帝国を繁栄に導いたヴィクトリア女王の名を冠したイギリス定番のお菓子です。スポンジケーキの間に甘酸っぱいジャムがとてもおいしい!
《フィナンシェ・サレ(オリーブ風味)》 1874年パリ近郊で仲間たちと「第一回印象派展」を開催。翌年「散歩、日傘をさす女性」を制作。 フィナンシェは、19 世紀後半にパリのサンドニ通りにあるラスネというパティシエによって生み出された人気菓子です。
《ガレット》 1886年 ヨーロッパ各地の制作旅行でブルターニュ沿岸にある島ベル=イル=アン=メールを訪問。 ガレットの原料であるソバの栽培に適していたブルターニュ地方発祥のガレットは、ソバ粉を焼き上げた生地で、玉ねぎやほうれん草などの 食材を包んだ一品。
《ミルリトン》 1890~1926年ノルマンディー地方のジヴェルニーへ移住、晩年まで意欲的に作品制作。1926年86歳の生涯を閉じる。 ノルマンディー地方の郷土菓子。フランス語で“騎兵の帽子”を意味し、その形が似ていることから名付けられました。サクサクのパイ生地 でオレンジフラワーエッセンスを入れたペーストを包み込んでいます。
■ペアリングモクテル: レモン / アールグレイ / 梅 / ソーダ / セルフィーユ
モネの故郷であるフランスの紅茶は、香りづけされたフレーバーティーが主流。そして浮世絵に魅せられ、晩年には自身の庭に日本 の植物や日本風の橋も取り入れた日本好きのモネにちなみ、和の要素も取り入れたペアリングモクテル。とても爽やかな味でどのスイーツにもセイボリーにも合いました!
■ケーキ:モネの代表作「散歩、日傘をさす女性」の情景や、10 年後に同様の主題で日傘をさす女性を描いた一連の作品から着想を得たケーキ。
「散歩、日傘をさす女性」は、モネがパリ北西部のアルジャントゥイユで生活していたころに描かれた作品で、妻カミーユと息子 ジャンとの散歩中に二人を後ろから呼び止めて振り返った瞬間 が、鮮やかな色彩と多彩な筆致で写し取られています。風に吹かれ波打つ野原を、ふわふわとした食感のピスタチオビ スキュイと可愛らしい食用花で再現し、揺れる草花を映し緑 色に染まる日傘をピスタチオクッキーで、野原に佇む女性と風 になびくベールのシルエットがホワイトチョコで表現されています。
風で膨らみ、振り返る動きでふわりと流れる白いドレスは、フラ ンスで親しまれている苺のケーキ「フレジェ」で表現。ケ ーキの内部は、ビスキュイ・ダマンド(アーモンドスポンジ)の層 と、苺の果肉が入ったピスタチオクリームやピスタチオビスキュイの 層で構成されています。
■ペアリングモクテル: 綿あめ / 牛乳ゼリー / マスカットゼリー / マスカット / エルダーフラワー / ソーダ 女性の背後に広がる晴れやかな青空や白い雲、射し込む陽光を表現したモクテル。
かき混ぜてると、こんな風にどんどん綿あめがソーダの中に溶けていきます。まるで空の雲がどこかに消えて、青空が見えてくるよう。こんな風に晴れやかな日になってほしいなと思わせるモクテルです。
メズム東京 アフタヌーン・エキシビジョン
提供期間:2022 年 3 月 1 日(火)~6 月 30 日(木)の平日限定
提供時間:14:00~ / 15:00~
料金:5,350 円 (消費税・15%のサービス料込み)
予約:https://www.mesm.jp/restaurant/whisk.html
Text / W LIFE 編集部