青森文化をまるごと体験できるテーマパークような温泉宿「星野リゾート 青森屋」に念願かなって行ってきました。青森の熱気に満ちた祭り、ぬくもりたっぷりの方言、暮らしが紡いできた伝統工芸、源泉かけ流しのとろみある温泉、リンゴや魚介類などおいしい名産、青森の魅力と豊かさすべてをめいっぱい満喫しました。
青森の四季と祭りの新オリジナルショーを毎晩公演する「みちのく祭りや」
長く厳しい冬、ようやく訪れる春、そしてため込んだエネルギーを一気に祭りに注ぎ込む夏。そんな青森の情景や、人々の祭りにかける想いにあふれる青森屋のオリジナルショーを毎晩公演する「みちのく祭りや」が、2022年4月にリニューアルしました。会場もパフォーマンスエリアと観覧エリアがひとつづきになって一新。本物の祭りのように臨場感たっぷり。目の前まで、ねぶたの山車が迫ってきます。
今回のリニューアルで6人のねぶた師の方が制作に携われたそう。そのうち史上初!の女性ねぶた師の北村麻子さんの大型ねぶた「神武東征」は、圧巻です。一部パステル調の色使いなど女性ならではの雰囲気も。エネルギッシュな青森四大祭りをまとめて学び、体験でき、終盤には誰でもショーに参加できます。私も「ラッセラー♪」と跳ね、思いっきり楽しみました。楽しい!
りんご、ニンニク、とうもろこし…青森の豊かな食材を使って
青森県内では約50種類の「りんご」が栽培されています。青森屋の1階のじゃわめく広場には、蛇口をひねるとりんごジュースが出てくる大きな木があります。無料で蛇口からりんごジュース、幸せです。また牛肉と野菜の焼き物にりんご塩、サラダにはりんごドレッシングなど、夕食と朝食には随所にりんごを使ったお料理。
また、生産量日本一(全国の約7割)の「にんにく」をテーマにしたアクティビティ「にんにくハウス931」では、畑からにんにくを収穫して、にんにく料理を味わいます。フレッシュなにんにくのおいしさは、感動です。そして絶品だったのは、夕食のデザートの岩木山麓の嶽高原の「嶽きみ」を使った「とうもろこしのジェラート」、人生初のおいしさでした。※仕入れ状況により、提供内容が異なる場合があります。
その土地で親しまれている食べ物やお酒をいただくことは、その土地のパワーをダイレクトに授かること、だからエネルギーをチャージでき、心も体も元気になれるのだと改めて感じました。
地域と一緒にさらに青森を盛り上げたい
祭りや食材だけでなく、南部裂織、津軽塗、あおもり藍、津軽びいどろなどの伝統工芸品、南部曲屋、馬文化などの青森文化、青森屋での体験はすべて地産地消、地域に根差しています。青森の文化や魅力をまるごと発信し、多くの人に青森を好きになってもらい、そして次には県内のさまざまな場所に足を運んでもらうことが、スタッフのみなさんの何よりの願いだといいます。素敵です。
2022年は8月2日から6日間、青森市で「青森ねぶた祭」が3年ぶりに開催されます。青森屋で「みちのく祭りや」を楽しんだ方が、きっと「実際の祭りを体験したい、跳ねたい!」と、「青森ねぶた祭」に想いを馳せ、旅のプランを計画していると思います。私もその一人です。
次は、青森屋から約1時間で自然魅力に息をのむ「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」へ向かいます。
星野リゾート 青森屋 https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/aomoriya/
住所 :青森県三沢市字古間木山56
アクセス :青い森鉄道三沢駅より徒歩約15分(無料送迎バスあり・予約制)、JR 八戸駅から車で約 40 分、三沢空港から車で約 20 分
問い合わせ先:0570-073-022(星野リゾート予約センター)
Text / 糸藤友子
リクルート→ベネッセ→ミズノを経て、50歳で脳科学ベンチャーへ。母の死をキッカケに健康寿命の延伸をミッションと決める。「人生は1回きりの旅である」から、いろいろな人と出会い、様々な体験をして、豊かに生きたいと願う。ベンチャーでは、脳を計りながら鍛える“最新”脳トレサービスを立ち上げ中。【Active Brain CLUB】https://www.active-brain-club.com/ 【ストレスマネージャー】https://www.neu-active-brain.com/stress-manager/