星野リゾートは、長野県軽井沢で最初の旅館を開業して今年で108年目。独創的なテーマで圧倒的非日常へいざなう「星のや」から、地域の魅力を再発見できる温泉旅館「界」、洗練されたデザインでアクティビティも豊富なリゾート「リゾナーレ」、旅のテンションを上げて街を楽しみ尽くす「OMO (おも)」、居酒屋以上旅未満でルーズに過ごすホテル「BEB (べぶ)」、そしてその他の個性的な施設を含めて60施設ものラインナップ。
https://www.hoshinoresorts.com/resortsandhotels/
W LIFEやその他の旅情報メディアの取材で、それらほぼすべてを取材しているW LIFE編集長の小野アムスデン道子が星野リゾートの施設のブランドごとの楽しみ方・遊び方に最新情報も入れてお届けする新シリーズトリセツならぬ「タビセツ」。第1回は、最上位ブランドである「星のや」から7月に取材に行った「星のや沖縄」をピックUPしました。
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那覇空港から車で約1時間、沖縄本島の中部の海に臨む「星のや沖縄」。沖縄の史跡「グスク(城)」にインスピレーションを得た高さ4.5mの壁が立つ「グスクの居館」は、2022年7月1日には開業2年を迎え、緑と彩り華やかな南国の花に囲まれて居館としての趣きがますます増したように思います。
星のやのテーマは「夢中になるという休息」。ここ星のや沖縄は、全室オーシャンフロント。最高に贅沢な眺めをグスクの居館に住まう気分で楽しむことができます!まずは、深海を思わせるレセプションでチェックインをしたら、客室での開放感ある海の眺めにひたってください。施設内のファシリティから客室への移動をカートで送ってくれるのも、ラグジュアリーな滞在気分になります。
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星のや沖縄は、非日常なリゾートに住まうような気分になれるのがポイント。藍色の滞在着でお散歩するだけでも気持ちいい。沖縄伝統の赤瓦の一軒家の建物は、歌三線や琉球空手、琉球舞踊などを手習いできる(有料)場となる「道場」。午後のひととき、沖縄古来の風習であるぶくぶく茶を無料でふるまってくれます。チェックインして、部屋で海を眺めつつほっとした後、着替えてお茶をいただきにいくのは、とても和む時間が過ごせておすすめです。
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「星のや沖縄」と言えば、全長40mのインフィニティプール。手前からエリアごとに深さに変化があって、最後は海に突き出していくようなデザイン。海の近くは腰掛けられるよう段差が作られていて、抜群に美しいサンセットを楽しむ特等席になります。加温で年中、優しい水温で泳げるのも大きなポイント。
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最新情報:2022 年 12 月 1 日~2023 年 2 月 28 日までの期間、水平線に沈む美しい夕陽を眺めながら過ごす「夕映えホットプールアペロ」が開催されます。サンセットを眺めながら味わうアペロタイムに、冷えたシャンパーニュや泡盛のカクテルなどを揃えたバ ースペースが登場して贅沢なひとときを過ごせるのは、温かいプールならでは。アペロセット(シャンパーニュとノンアルコールドリンク、おつまみ)は無料、カクテル類 1,000 円~。冬でも間近に海を見て、プールで至福の時間を楽しめます。
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食事は、客室で好きなタイミングに料理を仕上げて、出来立てを楽しむ「ギャザリングサービス」がユニーク。シェフがあらかじめ下準備を済ませた料理のバリエーションは30種類以上。すべての客室に設けられている土間ダイニングにあるテーブルを囲んで、プライベートに楽しめます。
海のイメージのダイニングで提供されるのは、シチリア料理の技法で沖縄特有の食材の魅力を引き出した「琉球シチリアーナ」のコース料理。美しい器で出てくる「ストゥッツィキーニ 東道盆(とぅだーぶん)」は、琉球王朝時代の宮廷料理であった東道盆をイメージさせる前菜の盛り合わせです。
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星のやは国内で6つ、海外で2つ。星野リゾートの最上位ブランドだけあって、星のや沖縄でいうと1泊136,000円〜(1室あたり、税・サービス料込み、食事別)という料金ですが、「夢中になるという休息」を過ごせるよう、非日常な空間、独創的なサービスやアクティビティ、土地の素材を生かした食事などが用意されています。
まずは、風を感じ、美しい眺めにひたって心を解き放ち、ふるまいをゆっくり楽しむ。忙しい日常では得られない、そんな贅沢で余裕の時間を過ごすのが星のやの一番の楽しみ方だと思います。
星のや沖縄 https://hoshinoya.com/okinawa/
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Text / W LIFE編集長 小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。インバウンド・コンサルタント。日本旅行作家協会会員。