待ちに待ったイチゴの季節。名門ホテルでいただく「魅惑のStrawberry Time」で口福のひとときを!

フルーツのなかでは、イチゴがいちばん好き! 毎年、イチゴの季節が近づくと、ホテルやレストランに登場するストロベリー・ブッフェやアフタヌーンティーが気になって、そわそわ、ワクワク。そんな、イチゴ愛が止まらない私が毎シーズン楽しみにしているのが、帝国ホテル 東京で開催される春恒例の企画「魅惑のStrawberry Time(ストロベリー タイム)」。2月1日からスタートするストロベリーフェアの第1弾を、ひと足お先に楽しんできました。

多彩なメニューを堪能する「Afternoon Tea “Fraise”(フレーズ)」

季節ごとに装いが変わるアフタヌーンティーを楽しめるのが、本館17階「インペリアルラウンジ アクア」。なかでもイチゴの季節のアフタヌーンティーの人気はとびぬけて高く、毎年訪れている熱心なリピーターさんも珍しくないとのこと。

アフタヌーンティーは3月14日までの第1弾と、3月15日からの第2弾で内容が変わるのも楽しみ

私もここ3~4年、欠かさずお伺いしていますが、シェフ渾身のラインナップに毎年、驚かされています。今年のメニューと、おすすめポイントをご紹介すると……

【Special Dessert:軽く仕上げたフレジエをグラス仕立てで】

その時期にいちばん美味しいイチゴ3種類を贅沢にのせた、フランス版ショートケーキ「フレジエ」。この日のイチゴは、白イチゴの「淡雪」、目にも鮮やかな紅色の「ゆめのか」、栃木県の新品種「とちあいか」。なかでも、「淡雪」の香りのよさと甘さに感動! グラスの底に忍ばせた、香ばしいピスタチオクリームと爽やかなレモンゼリーとの組み合わせも申し分ありません。

イチゴをピスタチオクリーム、ラズベリーのジャム、スポンジ生地、レモンゼリーとともに味わえる贅沢な一品

【 1段目 】

・オペラ ルージュ

・イチゴのシュー

・イチゴのリンツァータルト

・Bijou Fraise(ビジュー フレーズ)

宝石箱に見立てた「Bijou Fraise」(手前・左)。ザクザク感とフワフワ感の組み合せも楽しんで!

「Bijou Fraise」は、シャンパンに漬けたドライイチゴとストロベリークリームをクロワッサン生地で包んで焼き上げたもの。赤と白のストライプが鮮やかで、ザクザクと小気味い食感も楽しめます。

【 2段目 】

・ヴィシソワーズ イチゴ風味(イチゴ風味に仕立てた冷たいスープ)

・塩味の可愛らしいパフェ

・柑橘香るガランティーヌ 赤キャベツとイチゴのマリネ

・プレーンスコーン

「柑橘香るガランティーヌ」(手前・右)は、甘さ、酸味、スパイス&香草が奏でる味と香りのハーモニーが絶妙

シャンパンやワインに合わせたくなるのが、「柑橘香るガランティーヌ」。赤キャベツとイチゴのマリネを敷き詰めたグラスに、蓋をするように鶏肉のガランティーヌをのせてあります。オレンジピールのトッピングに、クミンとピンクペッパーの香りがアクセント。マリネとガランティーヌがひとつになって、幾重にも広がる味と香りを楽しめます。

【 3段目 】

・ヴィーガンブーケサラダ イチゴのドレッシングで

・イチゴ色のフォカッチャ

・薫香をまとった魚介のカクテル

ブーケサラダにかけるイチゴのドレッシング(中央のカップ)がまろやか

帝国ホテル 東京のアフタヌーンティーの魅力のひとつが、スイーツメニューはもちろんのこと、塩味のセイボリーがとても手が込んだ本格的なお料理であること。レストラン、ペストリー、ベーカリーなど、複数部門のシェフがアイデアを出し合い3段のスタンドを完成させていて、男性にもぜひおすすめしたい大人の味わいです。フルコースメニューをショートコースで味わうかの贅沢さを楽しめますよ。

●Afternoon Tea “Fraise”

提供レストラン:本館17階「インペリアルラウンジ アクア」

提供期間:2月1日(水)~3月14日(火) 11:30~18:00(L.O.)

料金:平日8,000円、土・日曜、祝日8,300円(税込み、サ別)

TEL 03-3539-8186

東京料理長渾身の新作ケーキは、ブーケのような可愛らしさ

「Fraise Fraise Fraise」は、イチゴ型のクッキーサンド仕立てのケーキ

本館1階「ランデブーラウンジ・バー」で味わえるのが、杉本 雄東京料理長監修の「Fraise Fraise Fraise」。Fraise(イチゴ)の名前のとおり、素材、味わい、ルックスまで、イチゴのすべてを余すところなく満喫できる一品です。

「日本人が大好きなイチゴショートをテーマに、バターサンドをイメージして仕上げました」と杉本料理長。愛らしいイチゴ型のクッキーの間に、フレーズバターと濃厚な生クリーム、スポンジケーキをサンドし、イチゴのソースとイチゴのヘタに見立てたチョコレートを飾ってあります。さらに、アイスクリームのアクセントは、イチゴのヘタのパウダー。イチゴの魅力をギュギュっと詰め込んであり、そこに杉本料理長のイチゴ愛が感じられます。眺めているだけでも幸せな気分になってくる一品です。

左/フレッシュジュース(右)と、ヨーグルトのモクテル(左)(各3,000円)。右/新作ケーキに込めた想いを語ってくれた、杉本料理長

ほかにも、旬のイチゴの美味しさをストレートに味わえるフレッシュジュース「Strawberry」や、ヨーグルトを合わせたモクテル「Fraise Blanc」が登場します。

●Fraise Fraise Fraise

提供レストラン:本館1階「ランデブーラウンジ・バー」

提供期間:2月1日(水)~4月30日(日) 11:00~22:00(L.O.)

料金:コーヒーまたは紅茶付き3,600円(税込み、サ別)

TEL 033539-8045

※各日とも数量限定

ティータイムや、ディナーの後のデザートに楽しみたいメニュー

本館1階の「パークサイドダイナー」で味わえるスイーツメニューも見逃せません。「イチゴといえば、やっぱりパフェでしょ!」という人におすすめしたいのが、「Very Berry Parfait(ベリーベリーパフェ)」(2,500円)。ひときわ目を引くまっ赤なイチゴは、イチゴのコンフィチュールとバニラアイスで再現したもの。フルーツ本来の甘酸っぱさを存分に味わえます。

フルーツパフェの王道ともいえるストロベリーパフェ「Very Berry Parfait」

提供レストラン:本館1階「パークサイドダイナー」

提供期間:2月1日(水)~4月30日(日) 14:00~21:30(L.O.)

早春から4月末まで楽しめる帝国ホテル 東京の「魅惑のStrawberry Time」では、使用するイチゴの品種を固定せず、その時期に最もおいしいイチゴを選び提供されます。メニューの多彩さもさることながら、いろんな品種のイチゴが登場するのも魅力。また、アフタヌーンティーは3月14日までの第1弾と、3月15日から4月30日までの第2弾で内容が変わります。期間中に何度も通って、すべてのメニューを尽くしたくなってしまいますね。

●帝国ホテル 東京

東京都千代田区内幸町1-1-1

TEL 03-3504-1111(代表)

https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/other_plan/plan/strawberry_time_2023.html

Text/永田さち子


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ライター・編集者。医学雑誌、スキー雑誌の編集を経てフリーランスに。旅行書、雑誌を中心に旅、グルメ、料理、健康コラムなどを執筆。ハワイに関する著書に、『ハワイのいいものほしいもの』『おひとりハワイの遊び方』『ハワイを歩いて楽しむ本』(実業之日本社)、『50歳からのHawaiiひとり時間』(産業編集センター)ほかがある。旅行情報サイト『Risvel(リスヴェル)』にコラムを連載中。http://www.risvel.com/column_list.php?cnid=6

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