本日8月1日は「バイキングの日」(一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています)。
ずらりとならんだごちそうの中から、「好きなものを好きなだけ味わう」。バイキングってその響きだけでもウキウキしませんか。ご存じのように「バイキング」とはブフェ(Buffet)のこと。日本では「ブフェ(ビュッフェ/バフェ)」とともに「バイキング」も広く使われていますが、実はこれ、帝国ホテルが仕掛け人(?)だということをご存じでしょうか。
バイキングという名称は帝国ホテルから
帝国ホテルに日本で初めてのブフェレストラン『インペリアルバイキング』がオープンしたのは1958年8月1日。テーマは北欧の伝統料理「スモーガスボード」。もともとはパンに乗せる具材を、好みのものを好きなだけ選び取ることができるスタイルで、近代においては温かい料理も選べるようになったのだそう。
このスタイルを日本で初めて取り入れたレストランが『インペリアルバイキング』。一律料金で食べ放題という斬新なスタイルは瞬く間に人気を博し、「バイキング」はブフェスタイルの代名詞となったのでした。
65周年のリニューアル、和食と中国料理も加わり50品が選りどりみどり
そして誕生から65周年を迎える今日、『インペリアルバイキング サール』がリニューアルオープン!。北欧料理からスタートして、利用者の好みに合わせさまざまな工夫をこらして今にいたりますが、今回のリニューアルでのポイントはフレンチを中心とする洋食メインだったお料理ラインナップに和食と中国料理が加わったこと。品数も40品から50品に増え、さらにチョイスが広がっています。
新時代に突入した帝国ホテルのバイキング。目玉はなんといっても昨年オープンした帝国ホテル 大阪直営の中国料理『ジャスミンガーデン』の味を楽しめること。「なにわの名工」こと「大阪府優秀技能者表彰」を受賞するほどの腕前の中国料理シェフ・畑 繁良氏の監修のもとにつくられたメニューが並びます。点心はワゴンで出来立て熱々をサーブし、また、人気の北京ダックはSDGsの観点からも、しっかりお肉もついた食べごたえのあるものを提供します。
帝国ホテルの定番人気の品を中心に三世代とも楽しめるメニューがずらり
新メニューの選定について、帝国ホテル 東京 料理長の杉本雄氏によると、「三世代家族のご利用も多いため、幅広く楽しんでいただけるよう奇をてらわず、帝国ホテルらしい安心の味を提供したい」とのこと。人気メニューはすなわち定番なので、帝国ホテルのスターメニューが目白押しというわけです。とはいえ、「ブフェは食べる順番や味の組み合わせによって楽しみ方が変わってくるもの。そのバランスを考え、食材や味がけんかしないようなチョイスをした」といいます。帝国ホテルのブフェには根強いファンがいることから、以前の良さを守りつつ進化させたというところ。いろいろな味をたくさん食べられるよう、量にもこだわっているそう。
タブレットで情報収集ができるほか、お子様や高齢者におすすめの料理などコンシェルジュが一緒にブフェ台を周ってアドバイスをしてくれるなど、リニューアル後も“バイキング第一人者”によるサービスは健在。「さすが帝国ホテル」を満喫できるレストランです。
帝国ホテル 東京 本館17階
インペリアルバイキング サール
営業時間:7:00~9:30(Close)
11:00~15:00(Close)
17:30~22:00(Close)
料金:朝食 6,100円(3,700円)
平日昼 12,000円(6,500円)/休日昼 14,000円(8,000円)
平日夜 17,000円(8,500円)/休日夜 19,000円(10,000円)
※税サ込、( )内は4~12歳のお子さま料金
インペリアルバイキングサール https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/sal/
帝国ホテル 東京 https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/
東京都千代田区内幸町1丁目1−1
Text /岩佐史絵
トラベルジャーナリスト/コーディネーター。人生を豊かにするような旅を! をモットーに、魅力的な旅スタイルをさまざまなメディアに提案。ラグジュアリー、グルメ、子連れ、教育などのテーマでの旅記事執筆が多いものの、北極やアマゾン源流など辺境も大好物のフリーランス。