トラベルライター永田さち子さんの、週末連載「マカオの旅」。第2回はマカオならではの「ホテルクルーズ前編」です。
東京の杉並区ほどの広さのマカオには140以上のホテルがあり、現在も続々と新ホテルが誕生中。前編では、そのなかからオープン間もない注目ホテルを2軒、ご紹介します。
【おひとり女子にもやさしい、ライフスタイルホテル「アンダーズ・マカオ」】
キラキラのラグジュアリーホテルのイメージが強いマカオ。そのなかで落ち着いた雰囲気を味わえ、おひとり女子旅にもおすすめなのが2023年9月に開業した「アンダーズ・マカオ(Andaz Macau)」です。統合型リゾート「ギャラクシー・マカオ(Galaxy Macau)」内のホテルのひとつで、比較的こぢんまりとしていることが特徴。外ではアクティブに、ホテルに帰ってきたら落ち着いた雰囲気でくつろいで……という、メリハリのある過ごし方ができます。
中国とポルトガルのテイストが融合したデザインやインテリアを取り入れていることも特徴。また、滞在中のお楽しみが、ビュッフェスタイルの朝食。洋食、中華風のお粥や麺類に点心、野菜やフルーツ、チーズなどもたっぷり (和食だけはありませんでしたが)。搾りたてのジュースやオーガニック野菜といったヘルシーなメニューも豊富にそろっています。
ディナーの後に訪れたいのが、レセプションフロアにある「アンダーズ・バー(Andaz Bar)」。ポルトガルワインのほか、シャンパン、ハードリカー、オリジナルカクテルの種類が豊富。フードメニューが充実しているので、遊び疲れて帰ってきて軽く夕食を取りたい時にも使えます。
●アンダーズ・マカオ(Andaz Macau) https://www.galaxymacau.com/ja/hotels/andaz-macau/
【世界最大級のプールも! 「ギャラクシー・マカオ」は遊びきれない楽しさ】
「アンダーズ・マカオ」がある「ギャラクシー・マカオ」には、合わせて8つのホテルがあります。
そのなかでいちばん新しいホテルが、2023年秋にソフトオープンした「ラッフルズ・アット・ギャラクシー・マカオ(Raffles at Galaxy Macau)」。ラッフルズといえばご存じの通り1887年にシンガポールで創業し、エレガンスホテルの代表ともいわれる老舗ホテル。450室の客室はすべてスイートルームで、高層階からはギャラクシー・マカオの全景を見渡せます。
とてもゴージャスなインテリアなのですが、ベッドの上に置かれたピローサンプル、スイッチボックスなど、小さなデザインがとてもかわいくてなごみます。6階にあるインフィニティプールもぜひ楽しんで。マリンルックのスタッフが恭しくドアを開けて招き入れてくれる演出にキュン!とすること間違いなし。「いつかきっと泊まってみたい!」と思わせてくれるホテルです。
●ラッフルズ・アット・ギャラクシー・マカオ(Raffles at Galaxy Macau)
https://www.raffles.com/ja/macau/
「ギャラクシー・マカオ」では、ホテルに併設するショッピングモールやレストラン街とともに、人工ビーチと世界最長のウォータースライダーが自慢のプールエリアや、映画館や劇場などのエンタメ施設、もちろんカジノも。敷地内から一歩も出ずに数日は楽しめそう。 ホテルクルーズとともに、世界最大級の体験をぜひ楽しんでみたいものです。
●ギャラクシー・マカオ(Galaxy Macau)https://www.galaxymacau.com/ja/
協力/マカオ政府観光局 https://www.macaotourism.gov.mo/ja/
Text /永田さち子
ライター・編集者。医学雑誌、スキー雑誌の編集を経てフリーランスに。旅行書、雑誌を中心に旅、グルメ、料理、健康コラムなどを執筆。ハワイに関する著書に、『ハワイのいいものほしいもの』『おひとりハワイの遊び方』『ハワイを歩いて楽しむ本』(実業之日本社)、『50歳からのHawaiiひとり時間』(産業編集センター)ほかがある。旅行情報サイト『Risvel(リスヴェル)』にコラムを連載中。http://www.risvel.com/column_list.php?cnid=6