東京都内を中心に展開するイタリアンレストラン「Brianza(ブリアンツァ)」グループの「BRIANZA OSAKA(ブリアンツァ オオサカ)」が今年3月にオープンしたばかりのグラングリーン大阪南館に関西初出店しました!

JR大阪駅北側という都会のど真ん中でありながら、緑と融合した生命力あふれる都市空間「うめきた」。
うめきたとは、旧梅田貨物駅にあたる約24haの区域を指し、JR大阪駅を中心とする「梅田」の「北」側を意味します。鉄道4社7駅が乗り入れ、1日約240万人が行きかう西日本最大のターミナルエリアです。

そんな活気あるエリアで都市公園を核とした複合総合施設「グラングリーン大阪」。その中で今年3月21日に南館がオープンしました。

南館・パークタワー3階で注目したいのが関西初出店のイタリアンレストラン「BRIANZA OSAKA」です。

奥の窓際席に通されて、すぐ目に入ったのは眼下に広がる「うめきた公園」と大阪駅周辺のビル群でした。ちょうど空中庭園が人気の梅田スカイビルも見えました。青空と芝生の緑、そして店内の白と落ち着いた木の色が調和し心地よい空間が広がっていました。

炭とスパイス、そしてハーブを駆使した新感覚のイタリアンを楽しめると評判の「BRIANTZA OSAKA」。
この日は内覧会用のコース料理で、「生ハムとピタパン」のアミューズに続いてアンティパストとしての魚のカルパッチョ、野菜のグリルと続き、スペシャリテとして登場したのはお店で人気の「トリュフとタマゴのオーブン焼き」でした!黒トリュフをふんだんに散りばめた芳しい逸品に舌鼓をうちました。
またプリモピアットはパスタかリゾットか選ぶのですが、リゾットはトマトベースに春らしいエンドウ豆が添えられていて季節感も味わいました。また、セコンドピアットは、その旨味にしばらく黙って全集中して味わいたくなってしまった「サカエヤ熟成経産牛の炭火焼き」。サカエヤとは、トップシェフたちがこちらの店主が手当したお肉を使いたいと評判の滋賀県の精肉店。
「明日、また滋賀のサカエヤさんに行くんですよ。」とオーナーシェフの奥野義幸さんが気さくにお話して下さいました。

ブリアンツァの創業シェフ・奥野義幸さんは大阪府泉南郡のお生まれ。大阪での初出店はまさに凱旋に当たります。
今回の大阪出店で何か大切にしたことはありますか?と問うと、間髪入れずに「お客様」という答えが返ってきました。
それはどのお店でも変わらない。お客様、そしてスタッフもみんなが笑顔でいられる、みんなが幸せでいられるようなお店を常に大切にしているとのことでした。
また、今の大阪について「活気がある、美味しい、安い・・・など総合力のある街で楽しみ!」とのこと。東京や大阪は全国から食材が集まる場所ではありますが、やはり近くの食材を使い、地の利を活かすと価格や旬の物に出逢えるなど良い面もあるとも仰って、元々ご自分の目で食材を確かめ、生産者さん、卸業者さんと直接会うことを大切にして来られた奥野さんは、大阪出店できっと関西での色んな食材、人との出逢いも更に増えるのだろうなと感じました。

コース料理を食べ終わるころにはすっかり日が落ち、ガラス窓の向こうには明かりが灯ったビル街がキラキラと煌めいていました。
この「うめきた」の特等席「BRIANZA OSAKA」、もしかしたらこの席から8月のなにわ淀川花火大会の花火が見えるかも・・・!?というとっておきの情報も最後に添えておきます。
BRIANZA OSAKA(ブリアンツァ オオサカ)
https://umekita.com/sc/shop-detail/brianza_osaka/
住所: 大阪府大阪市北区大深町5-54 グラングリーン大阪 南館 3F
Text /倉松知さと

関西在住。キャスター、歴史番組制作、京都情報ポッドキャスト制作などを担当後、京都・歴史ライターへ転向。
歴史ガイドブック『本当は怖い京都の話』(彩図社)ほか、京都新聞などでも執筆中。
主に京都、歴史ジャンルでのラジオ、テレビ出演、講演なども。日本旅行作家協会会員。国際京都学協会会員。最新活動は京菓子・山水會25周年記念展覧会トークイベント司会。