熱海・伊豆山にある絶景旅館で癒しのウェルネス湯治スパエクスペリエンス

東京から新幹線で約45分の熱海は気軽に行ける温泉地。そんな熱海のパワースポットのひとつ伊豆山。なんでも自然豊かなこの地の地下には赤と白の龍が仲睦まじくおられるという「赤白二龍」の伝説があり、「尾は箱根の芦ノ湖、頭は伊豆山の地底、温泉の湧くところはこの龍の両眼二耳鼻穴口中」と言われているそう。

伊豆山にあるホテル「熱海・伊豆山 佳ら久(からく)」は、相模湾一望の絶景の展望温泉露天風呂と古代から伝わる五行説に5つの要素(エレメント)にもとづくスパで、ウェルネスな湯治滞在ができます。熱海駅からは車で約7分、送迎(要予約)もあります。

ラウンジからの眺め、初島や遠く大島が見えることも。外のテラスには足湯がある。
アルコール類もいろいろ揃うラウンジ。サーバーで出す生ビールやハイボールも!

最上階8階に海と空が一体となったような素晴らしい眺めのフロントロビー、足湯のあるテラス、ラウンジがあります。ラウンジでは、ソフトドリンク・アルコールのフリーフロータイム(ドリンクとフィンガーフードが無料)14:00~19:00/7:00~11:00とBarタイム(アルコール、おつまみが有料)19:30~22:00が楽しめます。6階には、もう一つ、好みのコーヒー豆を挽いて淹れてくれるラウンジもあって、ゆっくりした時間を過ごせます。

スパの入り口には一対の龍と5つのエレメントを象徴する5色の天然石が置かれています。
東洋思想の五行説に基づくエレメンタルハーボロジーのイメージ図
まずエレメントチェックをします

まずエレメントチェックをします


7階に展望露天風呂、ジム、スパ「Izusan Spa AIOI 」があります。硫酸塩温泉を含む温泉は、湯上りにはすべらかな肌を感じます。そして、スパはひとりひとりエレメントチェックを行い、バランスを整えるオイルを提案してくれます。

今の気分や好きな色、心身の状態、求めている味覚などの項目を選んでいくと、自分のエレメントのバランスがチェックできるようになっています。私は、Wood のウッドリジュボディオイルまたはWater のウォタースーズボディオイルでとのことで、奥深い木の香りのオイルでトリートメントをしてただくことにしました。

アロマの香りただようトリートメント室の奥にハーブテントが置かれている。


このスパの特徴として、ボディコースに伊豆山の走り湯からインスピレーションを得たという「Izusan ハーブテントエクスペリエンス」が最初にあること。テントの中でハーブとアロマの蒸気に包まれて、ほかほかになったところでトリートメントが始まります。長いストロークで、体の凝った部分を心地よくマッサージ。寝落ちしてしまう心地よさでした。

「六つ喜」での朝食では十穀米を選択。焼き魚も美味しい。

熱海や近隣をこだわり、厳選された食材を使った会席料理を出すダイニング 「六つ喜」。朝食は土鍋で焚き上げた佳ら久オリジナルブレンド米と副菜の数が多くて、ゆっくりと楽しめます。

全室に部屋から続くテラスに温泉露天風呂つき。

熱海エリアで唯一、日本ミシュランによる「2024年ミシュランキー」に選出された宿。近場にあって、絶景・温泉・スパでウェルネスな滞在が過ごせます。

熱海・伊豆山 佳ら久(からく)

https://izusan-karaku.orixhotelsandresorts.com/

Text/小野アムスデン道子

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世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。インバウンド・コンサルタント。日本旅行作家協会会員。

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