日本初開催の建築文化の祭典『ひろしま国際建築祭2025』が10月4日(土)から開催

「建築」で未来の街をつくり、こどもの感性を磨き、地域を活性化させ、地域の“名建築”を未来に残すことをミッションとして掲げ、3年に一度開催する建築文化を発信する祭典「ひろしま国際建築祭」は、2025年の今年、日本初開催。広島県の福山市、尾道市を中心に、2025年10月4日(土)より2025年11月30日(日)まで、全21組の建築家・作家によるさまざまな展覧会やイベントが催されます。

参加建築家は、世界的に活躍する著名建築家はもちろん、未来を担う若手建築家・作家まで総勢21組。驚くほど豪華な顔ぶれです。
出展建築家・作家:安藤忠雄、石上純也、磯崎新*、伊東豊雄、川島範久、高野ユリカ、妹島和世(SANAA)、丹下健三*、長坂常、西沢立衛(SANAA)、坂 茂、藤井厚二*、藤本壮介、前田圭介、槇文彦*、山本理顕、VUILD / 秋吉浩気、Clouds Architecture Office、けんちくセンター CoAK、スタジオ・ムンバイ/ビジョイ・ジェイン、UMA / design farm (以上、五十音順・敬称略*故人)

展示プログラムの一部をピックアップして紹介します。

建築界のノーベル賞と言われる「プリツカー建築賞」を受賞した、日本の建築家に焦点を当てる企画展「ナイン・ヴィジョンズ|日本から世界へ 跳躍する9人の建築家」が尾道市立美術館で開催(会期:2025年10月4日(土)- 2025年11月30日(日))。これには、プリツカー建築賞を受賞した8組(9名)の建築家である 丹下健三(1987年受賞)、槇文彦(1993年受賞)、安藤忠雄(1995年受賞)、妹島和世・西沢立衛[SANAA](2010年受賞)、伊東豊雄(2013年受賞)、坂茂(2014年受賞)、磯崎新(2019年受賞)、山本理顕(2024年受賞)による展示。

ひろしま国際建築祭2025のテーマ「つなぐ——「建築」で感じる、私たちの“新しい未来”」に呼応し、未来を担う5組の建築家がそれぞれの視点から新たなヴィジョンを提示する試み「NEXT ARCHITECTURE|「建築」でつなぐ”新しい未来”」は神勝寺 禅と庭のミュージアム(無明院)にて(2025年10月5日(日)- 2025年11月30日(日))出展は藤本壮介、石上純也、川島範久、VUILD/秋吉浩気、Clouds Architecture Office 。

戦後日本の建築界をリードしてきた建築家・丹下健三が、東京・成城に自邸として設計した住居がありました(1953年竣工。現存せず)。現在進行中のその伝説ともいえる住居を、瀬戸内海を見下ろす福山市内の丘の上に再現するプロジェクトを垣間見る企画「神原・ツネイシ文化財団 建築文化再興プロジェクト 「成城の家」の写し — 丹下健三の自邸再現・予告展」は、神勝寺 禅と庭のミュージアム(無明院・明々軒)で。(2025年10月5日(日)- 2025年11月30日(日))

また、福山が生んだ建築家・藤井厚二の建築をめぐる100年の物語「後山山荘(旧・藹然荘(あいぜんそう))の100年とその次へ|福山が生んだ建築家・藤井厚二」は、ふくやま美術館 (ギャラリー)で(2025年10月4日(土)- 2025年11月30日(日))。

建築家・長坂常が尾道で一目惚れした空き家を自ら購入しリノベーション、新たな文化交流拠点として再生させた「LLOVE HOUSE ONOMICHI(ラヴ・ハウス・オノミチ)」建築祭開幕に合わせ、オープンハウス「OPEN LLOVE HOUSE」を開催。長坂が率いる建築設計事務所、スキーマ建築計画が今年で設立から27年を迎えることを記念し、OBOGと現スタッフ約40名が自身の携わったプロジェクトや現在の活動を報告。本展では、その記録と共にスキーマで素材やデザインを検討する際につくってきたサンプルや家具なども展示します。(前期2025年10月4日(土)-2025年10月13日(月・祝日)後期 2025年11月22日(土)-2025年11月30日(日))

などなど、ユニークでここでしか見れないものばかり。建築好きはもちろん、建築と地域や未来の関わりを目の当たりにできること間違いなし。W LIFEからトラベルアクティビスト真里、編集長小野アムスデン道子がオープニングに参加。改めてその様子をレポートしますのでお楽しみに。

ひろしま国際建築祭

会期:2025年10月4日(土)- 2025年11月30日(日)  (58日間)

開催地:広島県福山市、尾道市+瀬戸内エリアのサテライト会場
福山/神勝寺 禅と庭のミュージアム、ふくやま美術館(ギャラリー)
尾道/尾道市立美術館、まちなか文化交流館「Bank」、LLOVE HOUSE ONOMICHI、ONOMICHI U2、LOG

入場料鑑賞パスポート(福山・尾道共通3日間有効パスポート)
・会場販売 3,000円(税込)
・WEB販売 2,500円(税込)
[高校生以下および障がい者] 無料
*尾道市立美術館のみ単館チケットの販売あり。

『ひろしま国際建築祭2025』公式ホームページ

https://hiroshima-architecture-exhibition.jp/


主催:一般財団法人神原・ツネイシ文化財団
https://kambara-tsuneishi-foundation.jp/

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