【とっておきの秋の休日】沖縄はリゾートも那覇も快適シーズン 魅力満載の女子旅その①

10月に入ってようやく秋を感じるようになりました。夏のイメージが強い沖縄ですが、実は温暖な秋こそ快適な旅のベストシーズンです。女性誌エディターの視点ならではのファッション・旅・食などの情報を発信する川口ゆかりさんを旅のバディに沖縄へ。非日常な「星のや沖縄」と那覇の裏通りも満喫できる「OMO5沖縄那覇 by 星野リゾート」での滞在を2回に分けてお届けします。 

[「バンタカフェ」 にて、ガーリックシュリンプ(900円)と爽やかなシークヮーサーネード(800円)絶景はプライスレス!いきなり盛り上がる

那覇空港からまずは「星のや沖縄」へ。車で約1時間、リムジンバスで約1時間20分で着きます。ちょうど午後一に到着したので、まずはお隣にある「バンタカフェ by 星野リゾート」でランチ。こちらと「オールーグリル」という絶景のレストランは外来もOK。海のテラスは畳敷きで心地よくまったりとしたじかんが過ごせます。11月9日まで本箱がたくさん置かれて読書も楽しめる「よんなーBOOK days」開催中。https://banta-cafe.com/topics/3945/


いよいよ非日常な「星のや沖縄」の中へ

海底のような雰囲気のレセプションから、お花に彩られた道を通って客室へ。
全ての客室は、左:土間ダイニング、右:リビングルームとベッドルームがあるスイートタイプ。
ベッドルームの壁の琉球紅型の細かい柄に見惚れます。

深い蒼色の沖縄の海の中に入ったようなレセプションを通って「星のや沖縄」の中へ。琉球時代の城跡「グスク」に見立て、モダンな壁が築かれた向こうに1kmの海岸線に沿って立つ100室の絶景オーシャンビューの客室、プール、集いの館、ダイニング、スパ、道場などがあって、緑とカラフルな花に囲まれた楽園です。

大きな茶せんでこん盛りと泡立ててくれるぶくぶく茶は香ばしい味わい。二人ともホッと一息。

沖縄発祥の武術である空手に由来した「道場」からも海が望めます。伝統のぶくぶく茶を泡立ていただき、海を眺めてゆっくりと。


一年中24時間使えるインフィニティプール

時間によって楽しみ方が変わるインフィニティプール。オレンジに海を染める夕陽がきれい。

 秋の沖縄、潮風が本当に心地よい。そして「星のや沖縄」では、海と溶け合うようなインフィニティプールが加温式で1年中、24時間、ちょうどいい水温で楽しめます。水盤のような深さ10cmのエリア、子どもも泳げる深さのエリア、そしてインフィニティの先の海を眺める大人なエリアと水深で変化があります。

プールを望む「集いの館」にはドリンク(さんぴん茶や和紅茶・コーヒーなど)やちんすこうなどのお菓子が置かれたライブラリーがあって、夕刻には三線(さんしん)や沖縄空手などが披露されたり、泡盛が無料で振る舞われたりもします。美しい夕陽と共に過ごすひと時は格別でした。

沈む夕陽を背景に奏でられる三線の調べが心に響きます。

琉球×医食同源×イタリアン 感嘆のディナー

「星のや沖縄」のダイニングは「琉球ガストロノミア~Bellezza~」をコンセプトにした特別な体験でした。星の輝く沖縄の夜空をイメージしたアプローチに続くダイニングの空間はブルーを基調にした海を感じる空間。

そこで提供されるメニューは、琉球王朝時代から続く「クスイムン(医食同源)」の教えから着想を得て、「Bellezza(イタリア語で美)」と名付けたコースで、食事で健やかな美に導こうというもの。琉球とイタリア、ちょっと意外な組み合わせに思えるかもですが、豊富なミネラルを含む海の恵みやビタミンを得る畑の恵みなどを生かした独創的なお料理は、どれも味わい深くてもっと食べたいと思えるものばかり。


例えば、前菜だけでもイカスミとオレンジやウイキョウのマリネ、ヘチマのカポナータ、カリフラワーと紅芋のフリタータと、どれも食材の旨みや食感の活かし方が際立つ素晴らしいお料理でした。全9品、1名24,200円(税・サ込み)(宿泊料別・宿泊者対象)

この日のメニューから。左:盛り付けも見事な前菜、中上:パイナップルのガスパチョ、中:ターンム(田芋)のニョッキ、下:パッションフルーツとシャコ貝のカッペリーニ

ウェルネスな滞在を「琉球発酵滞在」も

翌朝、海辺で「朝凪よんなー乗馬」。爽やかな朝の空気を馬上で感じるお散歩。その昔、ここ読谷村には琉球王府の管理する広大な馬場があったそうな。波打ち際の風景がとても美しく、朝からとてもいい気分。30分6,050円(税・サ込み)

とても穏やかな朝の乗馬。海にも慣れている馬たち。
左上は、旬のお魚の塩煮(マース煮)、朝からバランスの取れた食事。

朝食は、洋食のシチリア朝食と琉球朝食のチョイス。琉球朝食は、ゆし豆腐やラフテー(豚の角煮)、ジューシー(炊き込みごはん)などお馴染みの沖縄料理がずらり並んで充実してました。

最後に本来は3日間の発酵食で心身を調える秋のウェルネスプログラム「琉球発酵滞在」(11月27日まで)のさわりを体験させてもらいました。沖縄の黒麹菌が造る泡盛やカシジュー(酒粕)、もろみ酢や発酵食品を味見。田芋でニョッキを作り、カシジューソースをかけてランチ。ナチュラルな美味しさにすっかり沖縄発酵食のファンになりました。部屋に置かれたおやすみ前のドリンク(黒麹玄米、黒糖、バナナ)も優しい甘さで体に沁み入るようで、食の大切さを感じる機会にもなります。
琉球発酵滞在https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyaokinawa/activities/14262/

生き返った気分になった「星のや沖縄」の滞在。川口ゆかりさんのinstagram滞在レポもぜひご覧ください。https://www.instagram.com/yucarikawaguchi/

さて二人は、これから那覇で市場ややちむん、裏通り散歩の旅へ。第2回に続きます。

Text/小野アムスデン道子

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世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。インバウンド・コンサルタント。日本旅行作家協会会員。

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