都心ホテルの最上階レストランがコンセプトリニューアル。
美食を知る大人の穴場に

皇居外苑と日比谷公園に面する都心のラグジュアリーホテル「ザ・ペニンシュラ東京」。

東京メトロ日比谷線・千代田線・都営三田線と3線が乗り入れる日比谷駅と東京メトロ有楽町駅から地下で直結という抜群の立地で、一階「ザ・ロビー」の高い天井と竹のオブジェ「臥龍の門」がアイコニックなホテルです。

訪れた際は、秋らしくオリジナル家紋アート作品「ペニンシュラ楓紋 × 現代楓図」に 彩られていました(2025年10月30日まで)

皇居外苑や日比谷公園を一望する最上階(24階)にあるレストラン「Peter」が、レストランコンセプトを「ステーキ&グリル」から「モダンフレンチ」へとリニューアル。ランチに訪れました。

最初の一皿、「紅ずわい蟹 北海道産 茶碗蒸しのインスピレーション」から、華やかさに 引き付けられ、昆布の奥にチキンが深く感じられるスープのおいしさに感激。

シェフは、フランス・マコン地方出身で、2014年に来日、ニセコや札幌でも腕をふるってきたというヨハン・ダコスタ氏。日本各地の食材の魅力をよくご存じです。

各シーズンの食材を選りすぐって。旬の恵みの味わいを活かし、味が強いバターや砂糖などは極力控えているそう。南フランスの港町や北海道での経験から、海の幸など北海道はじめ国産の良質な食材の旨味を際立たせた料理が特徴です。最初の一品は、フレンチの「フラン」なのですが、まさに日本の茶碗蒸しの滋味を感じる一品でした。

併設する「Peterバー」と言えば 、数々の受賞歴を誇るカクテルも欠かせません。左)北海道「ピーターアビエーション」、
右)ノンアルコールで3500円
「ハタ 愛媛県産 小松菜のスチーム 蕪のグレーズ クレソンのクーリ」

2皿目は、魚料理。上品な淡白さに旬で旨味が増したハタにクレソンを使ったソースが見た目も美しくヘルシー。奥深さと軽やかさのハーモニーを味わいました。

「比内地鶏 東北産 燻製茄子のムースリーヌ キャベツの煮込み 紫蘇風味の軽いジュ」

しっかりした味の比内地鶏としゃきっとしながら優しい味の野菜をほのかに紫蘇が香るソースに絡めながらいただきました。それぞれ量は多くありませんが、魚も肉も味わい深く満たされた気分になるお料理です。

「金継ぎ 山梨県産 梨の赤ワイン煮 ラ・フランスのソルベ ムース」

デザートの名前は”金継ぎ”。見た目その通りです。金で継がれたようなホワイトチョコレートを割り入れると中から ラ・フランスのソルベ ムースが!旬のフルーツ、梨のワイン煮とともに上品な味わいを楽しみました。この日のシグニチャー4品ランチコースは9,500円(税・サ込み)

シェフのヨハン・ダコスタ氏。

最後に挨拶に来てくださったシェフのヨハン・ダコスタ氏。
流暢な日本語で、日本の食材や和食の素晴らしさを活かしたモダンフレンチを創り上げていきたいと話されてました。

眺望も素晴らしい「Peter」。とても便利な場所なので、美食を知る大人に味わっていただきたいモダンフレンチです。

Peter  ザ・ペニンシュラ東京 24階

ランチ 11:30 - 14:00(LO 13:45)ディナー 17:30 - 22:00(LO 21:00)

ザ・ペニンシュラ東京 https://www.peninsula.com/ja/tokyo

Text /W LIFE編集部

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