135年の歴史を持つ酒蔵が挑戦 尾瀬の”水芭蕉”プロジェクト

群馬県で135年の歴史を持つ酒蔵「永井酒造」。温暖化で雪が減ったり、ニホンジカの出没で花が減ってしまった尾瀬の水芭蕉を守ろうと環境保全に取り組んでいます。

 清らかな川が流れる群馬県の川場村にある永井酒造の日本酒は、その名も「水芭蕉 Mizubasho」。食前・食中・食後と日本酒を楽しむ「NAGAI STYLE」を打ち出していて、それぞれに向くSparkling・Still・Dessrtを出しています。

尾瀬の水芭蕉プロジェクト発表会にて片岡鶴太郎氏をはさんで永井酒造蔵元夫妻

 ラベルを群馬県の草津にミュージアムもあるアーティスト片岡鶴太郎氏と2度目のコラボレーション。その新作「MIZUBASHO Artist Series」の発売に合わせて、社会課題に取り組む「尾瀬の水芭蕉プロジェクト」の発表もありました。

 かつて2万株あった尾瀬の水芭蕉は今や1000株近くまで減少しています。そこで、永井酒造と三条印刷、東京パワーテクノロジーと地域の3社がアライアンスを組んで、2030年までに2万株の水芭蕉を大清水湿原に植えることを目標に立ち上げたプロジェクト。永井酒造は「Mizubasho Artist Series」の5%をプロジェクト資金に寄付するそう。

 ボトルデザインも素敵な「MIZUBAHO Artist Series」は、まず泡の日本酒「MIZUBASHO Artist Series Floral Sparkling 2022 」(画像 左)を食前に。独自の瓶内2次発酵技術でシルキーな泡が立ち上がり、白桃や林檎のフルーティな香りがします。アルコール度数12%、360ml。

 食中酒には、「MIZUBASHO Artist Series  Still Sake 2022 」(画像中央)を。ライチのような上品な甘さ、果実のようなみずみずしさに、グレープフルーツのフレーバーをほのかに感じます。なめらかで、軽快で、いろんな料理と一緒に楽しめるのが新鮮な日本酒です。アルコール度数13%、720ml。

 食後にも楽しめる日本酒?! 「MIZUBASHO Artist Series  Desert Sake 2022」(画像右)は、パッションフルーツやアプリコットを連想させる上品な甘みで、スイーツや果物、チーズに合わせても。アルコール度数12%、300ml。

     今までワインは飲むけど日本酒はあまり…という人にも気軽に楽しんでもらえるテイストで、ボトルをそのままテーブルに置いていてもお料理が生えそうです。日本酒を飲んで環境保全のお手伝いができるというのもうれしいお酒ですね。

MIZUBASHO Artist Series 公式サイト https://mizubasho-artist.jp

尾瀬の水芭蕉プロジェクト:

https://mizubasho-artist.jp/japanese/wp-content/uploads/Oze_no_Mizubasho_Project.pdf

Text / W LIFE編集部

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