旅は大好き! けれども、なんだかいつも同じ場所にばかり行ってしまう……。そんな人におすすめなのが、Peach Aviation (ピーチ)がこのほど発売した『開運旅くじ』。宝くじと旅くじのおもしろいところを盛り込んだくじで、どきどきわくわくするのが特長です。
ドキドキ感から始まる旅
格安航空会社ピーチがこのほど東京、名古屋、大阪で発売を開始した『開運旅くじ』。これまでにも販売されてきた、“旅くじ”とちょっと違うので、東京での発売初日に取材に行ってみました。
そもそも“旅くじ”とはなんぞや? という方のために説明いたしますと、昨年から販売を開始したピーチの『旅ガチャ』は、1回5,000円でガチャガチャができるというもの。賞品のカプセルには6千円分のピーチポイントコードのほか、行先とその旅先での“ミッション”――知られざるパワースポットを訪れたり、名物料理を食べるなど――が書かれた紙が入っています。このポイントは書かれた旅先行の航空券との交換にしか使えないので、つまり1,000円分お得にポイント交換できるものの、旅先は自分で選べないというわけです。
行き先がわからないという点でJALの『どこかにマイル(※国内特典航空券は通常12,000マイルからの交換であるところ、6,000マイルで交換可能。ただし、行先は選べない)』と似ていますが、『旅くじ』は航空券ではなく航空券と交換できる6,000円分のポイントですので、除外日や座席数に限りがないこと、そして「誰でも購入可能」というところがちょっと違います。
さて、その“旅くじ”に新しく登場したのが『開運旅くじ』で、内容は概ね『旅ガチャ』と同じですが、こちらはガチャガチャではなく宝くじ売り場で購入します。木のおみくじ箱を振って出た番号を売り子さんに伝えて、その番号に相当するくじと交換してもらう仕組みで、東京と大阪、名古屋のチャンスセンターなどで2022年11月18日までの販売です。
東京での発売日当日はチャンスセンターの開店前から並ぶ人がいました。先頭の男性二人組に聞けばなんと7時から待っているそう。「旅先は北海道か沖縄だったらいいな」と話していましたが……。
がらがらとおみくじ箱を振って、いざ! 引いたのはお見事、札幌(新千歳)でした。その次に並んでいたのは女性の二人組で、こちらはそれぞれ女満別と宮崎と、まったく別の方向に。その次の男性はまた札幌と、遠方の旅先が立て続けに出ています。行先はどこかな……と、くじを開いてみるまでのドキドキ感はなかなかのもの。見ているこちらも一緒になって興奮してしまいました。
上手に使えばかなりのお得感
6,000円分のピーチポイントは利用期限内ならいつでも使うことができるので、行先の路線がセールになっているときに交換すれば往復分をまかなうこともできるかも?
たとえば8月25日から31日までの『10周年記念セール第3弾』の最安値は390円(「シンプルピーチ」の場合)なので、うまく予約できれば同行者の分も余裕でカバーできますし、もしくは機内預けて荷物や変更手数料が無料になる「バリューピーチ(最安値2,390円)」で、ゆったり往復するのもよさそう。こんなふうに旅を組み立てるのもちょっとしたお楽しみです。
最近、ピーチは羽田からの国際線も再開を発表したばかり。代表取締役CEO森健明氏によれば、この旅くじに海外の渡航先を入れることも検討しているそうで、ますます夢が広がりそう。
『開運旅くじ』には、さらに抽選日が12月1日の宝くじ10万円分が1名様に当たる「後追いくじ」の抽選番号もついていて、12月までドキドキが続くのもお楽しみどころのひとつ。宝くじ好きな人にもそうでない人も、このドキドキ感を楽しみましょう。
ピーチ旅くじ詳細:
東京・名古屋・大阪各地のチャンスセンターなどで2022年11月18日まで販売
購入は現金のみなのでご注意を!
https://www.flypeach.com/campaign/shakelabo/tabikuji/
取材/岩佐史絵
トラベルジャーナリスト/コーディネーター。人生を豊かにするような旅を! をモットーに、魅力的な旅スタイルをさまざまなメディアに提案。ラグジュアリー、グルメ、子連れ、教育などのテーマでの旅記事執筆が多いものの、北極やアマゾン源流など辺境も大好物のフリーランス。