日本でも市民権を得つつある植物性ミルク。
その中でも世界的に注目されているのがスウェーデン発オーツミルクブランド「オートリー(OATLY)」が、公式に日本に上陸し、9月20日より首都圏エリアを中心としたコンビニやスーパー、ナチュラルローソン(一部店舗を除く)やAmazon、ヨドバシ.comなどオンラインで販売を開始しました。
「オートリー(OATLY)」は、オーツ麦と菜種油、食塩だけというシンプルな原料で作られるオーツミルクです。製法は、オーツ麦を細かくし、酵素を加えオーツ麦の中に含まれているデンプンを分解することでオーツ麦の自然な旨みをひき出しているのだそうです。
今回発売されたのは、「オートリーオーツミルク オリジナル」、「オートリー オーツミルク チョコレート味」の2フレーバー。自宅に常備できる1ℓサイズ(702円)と紙ストロー付きの250㎖(216円)。価格はともに税込み。
「環境負荷の低減、多くの栄養と美味しさを届ける」ことをポリシーに製造過程で出る麦の廃棄物再利用を始め、パッケージに使用する素材、キャップは植物由来のプラスチック、紙ストローを採用。全ての工程がサステナブルであることを目指し、活動を続けています。
「オートリー(OATLY)」は独自の製造技術で、オーツ麦の持つ食物繊維“β-グルカン” を豊富に含むオーツミルクを製造しています。β-グルカン(水溶性食物繊維)は、血中コレステロールの上昇を抑えるほか、満腹感の維持作用の効果があるといわれており、近年注目されている栄養成分です。
製造過程で壊れてしまいやすいβ-グルカンを、酵素の力を駆使して多く保ったままミルクにしていて、オーツ麦本来の栄養価が体にそのまま届くのだとか。コップ一杯分(250 ㎖)のOATLY のオーツミルクには、1 日に摂取するとよいと推奨されている量の3分の1(1ℊ)のβ-グルカンが含まれています。また、動物性原材料は一切使用しておらず、オーツ麦と菜種油、塩が主な原材料で、ビタミンやカルシウムも豊富に含まれるため1杯で手軽に栄養を補えるのが嬉しい。
気になるその味わいはオーツ麦の芳ばしさと自然がもつ甘さが感じられ、口当たりがとてもまろやかなので、ラテやチャイにも良く合います。自然な甘みとコクがあって、後味はスッキリしていてクセがなく、飲みやすいです。冷やしてストレートで飲むのはもちろん、朝食のシリアルや、よりヘルシーに料理やデザートを作りたい時、材料として牛乳の代わりに取り入れたいです。
以前、医学博士である新谷ドクターから動物性ミルクは腸への負担が大きいと伺ってから、生活の中に植物性ミルクを摂り入れるようになったのですが、アーモンドミルクなどは独特のクセがあり続けられませんでした。毎日飲みたいと思えるオーツミルクは救世主的存在です。
こちらは「オートリー(OATLY)」オーツミルクを使ったヴィーガンメニュー。マッシュルームスープ、ラタトゥユ、キッシュ、オーバーナイトオーツ、ブラウニーです。クセがなく、食材の風味を際立たせていました。また、温めても分離しないので、これからの季節はヘルシーな「オーツミルク鍋」もオススメです。
ユニークでアーティスティックなパッケージはインテリアの一部に。飲み終わった容器は捨てずにフラワーベースとして再利用できたり、フォトジェニックでインパクトあるビジュアルに世界のファッショニスタが熱狂する理由が分かります。オートリーのオーツミルクを生活に摂り入れることで、世界を先導するスウェーデンのサスティナビリティに触れる事ができ嬉しいです。
「オートリー(OATLY)」
https://www.instagram.com/oatly/
Text /佐保田 香織
総合商社→流通コンサルタントを経て幼い頃から親しんだ和の世界へ。きものサロンを主宰し、着付けのマンツーマンレッスンや着物イベントを企画。着物で食べ歩きをするなかでフードアナリスト資格を取得し、フードアナリストとして商品開発やメニュー開発、メディアでの情報発信など食の分野でも活動している。