『【和牛のふるさと山陰】旅する鳥取テロワール』メディア発表会・試食会が丸の内のフランス料理店「サンス・エ・サヴール」にて開催され 、中国地方知事会長で鳥取県知事 平井伸治氏と「サンス・エ・サヴール」料理長 鈴木孝徳氏が登壇しました。
「鳥取和牛は日本の和牛のルーツで、初めて牛の戸籍簿ができたのは鳥取県です。鳥取県・島根県は全国大会で2回連続して、肉質日本一を獲得しています。」と鳥取和牛の魅力を語る平井知事。
1920年、鳥取県は全国で初めて和牛の登録事業(牛の戸籍管理)を開始、1966年「第1回全国和牛能力共進会」で県畜産試験場所有の種雄牛「気高」号が日本一に評価され、その後、「気高」号の子孫は全国へ広がり、多くのブランド牛のルーツになったのだそうです。2017年に”肉質日本一”の評価を受けた鳥取県有種雄牛「白鵬85の3」号も「気高」号の血を受け継いだ子孫です。全国各地のブランド和牛のルーツは「鳥取和牛」にあるのだそうです。
南仏モンペリエにある「ル・ジャルダン・デ・サンス」は、双子のジャック&ローラン・プルセル兄弟による、地中海のシンプルな料理を軸にしたミシュラン三つ星掲載のレストラン。”プルセル・キュイジーヌ”を日本で提供する「サンス・エ・サヴール」は、店名にある「サンス」=感覚が重要なコンセプトになっています。五感に働きかける料理は見た目で美しさを愛で、一口食べるたびに歯ごたえと耳で音を感じ、口の中で豊かに広がる香りを感じ、味わいを感じ、感覚を研ぎ澄ましていきます。
フランス料理のテロワールとは?
「その土地に根差した素材を使った料理や、同じ地方のワイン、チーズの組み合わせを愉しむ」とふいう食の哲学。
試食会では、アミューズからメインディッシュまで鳥取和牛と鳥取県産食材を掛け合わせた特別コースを堪能。
「サンス・エ・サヴール」料理長・鈴木孝徳氏が鳥取県に足を運び、現地の気候風土に触れて感じた”鳥取テロワール”を一皿一皿に表現していました。
中でもウィークリーフェア提供メニューである「鳥取和牛オレイン55フィレ肉のロティ 鳥取県産大山ブロッコリーのコンポテ ソース・ポワブラード」は「鳥取和牛オレイン55」を、低温でじっくり調理された絶妙な火入れが素晴らしくやわらかな肉質を最大限にいかしています。
オレイン酸は融点(固体から液体に変わる温度)が16℃と低いため、含有量が高いと“口溶け”が良くなるため鳥取和牛オレイン55の口溶けの良さはオレイン酸が多く含まれているので舌の上で解けやすいのだそうです。
鳥取の土地が育んだ素晴らしい食材や生産者の想い、文化と「サンス・エ・サヴール」のコンセプトでもある“五感の追求“が融合し、「圧倒的な食体験」を体感することができました。
『【和牛のふるさと山陰】旅する鳥取テロワール』
期間中は「サンス・エ・サヴール」、六本木「オーベルジュ・ド・リル トーキョー」、「フィリップ・ミル 東京」、大阪「ラ・フェット ひらまつ」で鳥取和牛や鳥取食材の美味しさやその魅力を楽しむことができる。現地を旅しているかのように鳥取のガストロノミーを堪能したいですね。
開催期間:2025年2月1日(土)~2月14日(金)
▼サンス・エ・サヴール/丸の内ビルディング35F
■提供コース
<ランチ>
Menu Escapede 総額¥14,520
<ディナー>
Sens & Emotions 総額¥15,730
Sens & Decouverte 総額¥21,780
▼詳しくはこちら
https://www.hiramatsurestaurant.jp/sensetsaveurs/news/#3928
サンス・エ・サヴール他、期間中、下記のレストランにて鳥取和牛を使った特別メニューを提供する
東京・六本木
・オーベルジュ・ド・リル トーキョー
・フィリップ・ミル 東京
大阪・中之島
・ラ・フェット ひらまつ
詳細は各HPをご確認ください。
Text /佐保田 香織
総合商社→流通コンサルタントを経て幼い頃から親しんだ和の世界へ。きものサロンを主宰し、着付けのマンツーマンレッスンや着物イベントを企画。着物で食べ歩きをするなかでフードアナリスト資格を取得し、フードアナリストとして商品開発やメニュー開発、メディアでの情報発信など食の分野でも活動している。