銀座にある創作和食店「SHARI THE TOKYO SUSHI BAR(シャリ ザ トーキョー スシバー)」は、“腸活栄養士”の監修のもと料理長が考案した、宝石のようなロール寿司をはじめ、見た目に美しく腸も喜ぶ「日本一美しい腸活御膳」を提供しています。
多様な菌を摂取できるように、1食に36種もの食材を使っています。さらに、腸内細菌のエサとなる食物繊維を多く含む海藻や野菜、オーツ麦なども多く料理に取り入れ、菌を摂り育てることを意識した料理だそう。
調味料も“腸活目線”で選定しており、米糀を加えて発酵をさせたものなど、“腸のプロ”が厳選した“さしすせそ”(砂糖・塩・酢・醤油・味噌)を使っています。
この特別な御膳は、腸内細菌を研究する AuB(株)(東京、代表取締役鈴木啓太)の協力を得ています。鈴木社長は、元浦和レッズ・サッカー元日本代表選手です。現役時代から、調理師の母親の影響もあり、「人間は腸が一番大事」と言われて育ったそうです。そんなことからも、腸内細菌の研究をベースに“腸ケア”商品を展開する会社を立ち上げています。今回のランチでは、胃を刺激して食欲を増進させる食前酒のかわりとして、「食前の腸活茶」としてこちらを提供しています。

御膳の主役であるロール寿司のシャリには、「おなかのためのごはんに足すだけオーツ麦」を白米に3割混ぜています。オーツ麦は、腸内環境を整える鍵となる「水溶性と不溶性の食物繊維」をバランスよく含みます。さらにお酢は、「おなかのための甕(かめ)仕込みにごり酢」を使っており、これは生きた酢酸菌を含むのが特徴で、300年続く蔵が日本古来の製法で長期間かけて仕込んでいると言います。善玉菌の活動を助けるので、便通の改善や免疫力アップをサポートします。

この日は、鈴木社長の初めてのロール寿司のデモンストレーションもありました。

有機野菜のサラダには、甘酒「桃のやすみじかん」を使ったドレッシングを考案して、かけています。甘酒は“飲む点滴”と言われる伝統的な発酵飲料。甘酒で菌を摂り、野菜の食物繊維で腸内細菌を育てる、腸が喜ぶサラダです。口に運ぶと爽やかな桃の香りが鼻に抜け、食を進めます。

「おなかのための糀が入ったお醤油」を使った蓮根の梅肉和えや、「おなかのための甘糀みそ」を使った鮭の甘糀味噌焼き、「おなかのための糀ソルト」を使った牛ハラミのカツレツも御膳に入っていて、ボリュームもたっぷり。
デザートはもち麦の入った「はらもちあまざけ」と果糖の少ない「おなかのためのもち米シロップ」を使ったパンナコッタです。砂糖を少量に抑え、罪悪感が少ないのも嬉しいポイントです。

SHARI THE TOKYO SUSHI BAR(シャリ ザ トーキョー スシバー)
住所 東京都中央区銀座 2-4-18 アルボーレ銀座ビル 8 階
提供期間 2025 年 10 月 18 日(土)~2025 年 12 月 30 日(火)
営業時間 【平日】ランチ 11:30~14:30(L.O.14:00)【土日曜祝日】ランチ 11:30~15:00(L.O.14:30)
定休日 月曜日・年末年始
※「腸活御膳」の提供時間は上記のランチタイムの時間帯のみです。
「日本一美しい腸活御膳」価格 税込3,200円
Text / 酒・食・旅・文筆業 磯部らん

コミュニケーションやマナーに関するビジネス本を多数出版。とくに発展途上国 が好きで、アマゾン川でピラニア釣り、南インドにドーサを食べになど、好きなこ とをしに海外をひとり旅する。日本酒利き酒師。http://isoberan.com