目白台のお屋敷の一画、御仏の姿に癒される美術展へ

今は遠き武蔵野の面影を止める目白台の一画に、江戸時代から戦後にかけて所在した広大な細川家の屋敷跡の一隅にある「永青文庫」。「アジアの仏たち―永青文庫の東洋彫刻コレクション―」が開催されています。

細川家は室町幕府三管領の一つとして武門の誉れ高い家柄です。永青文庫の設立者は、細川家16代の細川護立(もりたつ、1883~1970)で、元総理の細川護熙氏は孫にあたります。細川護立は、幼少期から漢籍に親しみ、渡欧を機に東洋美術を広く蒐集し始めました。また、中国考古や陶磁器ばかりではなく中国の石仏・金銅仏、インドや東南アジアの彫刻をもコレクションに加え、近代日本有数の美術品コレクターとして知られています。

重要文化財「菩薩半跏思惟像」 中国 北魏時代(6世紀前半) 永青文庫蔵

そんな永青文庫で3月29日(日)まで開催されているのが「アジアの仏たち―永青文庫の東洋彫刻コレクション―」。

「菩薩半跏思惟像」や「如来坐像」(いずれも重要文化財)をはじめとする中国彫刻のほか、多種多様なインド彫刻を7年ぶりに見ることができます。

重要文化財「如来坐像」 中国 唐時代(8世紀前半) 永青文庫蔵

画像説明国宝「金銀錯狩猟文鏡」 中国 戦国時代(前4~前3世紀) 永青文庫蔵


また、2025年8月より1年間、日本最古の美術誌『國華』の表紙を、“細川ミラー”の名で広く知られる「金銀錯狩猟文鏡」(国宝)が飾っていますが、それを記念して本展で特別展示されています。

永青文庫へは、JR目白駅(「目白駅前」バス停)・副都心線雑司が谷駅出口3(「鬼子母神前」バス停)より、 都営バス「白61 新宿駅西口」行きにて「目白台三丁目」下車徒歩5分。冬の1日、御仏と向かい合えば心は穏やかにあたたかになりそうです。

アジアの仏たち―永青文庫の東洋彫刻コレクション―

会期:2026年1月17日(土)〜2026年3月29日(日)
会場:永青文庫
時間:10:00〜16:30(最終入館時間 16:00)※状況により、臨時に休館や開館時間の短縮を行う場合がございます。
休館日:毎週月曜日(ただし2月23日は開館し、2月24日は休館)
入館料:一般:1000円 シニア(70歳以上):800円 大学・高校生:500円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方及びその介助者(1名)は無料
【永青文庫 公式サイト】https://www.eiseibunko.com/

Text /W LIFE編集部

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