新型コロナによる緊急事態宣言で、外出自粛の大きな影響を受けている飲食業。旅と食をこよなく愛するトラベルアクティビスト真里さんが、こんな時期だから登場したとっておきのお取り寄せの方法を教えてくれました。
今回も巣篭もり生活の中のお頼み、「お取り寄せ」をテーマに情報をお届けします。
「コロナ支援・訳あり商品情報グループ」というFacebookの公開グループをご存知ですか?レストラン向けに生産していた商品、各地で開催予定だったイベントや催事向けに生産・加工していた商品が行き場をなくしています。このままでは廃棄するしかないのか、廃棄にもお金がかかるし・・・というものを通常価格より30%以上の割引で販売する情報が投稿されています。農業・漁業・畜産などの一次産品の生産者、スイーツやドレッシングなど加工品を作っている方々からの多くの投稿が日々更新され、商品によってはあっという間に売り切れ・完売ということも。
私が最初にお取り寄せしたものは、愛知県の生産者から50本のバラ。3月以降の自粛で、卒入学式・結婚式・様々なイベント等が中止の一方、生産者は開花のタイミングを計って出荷準備をしていました。丹精込めて育てたお花を廃棄処分にするなんて、勿体無い!即、申し込みをしました。数日後、種類も色も様々なバラが大きな花束で届きました。こんなにたくさんのバラの花束を抱えることは初めてかも!心がウキウキして、柄にもなく花束を抱えたセルフィーをたくさん撮ってしまいました。
ほとんどの時間を家で過ごすのだから室内を華やかにしようと、他にも福岡県の生産者さんからはユリ、千葉県の生産者さんからは紫陽花の鉢植えをさらにお取り寄せ。ユリは、ピンク系がくるということだけを知らされていたのですが、届いてみてびっくり。ピンクと一言で言っても、色の濃淡・香りの強さなど様々です。ツボミの状態で届いて、徐々に開いていく様子が毎日楽しみです。
紫陽花は、4鉢取り寄せましたが、スタンダードな薄い水色だけでなく、花びらの縁に沿って違う色で縁取りされているもの、花びらが縮れているものなど、こちらもバリエーションが豊富。改めて、生産者の努力で、いろいろな品種があるのだなあと感心しました。お花に囲まれて、巣篭もり生活も快適。
食品ではじめに取り寄せたのは、国産キャビア。日本の三大秘境の村、宮崎県椎葉村で生産されている「平家キャビア」というユニークな名前の商品です。この椎葉村は「平家の落人が住み着いてできた村」という言い伝えがあるそう。生産者さんによると「約8年かけて育てたチョウザメから採れたキャビア。低水温で通常より1〜2年長く飼育して採卵するため卵径の大きな上質なキャビアが採れます」とのことです。「平家」というネーミングと丁寧に飼育されたチョウザメから作る国産キャビアということに興味津々。さっそく注文、届きました。
今まで世界中を旅してきた私。「せっかくキャビアがあるなら、ロシア風に食べてみよう!」と思い、ロシアのパンケーキ「ブリニ」を焼いて、フィンガーフードにしてみました。ブリニは、そば粉入りのパンケーキ。通常のパンケーキのレシピのうち、小麦粉の分量を減らして、3分の1をそば粉にしてみてください。そして、砂糖は入れないで。キャビアや、これまたロシア料理では欠かせないスモークサーモン、サワークリームと相性の良いパンケーキです。
他にも、福井県からベビーリーフ、熊本県からビーツ、といろいろお取り寄せしています。生産者からの「助かりました」というお礼の言葉とともに生産の様子などがわかるお手紙が入っていたりします。生産者の応援にもなる上に、自分は美味しいもの・美しいものを自宅で楽しめるなんて一石二鳥以上のメリットがありますね。このコロナ禍の後もお取り寄せを続けて行きたいなと思う生産者が多いのも発見です。
立ち上げからわずか2週間強で、30万人がこのグループに参加したというこのグループ。Facebookアカウントをお持ちの方は、ぜひのぞいてみてください!
コロナ支援・訳あり商品情報グループ Facebook
https://www.facebook.com/groups/248092736319363/
Text/トラベルアクティビスト真里
世界中、好奇心を刺激する国々を駆け巡るトラベルアクディビスト。外資系金融機関に勤務の後、1年の3分の1は旅をする生活へ。ジョージア、バルト3国はじめ訪れた国は50カ国以上。日本中も巡り、行った先で出会った人、風景、食etc. 旅の醍醐味をレポートします。
いまこそ真里さんが世界各地を旅して培った情報とネットワークを、需要と供給の両面で本当に必要とされる方々に還元する大いなるチャンスですね‼️
熊谷様 この度はコメントをありがとうございます。トラベルアクティビスト真里さんにお伝えしたところ、下記の熱いメッセージをいただきました。「ご愛読ありがとうございます。
おっしゃる通り、みなさまに楽しんで頂けたり、お役に立つ情報を記事にしていくつもりです!」今後ともどうぞよろしくお願いします!