洗練されたBarにそのまま泊まっちゃう?! お酒好きに天国のようなホテル

飛行機や新幹線を使っての遠出はまだ躊躇することもあり、このところ自宅から車で行ける箱根エリアに行くことが増えています。今回は箱根の数ある宿泊施設の中でも個性的な宿の一つをご紹介します。

bar hotel 箱根香山」は、なんとBarに泊まるというコンセプトの宿。チェックインは18時と、通常のホテルより遅めです。エントランスから建物に入ると、広いロビー兼バーラウンジ。箱根の山々が借景になっている横長の窓に沿って、一枚板の長いバーカウンターがあります。チェックインの手続きは、このバーカウンターでシャンパンをいただきながら。シャンパン、ワイン、カクテル、ウィスキー等300種類ものアルコールが揃っている眺めに心がウキウキしてきます。ドリンク類は全て宿泊代に含まれているなんて、夢のようです!(一部、追加料金が必要なドリンクもあります。)

私が予約したのはStandard Room。一番リーズナブルなお部屋にもかかわらず52㎡もあり、ゆったりできます。もちろん部屋のミニバーにはドリンク各種が。もし全部飲んでしまったら、追加をお願いできるそうです。

そして、女性宿泊者用には館内どこでもきている紺色のワンピースが用意されています。私は浴衣がちょっと苦手。温泉旅館などで着ている間に着崩れたりはだけたりしてしまうのが気になって、あまりリラックスできません。こちらのワンピース型リラクシングウエアは、おしゃれで、着心地もよく、バーカウンターに座っても雰囲気に合いますね。

チェックイン直後の時間帯に、バーカウンターを備えた貸し切り風呂の予約をあらかじめしていました。90分で1万円。半露天風呂・サウナ等の設備があるお風呂でシャンパンをはじめとするドリンク飲み放題なのです!最初はシャンパンを飲みながら湯船に出たり入ったりしていたのですが、途中からさすがに熱くなってきて、ガウンを羽織って足湯状態でドリンクを楽しみました。

温泉にもゆっくり浸かったので、いよいよ夕食の時間。実は、このbar hotel、温泉旅館につきものの懐石や洋食のコース料理の提供はありません。その代わり、宿泊料金とは別になりますが、バーでの軽食の提供があります。軽食といってもあなどることなかれ、これがなかなかの充実ぶりなのです。《足柄牛のローストビーフ》《バーニャカウダ》《ハンガリー産鴨肉の赤ワイン煮》など、ワインのお供にぴったりなメニュー。

《足柄牛のスパイシーカレー》などシメの一品もあるのでご安心を。アルコールの進み具合に合わせて、食事の量を調整できるのが嬉しいですね。バーは深夜26時までオープン。好きなお酒を片手に、夜がふけるまで友達と語り合いたいですね!

深夜までバーで過ごし、朝はのんびり起床。朝食はシャンパンブランチです。見た目も可愛らしいおいしいフィンガーフードが並ぶビュッフェは、マスクをつけた上でマイトングを使って取りますので、コロナ対策もバッチリです。

メインディッシュはガレット。私はレモン風味をいただきました。朝食後もメインバーでアルコールをさらに楽しめます。運転がある人にはもちろんノンアルコールカクテルの用意もあるので安心です。チェックアウトは14時。朝食後もゆっくりできるのが嬉しいですね。

お酒好きの呑兵衛さんにぴったりの「bar hotel 箱根香山」。気のおけない、女友達と遊びにきたい宿でした。

bar hotel 箱根香山 https://www.barhotel.com/

Text /トラベルアクティビスト真里

世界中、好奇心を刺激する国々を駆け巡るトラベルアクディビスト。外資系金融機関に勤務の後、1年の3分の1は旅をする生活へ。ジョージア、バルト3国はじめ訪れた国は50カ国以上。日本中も巡り、行った先で出会った人、風景、食etc. 旅の醍醐味をレポートします。

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