コロナの自粛で厳しくなっている観光や外食。代わりに、Stayhomeでこだわり食材を取り寄せて楽しむという方も多いと思います。W LIFE執筆陣が実際にオーダーしてよかったお取り寄せを2回に分けてご紹介します。
第1回は、ユーザーが提示する金額や要望に合わせて、農家が旬の野菜や果物を送ってくれるというリクエスト式の産直お取り寄せサービス「ゴヒイキ」。リクエストする先は全国の約700の登録農家で、全体にリクエストを出してマッチングするパターンと農家さんを指名してリクエストを出すパターンの2つの方式があります。
私は、「送料込みの3,000円で葉物を入れての無農薬野菜を希望の週末に届けていただける農家さん」でオーダー。まず、“無農薬”キーワードで検索を入れると、いろんな農家さんが出てくるので、さらにアイコンで取り扱い生産物(野菜、果実、米)、朝採れ、レシピ付、贈答用可否、さらにユーザーの評価点などを見ながら、農家さんを絞り込んでから、それぞれの農家さんのページで説明されているこだわり農法や収穫物の写真などを見て吟味。
農家さんのページには、取り扱い品目が出ているので、個別に「白菜を入れてほしい」などの要望を出すこともできます。欲しい野菜が産直で届くだけでもうれしいのですが、注文農家さんを指定してからは配送日なども細かくやりとりが出来て便利。「今、畑仕事をしてますので夕方にご指定の日に希望の野菜が出荷できるかお返事します」というリアルなやり取りで、寒い中頑張ってくれている農家さんにとても親しみが湧きました。丁寧な包装でレシピや保存方法まで添えて送ってもらった野菜は、3,000円でこんなに!という量で驚き。
「ゴヒイキ」」を運営するのは、実はWEBマーケティング会社なのですが、社長がこの事業を始めたのは「父親の家庭菜園で採れたプチトマトのおいしさに感動した」一方で「田舎に帰って農業を始めた友人が低収入なのに驚いた」のと「田舎の田んぼや畑が耕作放棄地になって荒れ始めたのを目にした」から。
インターネットを使って、野菜本来のおいしさを伝え農家の地位が上がって、農業が人気になる仕組みを作ろう考えて始めたそう。なので、10%の低手数料率を公言、規格外の野菜でも美味しければOK、なんと家庭菜園や野菜直売所も参加可能なのだそう。農家さんも出したものがおいしかったどうかなどユーザー評価で直接に評価を受けとめられます。
送料はオーダーする側が負担しますが、送料込みリクエストも可能。リクエスト金額は、農家さんのページに希望リクエスト金額があって1,000円からでもオーダーできるので、まずは試してみては。
ゴヒイキ https://gohiiki.com/
【いま注目のお取り寄せ】第2回は、全国の美味をご存じのトラベルアクティビスト真里さんが以前に訪れた宮崎のワイナリーから送られてくる自然派ワインと県内生産者の無農薬野菜のセットを紹介してくださいます!
Text/小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。インバウンド・コンサルタント。日本旅行作家協会会員。