大人留学のススメ⑤成功するフィリピン大人留学のコツは?

フィリピン・セブ島への大人留学を終えた感想は、たった3週間、英語学習時間でいうと150時間でしたが、発音を中心に基礎力がアップしたかなという実感と、この年齢でも1日8時間、集中して勉強できるという自信を得て帰国することができたので、自分としては満足しています。とはいえ、もっと工夫できたかなと思うポイントもあるので、より満足度の高い留学にするためのポイントを整理してみます。

【学校選び】

フィリピンには200校以上の語学学校があると言われているので、自分にあった学校を選ぶためには、留学エージェントを活用するのが効率的。私がお世話になった「セブ社会人留学」というエージェントもそうですが、たいていの場合、無料で手続きまでしてくれます。学校の比較検討のポイントはまず①授業の質。教師の採用基準(学歴や資格、ビジネス経験の有無)や育成方法、カリキュラムの特徴、自分の目標にあったコースの有無などが確認事項です。社会人のみをターゲットにしていたり、スピーキングに特化していたりといろいろな特徴があります。続いて②居住環境。大人ですから、生活の質も大事。私の場合、治安やレストラン事情のよいセブ島ITパーク内の学校で、ビジネスホテル滞在を選択して大正解でしたが、ほかにも居住環境や食事にこだわった学校はあるようです。また海が好きならリゾートエリアで学ぶという選択肢も(写真下はリゾートエリアにあるQQ Englishシーフロント校)。そして③生徒の年齢層や国籍も確認しておくと安心です。

【コース選び】

フィリピン留学のメリットは物価が安いのでマンツーマンレッスンを受けられること。そこで私はストイックに1日8コマ、8時間全てをマンツーマンにしましたが、メリハリという意味で2コマぐらいはグループレッスンを入れてもよいかもしれません。特に私の選んだ学校は予想以上に国籍のバラエティに富んでいたので、グループレッスンでのディカッションも面白かったと思いますし、友人もできたりして楽しかったかなと。また私はビジネスコースを選びましたが、教師にビジネス経験があまりない場合は日常会話コースのほうが面白く学べる可能性もあると思います。

留学期間】

留学期間は1週間という人から、1年という人まで様々。私はたまたまスケジュールの調整がついた3週間だけでしたが、本格留学前の準備期間としてはちょうどよかったかなと思いました。それ以上の長さになると、ホテル暮らしも、野菜が不足しがちな食生活もちょっと苦しかったかもしれません。なおフィリピンへの留学の場合、30日以内であればビザは不要、31日以上でも現地で申請できるので思い立ったらすぐに旅立つことが可能です。ただしSSPという「特別就学許可証」が必要で、現地に着いてからスクール経由で手続きをすることになります。

事前準備】

マンツーマンレッスンのメリットは、とにかく話す時間がたくさんあること。英語学習の中で、スピーキングだけは自分ひとりではできないので、このメリットはとても大きいですよね。もちろん思っていることを伝えるには文法の知識やボキャブラリーも必要なので、日本で自主練(文法のおさらいや語彙の強化など)をしっかりしておくと、より充実したトレーニングができると思います。私は急に思い立って旅立ってしまったので事前に何もできませんでしたが、もし出発までに時間があるようなら、自主練をお勧めします。

留学期間中の工夫

自分次第でより充実したものにすることができるのもマンツーマンレッスンの魅力。例えば、英語は、「英語を学ぶ」のではなく「英語で興味のあることを学ぶ」ほうが上達すると言われているので、私はそういった要素をレッスンの冒頭に10分ぐらい持ち込んでみました。教師のみなさんのライフスタイルをいろいろとインタビューさせてもらったり、ライターをしている知人に頼まれてフィリピンのギフト事情についても取材したり。8人分の取材が1日でできてしまって効率的でした(笑)。またライティングのクラスはとっていなかったのですが、毎日日記をつけてチェックしてもらっていました。これもおススメ。

費用

費用で大きいのは、もちろん授業料+滞在費。これは滞在先をどこにするか、何週間滞在するかによって差がでます。次は航空券。成田からセブまでは直行便で5時間半程度。航空会社や時期によって異なりますが、エコノミークラスで50000円~70000円が相場。その他の費用含め、3週間滞在した私のケースは以下です。

・航空券(フィリピン航空直行便・エコノミークラス往復) 65000円

・SSP(特別就学許可証)15000円

・入学金15000円

・授業料+ビジネスホテル1人部屋+3食 220000円(週73000円)

・生活費(毎日のコーヒー代、夕食代)と週末のレジャー費 30000円(週10000円)

合計345000円

目安でいうと、イニシャルコストで100000円、あとは週80000円×滞在週といったところです。

さて、以上で大人留学第1弾フィリピン編は終了です。続いて第2弾ポートランド編をレポートします!

 

セブ社会人留学   http://cble.jp/

写真協力 QQ English  https://qqenglish.jp/

Text / 河野純子

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です