単身3カ月オレゴン州ポートランドの語学学校へ。河野純子さんが得たものは、英語のスキルだけではなく、世界から集まる学生たちやローカルの人との交流、そしてポートランドという街の持つ魅力など様々の人生への刺激。最終回は、参考にしたいリアルな費用面についてです。
◎費用
連載の最後に費用についてレポートします。渡航費は、私はマイルで行ったので0円でしたが、デルタ航空の成田-ポートランド直行便だと往復10万円〜(飛行時間は約9時間)です。授業料はKaplanは質が高いため一番高いと言われていますが、13週間だと少しディスカウントが入り週4万7000円。アパートメントも立地もよく個室だったので少し高くで週4万円。合計で週8万7000円でした。フィリピン・セブ島への留学時は週7万円程度でしたので、それほど大きな差はないですが、セブ島はマンツーマンレッスン、ポートランドはグループレッスンという違いがあります。またこれに食費やレジャー費が加わりますが、感覚としてポートランドの物価は東京と同じぐらいかと思います。以下が詳細です(1ドル110円で計算)。
①初期費用
出願費用(ビザ申請に必要な入学許可証I20発行費用)175ドル
F1ビザ申請費用 160ドル
SEVIS 費用(国土安全保障省による学生管理システム使用料)200ドル
携帯電話(h2o by KDDIモバイル4カ月)160ドル
保険(AIU海外旅行保険4カ月)80000円
留学エージェント費用 50000円
★小計:ビザ関連535ドル(58850円)+その他費用147600円=206450円
②授業料+住居
授業料(13週間)5525ドル (425ドル/週)
アパートメント(13週間)4810ドル(370ドル/週)
★小計:13週間10335ドル(1136850円)/週795ドル(87450円)
★①+②合計:1343300円
さて以上でポートランド編のレポートは終了です。当初の予定では、第3弾としてさてマルタ島の語学学校に留学することを考えていましたが、その案は中止しました。語学学校ではこれ以上の実力をつけることは難しいように思ったからです。今後は日本で勉強を続けながら、国内外問わず、英語ネイティブのコミュニティの中で実際に英語を使いながら何かに取り組む機会を模索したいと思っています。
【お知らせ】河野純子さんの大人留学のお話をリアルに聞ける貴重な機会。
BUSINESS INSIDER開催のイベント「30歳から英語を学び直す」に登壇されます。
日時:7月24日(火)19:00~ 場所:渋谷 Book Lab Tokyo
https://www.businessinsider.jp/post-170197
河野純子
元とらばーゆ編集長(リクルート)、生活関連分野での新規事業開発プロデューサー(住友商事)を経て独立。豊かなライフスタイルの創造をテーマに、コンサルティング、プロデュース、マーケティング、執筆活動を展開。特に「人生100年時代の大人の学び」に着目し、自身も大人留学を経験。ライフシフト・ジャパン(株)エグゼクティブ・プロデューサー、いばらき大使。