鏡のような絶景で知られる南米ボリビアのウユニ塩湖。その奇跡の絶景にそっくりな眺めが日本にもあるのをご存知ですか?それは、香川県西部三豊市にある「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」。
夕暮れ時に撮影された写真の美しさがインスタグラムで話題を呼んだのがきっかけでいつしか「日本にウユニ塩湖」と称されるようになったのでした。JR高松駅から約40分のJR詫間駅、そこからバスで約20分という父母ケ浜が、美しい浜を保ったのには、奇跡のようなお話があります。
静かな干潟である父母ヶ浜ですが、実は23年前に工場用地として埋め立て開発が決まったことがありました。当初、地元住民で「この美しい浜を残そう!」と反対に立ち上がったのはたった7人!しかし、じょじょに賛同者も増えて工場の建設は中止に。と、ここまでもすごいのですが…。
この7人は、その後も自分達が美しさを守ろうとした浜なのだからと、23年間、海岸のゴミ拾いをずっとボランディアで続けて来られたのです。だからこそ、この奇跡の絶景が生まれたのですね。
市は、⽗⺟ヶ浜の賑わいが周辺エリアにも繋がるようなプラットフォームを生み出したいと、公衆トイレやシャワー室を備える海⽔浴場施設の運営に⺠間のアイデアを取りいれることに。
建物や都市の緑化事業(グリーンインフラ)から様々なリノベーション、コミュニティづくり、ブランディングに取り組む東邦レオという企業と地元の企業2社からなる指定管理者グループ(⽗⺟ケ浜ポート事務局)で計画された「⽗⺟ケ浜ポート」が海の日三連休前の7月12日に誕生するそうです。
父母ヶ浜が日本のウユニ塩湖という一過性の話題で終らないように、地元の食、文化をじっくり楽しんでもらえる施設をということでお洒落な飲食施設のほかに10月には隈研吾氏設計のモバイルハウス【住箱 JYUBAKO】を使ったホテルのオープンも予定されているとか!
⽗⺟ヶ浜の指定管理コンペにあたり、駐⾞場での収入を提案しなかった東邦レオ。有料にしてしまうことで、今まで浜を守り親しんできた地元の人が使いづらくなってしまうことへの配慮からだったそう。
そんないろいろな人の想いが創った奇跡の絶景。この夏に行って見てみたいリスト入りです!
Text / W LIFE 編集部
父母ヶ浜×三豊市観光交流局 http://www.mitoyo-kanko.com/chichibugahama/