世界を旅するトラベルアクティビスト真里さんだからこそ、和のよさにも気づきが。東京の老舗ゆかた店の新作小物、初夏に向けてぴったりな涼しげなゆかた地マスクを紹介してくれました。
緊急事態宣言が解除され、デパートが再開したり、テイクアウトのみだったお店が通常営業に戻ったり。ゆっくりと元の生活に戻りつつあるものもありますが、「With コロナ」の新しい生活様式にも気をつけていかなければなりません。そんな中で必需品なのが「マスク」。品切れが長く続いていた使い捨てマスクも街中で見かけるようになりましたが、これから気温が上がる季節になると正直鬱陶しいかも。そんな時、涼しげなゆかた地で作られたマスクはいかがですか?
東京・日本橋人形町にある【ゆかたや 三勝】。明治27年創業のゆかたのお店です。店頭には、色や柄も様々な浴衣の反物がぎっしりと。反物から選んで、仕立てていただけます。ゆかた生地を使っての小物も製作・販売されており、私は以前から三勝の日傘と扇子を愛用しています。
三勝の今年の新作小物は、必需品のマスク。「六瓢息災(むびょうそくさい)と名づけられたシリーズです。瓢箪(ひょうたん)は昔から縁起物。そして、三勝の印でもあります。「六瓢(六つのひょうたん)」と「無病」の語呂合わせで、新型コロナ終息を願って名づけられました。
早速、三勝のインスタグラムから柄を選んで、メッセージで注文。届いたマスクは、パリッとハリ感があるゆかたの生地、品があり、粋な柄。こんな素敵なマスクなら、マスクをつけての外出も楽しみになるなあと嬉しい気持ちに。職人さんの丁寧な縫製はさすがプロの技、耳にかけるゴムの長さの調整も可能と、使いやすさも素晴らしいです。
このゆかた地マスクは、ひとつひとつ袋に入れられて届くのですが、同封されている台紙には片面には瓢箪の印と「ありがとう」の一言、もう一面には「POST CARD」と書かれてあり、切手を貼って送ることもできるのです!会いたい人になかなか会えない今、気持ちを込めてお友達に送るのも素敵ですね。
ゆかたや三勝 四代目天野半七さんに、ゆかた地マスクに込めた思いを伺いました。「目に見えない恐怖を感じながら、何をすべきか考えていました。そして、布を扱っている者として、マスクを作ることは絶対にしなくてはならない務めだと思いました。マスクを作ることで縫製の職人に仕事が生まれます。一年かけて職人たちと仕上げたゆかたが、小さな布地のマスクとなってどなたかのお手元に届いたらよいなと願いながら企画しました。」
三勝には、「ゆかた博物館」が附設されています。完全予約制で、一度に最大6名まで入場可能。江戸時代から残るゆかたの柄を染めるための”型”や古い浴衣の実物などが展示されています。タイムマシンで時を遡って江戸時代にいるかのような雰囲気を感じられる、一見の価値のあるスペースです。
マスクの新柄も続々入荷のようです。ぜひ、三勝のインスタグラムをチェックしてみて!
ゆかたや三勝 ホームページ
http://www.sankatsu-zome.com/about/index.html
ゆかたや三勝 インスタグラム(ゆかた地マスクの注文はこちらから)