令和元年8月に山梨「ワイン県宣言」をした山梨県は、日本ワイン発祥の地、ワインの生産量とワイナリーの数ともに日本一。そんな日本を代表する山梨のワインをずらり300種、3000本貯蔵するショップと食のワイン県体験のできるダイニング「Cave de ワイン県やまなし」が日本橋にオープンしました。
まるでワインカーブのような店の前で、長崎幸太郎 山梨県知事、ワイン県副知事であるソムリエの田崎真也氏と作家の林真理子氏、そして特別ゲストとして映画『ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち』に主演した俳優の渡辺 大氏がオープンの杯を上げました。
世界最優秀ソムリエにもなった田崎真也氏と日本ソムリエ協会認定の名誉ソムリエの林真理子氏が、ワイン県副知事のとしてワイン県やまなしへの熱い思いをスピーチ。お二人とワイン県やまなしの関わりと応援コメントはこちらにも。
「Cave de ワイン県やまなし」は、ずらりとセラーに並んだ山梨のワインの間を抜けると、扉の向こうがダイニング。自然豊かな山梨らしく木をいっぱい使った店内で、山梨の食材にブルゴーニュと四川のニュアンスを生かしたおいしい料理を味わえます。
山梨県甲州市は、四川省とブルゴーニュ地方のボーヌと姉妹都市。レストランの監修もした田崎真也氏によると「山梨のように内陸にあってワインの名産地であるブルゴーニュでは、上質な肉や川魚料理は名物で、ヌーベル・キュイジーヌが生まれたリヨンにも近く、食のレベルが高い」なのだそう。
「Cave de ワイン県やまなし」は、富士桜ポークや甲州牛、ニジマスや富士の介(キングサーモンとニジマスの交配魚)など山梨名産の食材を使い、ブルゴーニュ料理をベースに四川料理のスパイシーさも取り入れたワインにぴったりの料理を楽しめます。ディナーのコースは、(5500円 税込)で、スパークリング、白、赤、ロゼと豊富な山梨のワインリストから選ぶのもよし、少量ずつ5種類のワインをペアリングしてもらうのも可能(2350円)。
ディナーコースから3品をお披露目。まず「低温調理した富士の介の瞬間燻製」に白「シャトー・メルシャン岩崎甲州2017」を合わせて。旨みのある脂ののった瞬間燻製の富士の介のほのかにスモーキーな味と甲州種の爽やかさの中に樽の香ばしさを感じる岩崎甲州は、軽過ぎず重過ぎずぴったり。富士の介には、山梨の柚子が香るサワークリームを添えて。
「放牧豚と季節野菜のジャンポン・ペルシエ風」には、ロゼ「シャンテ Y.A.ロサード エスト2018」。ブルゴーニュでは、豚肉ハムだけで作るところを山梨の野菜も入れてヘルシーに。ハムの塩味とほのかに甘く、キャンディやストロベリーのような味も感じるロゼが合います。
最後は、メインの「やまなしフォンデュ(甲州牛リブロース、鹿ロース肉、馬モモ肉)」。鹿や馬などおいしいジビエは山梨ならでは!オイルフォンデュでシンプルにソースはピリ辛の四川風とクリーミーなブルゴーニュ風の2種類で。自分で調理仕上げするのが楽しい。「甲斐ノワール プライベート リザーブ2018」しっかりした果実感にペッパーの香りも感じて、しっかりした味の肉に合います。
食材の特徴を引き出す料理とワインの合わせがさすが!こんなに1ヶ所で山梨ワインが揃うのはここだけ。バリエーションをいろいろ試して、気に入ればそのまま買ってかえることができるのがうれしいお店です。場所は、地下鉄日本橋駅からすぐ、ワイン県やまなしの実力をぜひ試してみて。
住所:東京都中央区日本橋2-3-4 日本橋プラザビル1F
電話:レストラン 03-3527-9185 物販スペース 03-3241-3776
Text /W LIFE 編集部