【ワーケーションcase】1泊2日海+山の和歌山リフレッシュワーケーション

コロナで通勤を避けるリモートワークの推奨もあって、自宅などで仕事をする人が増えています。そこで注目されているのがワーケーション(work+vacation)。昨今、「どこでも働き暮らしていける場」に特化して 「世界中に定額で住み放題」というサブスクサービスも出てきています。そんな 海外含む235都市に300を超える拠点 をもつ「HafH (ハフ」を使って、和歌山でワーケションしてきました。

1日目:熊野古道の道なき道を分け入って、森で浄められる。
2日目:白砂のビーチに青い海、潮風に気分もあがる。

トラベルライターの仕事は、以前からワーケーション的一面もありますが、「旅先で仕事も」と思うと「WiFi環境とPC作業にあった机なりテーブルがある」のは必須。そして、ワーケーションをする意味として「休息に気持ちよく過ごせる場所」も。そして「移動などで無駄な時間が少ない」ところを選びたいところ。あと、個人的には温泉も!

ということで、今回HafHの拠点から選んだのは、白砂が美しい白良浜まで徒歩5分という「ゲストリビングMu南紀白浜」。南紀白浜空港まで羽田からJALの直行便で1時間15分、そこからここまではなんとタクシーで10分かからないほど。

滝尻のバス停から橋を渡った先の熊野古道館。ルートの相談にのってもらう。

まずは、飛行機到着に合わせて出ているバスで、かねてから行きたかった熊野古道へ。旅でここだけ来るなら何日もかけて歩き通すのですが、今回は、心浄められそうな熊野古道を触りだけでも歩きたいと思い、滝尻王子から高原熊野神社まで歩いて、戻りはバスという行程を選択。

滝尻からしばらくは、こんな道なき道も!
高原熊野神社の静かな社。

この熊野古道の入り口ともいえる滝尻王子からの最初の1時間ほどは、想像をはるかに超える勾配と歩きにくさで、古の熊野詣でのたいへんさを思い知りました。しかし、そんなたいへんさと引き換えに、森には清らかな気が満ちているようで、ほかでは味わえない心地が得られる道でもありました。

白良浜の海岸からすぐの「ゲストリビングMu南紀白浜」
ロビーもなかなか快適し

夕方には、ゲストリビングMu南紀白浜へチェックイン。ここはコンドミニアムとHafH拠点にもなっているドミトリーの2タイプの部屋がある温泉宿泊施設。シェアキッチン&ダイニング、畳敷きのシェア和リビング、ワークスペースなどもあります。モダンなロビーは広々してコンセントや無料のコ―ヒーサーバーもあり、ここでもお仕事をできそうです。

集中したければ、2階にあるワークスペースへ。宿泊者は無料で使用可。

HafHは、なんと 2泊3,000円という「おためしハフ」から、月に5日間、10日間、そして1ヶ月滞在可能な月額82,000円の「いつもハフ」までいろんな料金設定があり、Go Toトラベルにも対応していて、今はさらに35%オフ(おためししハフは除く)!
また、利用に応じて貯まるHafHコインを使えば個室などへのアップグレードも。例えばここ「ゲストリビングMu南紀白浜」は「おためしハフ」では、ドミトリールームシェア(1泊1,500円!)、200コイン足せば同タイプの個室になります。


鰹の塩たたきは、魚のおいしさをストレートに楽しめる。

温泉に浸かってリフレッシュしたら、共用キッチンもありますが白浜のにぎやかな通りまで歩いて10分ほどなので、地元の居酒屋「とも」で海の幸を楽しむことに。旨みたっぷり、もちっとした鰹の塩たたきが抜群においしく、海辺の街での滞在を堪能しました。夜風に吹かれて戻ったら、部屋でみっちりお仕事。

ここはどこ?な感じの白良浜。
白浜の絶景”三段壁”。洞窟もある。
露店で焼いてるイカや帆立がこれまたおいしい。

翌朝は早起きして、白良浜の海岸へ。快晴で、白い砂と青い空のコントランストが本当にきれい。和歌山というよりは海外のビーチにいる感じがします。ちょっと浜辺のカフェでメールのチェック。

残りの時間は、三段壁や千畳敷などの絶景巡りに。歩いて行けなくもない距離なので、行きはバス帰りは歩きで、最後は開湯が万葉の昔という歴史のある「崎の湯」でひと風呂。波しぶきが湯壺に降り掛ってくるほど、目の前に太平洋が広がるダイナミックな露天温泉です。

1泊2日の弾丸ワーケーションでしたが、天気にも恵まれて、山も海も満喫しながら原稿の執筆も進みました。単純にホテル泊まりだと、旅先で仕事がむなしい気にもなりますが、仕事用の設備と場所があるのがいいですね。まずは、お試しでワーケーションから。自宅で仕事するのとはまた違う気分転換ができて、よいものだと思いました。

取材協力/HafH (ハフ)https://www.hafh.com/

ゲストリビングMu南紀白浜 https://mu-hostel.com/

Text/小野アムスデン道子

世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。インバウンド・コンサルタント。日本旅行作家協会会員。

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