栗やかぼちゃ、サツマイモの美味しい秋、甘いものに熱いお茶が欲しい季節です。昨今、食通に話題の西麻布のフレンチレストラン「フレンチモンスター」が提供するスイーツ「月へ鳴門へ」は、なかなか手に入らない、鳴門金時のクリームをたっぷりサンドした話題のお菓子です。
しっとりとしていながらもサックリとしたサブレのほどよい食感と塩味、優しい甘さの鳴門金時クリームのバランスが絶妙、常に売れば完売の人気。この「月へ鳴門へ」が、「フレンチモンスター」が開いたお菓子工房「フレンチモンスター 瀬戸内フードアート」では必ずいただけるということで、徳島の鳴門までGo toトラベルしてきました。
「フレンチモンスター 瀬戸内フードアート」は、今年オープンしたばかりで、大塚国際美術館から車で5分のところにあります。大塚国際美術館は、「モナ・リザ」「最後の晩餐」「ゲルニカ」、西洋名画1000点以上を原寸大で観賞できる美術館、レプリカとはいえ、世界の1000点以上の西洋名画を原寸大で一度に観賞できる素晴らしい美術館です。歌手の米津玄師さんの紅白の舞台となったことでも有名です。
「月へ鳴門へ」のおいしさの秘密は、まず素材。生産者の喜瀬さんが天塩にかけて育て、低温の貯蔵庫で熟成した鳴門金時を、直接譲り受けて作っているそうです。そして糖度を最大限に引き出すために、高温のオーブンでじっくり焼き芋にしてからペーストに。鳴門金時本来の甘さが引き立ちます。丁寧に1つひとつ手作りされ、「瀬戸内おみやげコンクール2018」で最優秀賞を獲得しています。
「フレンチモンスター 瀬戸内フードアート」のある四方見展望台は、徳島県鳴門市の海と山に囲まれながら絶景を巡るドライブコース「鳴門スカイライン」の一番高いところにあります。「四方見」という名のとおり、四方に美しい景色を眺めることができて、淡路島、瀬戸内海、紀伊水道、小豆島、そして目の前には、釣りのイカダが浮かぶウチノ海…とても素晴らしい景色です。そしてなぜか、懐かしい気持ちがこみ上げてくる、感動の絶景スポットなのです。
ここでは、「月へ鳴門へ」はもちろん、その他、大吟醸の酒粕と阿波和三盆のサブレ「NARUTO DAI2 BOUTON」、月へ鳴門へアイスクリーム 「鳴門金時☓朝採れミルク」、期間限定で今だけの「鳴門金時芋のクレームブリュレ」などもいただけます。「鳴門金時☓朝採れミルク」には鳴門金時を使った「月へ鳴門」へのクリームと、サブレが入っています。半分くらいまではアイスクリーム単体の味わいを、後半、ラム酒やウイスキー、ブランデーなどを少し垂らして、大人の味変も楽しむことができます。
そして私がおかわりするほど美味しかったのは、「すだちモンスターレモネード大人味」。徳島のすだちを手で1つずつ皮をむき、丁寧に種をとって氷砂糖と一緒につけたシロップをお水とジンで割ったさわやかなカクテルです。酔いすぎちゃいますが、何杯でも飲めます。ノンアルコールの「すだちモンスターレモネード」もあります。
羽田空港から徳島阿波おどり空港までは約1時間、空港から大塚国際美術館や「フレンチモンスター瀬戸内フードアート」までは約30分と、朝1の飛行機に乗れば、9時半には現地に到着です。東京から数時間で、こんなに気持ちがよく絶景の場所で、入手困難なスイーツが食べられるなんて、夢のよう、大満足の旅でした。
東京・西麻布「フレンチモンスター」http://www.frenchmonstar.com/
徳島・鳴門「フレンチモンスター 瀬戸内フードアート」http://www.frenchmonstar.com/setouchi_foodart/
Text /糸藤友子
リクルート→ベネッセ→ミズノを経て、50歳で脳科学ベンチャーへ。母の死をキッカケに健康寿命の延伸をミッションと決める。「人生は1回きりの旅である」から、いろいろな人と出会い、様々な体験をして、豊かに生きたいと願う。ベンチャーでは、脳を計りながら鍛える“最新”脳トレサービスを立ち上げ中。【Active Brain CLUB】https://www.active-brain-club.com/ 【ストレスマネージャー】https://www.neu-active-brain.com/stress-manager/