【観光局に聞きました⑥】エア旅でニュージーランドに行く7つの方法

海外旅行は我慢の今。時には今度に行く時のことを夢見て、またかつて行った旅先に思いを馳せてエア旅をしませんか?海外観光局に、日本からエア旅に行くためのとっておきの方法と、観光局だから聞けるレアな現地情報をうかがってきました。さあエア旅でニュージーランドへGO !

回答は、ニュージーランド政府観光局 日本局長の猪膝 直樹さんです。

トップ画像 ©Rob Suisted

1.これ観たらもう気分はニュージーランドっていう映画は?

ニュージーランド出身のピーター・ジャクソン監督がニュージーランドで撮影した『ロード・オブ・ザ・リング』(2001年〜3部作)、『ホビット』(2012年〜3部作)です。仲間を思いやる気持ちや、どんな困難にも立ち向かっていく主人公に心が打たれます。ニュージーランドの北島・南島全土にわたり、“ミドルアース(中つ国)”そのものの壮大な自然の中で映画史上最大規模と言われるロケが行われました。その中で北島のマタマタにあるホビット庄のセットは、今でも常設のアトラクションとして残っていて人気の観光スポットです。

マタマタのホビット庄© Ian Brodie

他にも“裂け谷”カイトケ公園、南島の“一つの指輪が誕生の地”ネルソンの貴金属工房はじめロケ地巡りは、ファンにはたまらないと思います。

また、北島のウエリントンには、CG 技術スタジオで世界的に有名な映画製作会社「ウェタ WETA」がありますが、オークランドにも新しい「ウェタワークショップ」がオープンしていて体験型のアトラクションなどが人気です。https://tours.wetaworkshop.com/

参考:ロード・オブ・ザ・リングのロケ地 https://www.newzealand.com/jp/feature/the-lord-of-the-rings-trilogy-filming-locations/

2.お酒を飲みながらニュージーランドへのエア旅にふけるなら…?

世界的な評価も高いニュージーランドの白ワイン、ソービニヨンブランがおすすめです。ニュージーランド産サーモンとアボカドのタルタルとの相性は抜群!実は、ニュージーランドではクラフトビールも人気があり、ブティックなブリューワリ―で丁寧に醸造されています。クラフトビールにチーズも最高です。ニュージーランド産のワインやビールはインターネットで気軽に手に入りますよ。

ビーフやラムの印象が強いが実はシーフードも美味。©New Zealand Story

3.お茶しながらニュージーランドへのエア旅にふけるなら…?

フラットホワイトにクッキータイムのクッキーが王道でしょう。 フラットホワイトはエスプレッソに泡立てたミルクを加えて作られたニュージーランド発祥の飲み物です。都内にもニュージーランド発のコーヒーロ-スタリーカフェがいくつか出店しています。
Coffee Supremeコーヒ―スプリーム(渋谷): https://shopjp.coffeesupreme.com/about

Allpress オールブレス・エスプレッソ(虎ノ門・清澄白河):https://allpress.shop/about

ゴロゴロと入ったチョコレートチャンクがおいしいクッキータイムのクッキーはオンラインでも買えますが、機会があれば是非、原宿の店舗に足を運んでみてください。
クッキータイム https://cookiebar.jp/

2022年2月28日までの期間限定で 、ニュージーランド産商品を一同に集めた過去最大規模のオンラインフェア 「キアオラ・ニュージーランド」 が楽天市場で開催されています。 (主催:ニュージーランド大使館商務部)ニュージーランドの様々な商品が気軽に購入できます 。
キアオラ・ニュージーランド
https://event.rakuten.co.jp/area/global/newzealand/

4.ニュージーランドのエア旅でトライしたい飲み物や食べ物と言えば?

東京タワーの景色も楽しめる、レストラン「ワカヌイ」のラムチョップは絶品です。何本でも食べられるような気がします。ラム、ビーフ、サーモン、ムール貝などニュージーランドの食材を使った絶品のメニューをぜひ試してみてください。また、ニュージーランド名物のラムチョップを気軽に味わうのにおすすめなのが「ながおか屋」。ここのラムチョップは断トツの人気です。両店ともテイクアウト対応もしています。

ワカヌイ: https://www.wakanui.jp/

ながおか屋:https://nagaoka-ya.com/

5.ニュージーランドと言えばラグビー!今ラグビーで注目しているのは?

ニュージーランドの国技「ラグビー」。今年のトップリーグでは、ニュージーランド出身の選手の活躍が期待できそうで、楽しみです。スーパーラグビーでは姫野和樹選手がニュージーランドのハイランダーズでプレーすることになりましたね!本拠地は南島のダニーデン。ニュージーランドのフレンドリーで熱いファンがスーパーラグビーを盛り上げてくれると思います。

ラグビーニュージランド代表「オールブラックス」の勇姿 (Photo by Phil Walter/Getty Images)

6.これを使えば、ニュージーランドにエア旅気分?身近でエコなプロダクツは?

ニュージーランド発のナチュラルトータルケアブランドEco Storeエコストア」のランドリーリキッド(洗濯用洗剤)の香りはニュージーランドの爽やかな空気を思い出させます。パッケージもお洒落なので飾っても良し。エコストアの洗剤はプラスチィック削減を目的にナチュナル・ローソンで量り売りを始めたことでも話題になりましたね。

Eco Store  https://ecostore.jp/

7.ニュージーランドのとっておきアクティビティや秘境と言えば?

とっておきの場所は、北島でオークランドから北に行ったワイポウア・フォレスト。巨木「タネ・マフタ(森の神)」はじめ、数多くのカウリの巨木に出会えます。その名にふさわしく、樹齢2,000年以上、高さも51mと森で最大。「Footprints Waipouaフット・プリンツ・ワイポウア」のツアーに参加すると、先住民マオリの森や自然にまつわる伝説などより深く森を知ることができるのでオススメです。神が宿る森にはマオリの儀式をしてから入って行きます。 

あと、秘境という言葉で思い浮かぶのは南島のウエストコースト。素晴らしい場所ですが、まだまだ日本の皆さんには知られていません。半日から1日で気軽に氷河ウォークを楽しめることができます。緯度、標高ともに低く、ヘリコプターで発達した氷河の上に降り立っての探検ツアーはならでは。アイゼン、ピッケル、靴などもレンタルしてくれます。

(c)Tourism New Zealand

Footprints Waipoua https://footprintswaipoua.co.nz/

Fox Glacier Guiding https://www.foxguides.co.nz/

■映画のイメージもあって、ニュージーランドの雄大な自然を体験したいです。エコへの意識も高いですね。改めてニュージーランドの基礎知識と読者へ一言。

日本からニュージーランド航空の直行便で11時間ほど。自然を敬う日本の文化にも相通じるマオリ文化や「ティアキ・プロミス」といって、ニュージーランドの自然に優しく旅してほしいというポリシーを打ち出しているのもニュージーランドらしいところ。日本との時差は3時間(夏時間4時間)で、日本同様に四季がありますが、時候は日本とほぼ反対です。

現在は国境が閉鎖されている状況ですが、日本とニュージーランドとの数多くの絆は繋がったままです。ニュージーランドではコロナ感染も抑制されていて、今でも人々は一部を除いてはマスクをつける事なく平常の生活を送っています。

国境が再開した際には、旅行先として魅力たっぷりなニュージーランドに、是非お越しください。

回答:ニュージーランド政府観光局 日本局長の猪膝 直樹さん

1993年、ニュージーランド政府観光局に入局。以来、大阪事務所長、日本地区営業部長を歴任し、2015年 日本局長に就任。

ニュージーランド政府観光局 https://www.newzealand.com/jp/

Text/小野アムスデン道子

世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。インバウンド・コンサルタント。日本旅行作家協会会員。


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