美しきカリフォルニアワインとの出逢いに感動!低カロリー&アルコール度数控えめが新トレンド

EARTH DAYの4月22日、話題のスポット「東京エディション虎ノ門」にてカリフォルニアワイン協会による『カリフォルニアワイン・サステイナビリティメディアセミナー』が行われました。

世界的な重要課題のサステイナビリティ。その潮流はワインの世界でも顕著で、カリフォルニアでは、環境や社会に配慮したカーボンニュートラルや、サステイナブル農法の向上に注力しているとのこと。

米国産ワインの80%はカリフォルニアで生産されており、ニューヨーク、オレゴン、ワシントンの合計生産量は15%。米国ワインの大半はカリフォルニア生まれなのですね。

カリフォルニアワイン協会では、2002 年に「California Code of Sustainable Winegrowing(カリフォルニア・コード・オブ・サステナイナブル・ワイングローイング)」を出版しており、20年前からサステイナビリティを推進しているとのことです。

当日は、カリフォルニアのワイナリーと東京がLIVE映像で繋がり、「シルヴァー・オーク・ワインセラーズ」と「リッジ・ヴィンヤーズ」におけるサステイナビリティへの取り組みについてお話を伺いました。

テイスティングでは、スクリーンを通してカリフォルニアのワインメーカーの方々と「Happy Earth Day!」と乾杯をするシーンも。コロナ禍で大変な昨今ですが、このような形で国境を超えたコミュニケーションを楽しむことが出来るのは、新たな進化ではないでしょうか。会場内は、とても温かな雰囲気に包まれました。

カリフォルニアらしく、果実味たっぷりのワインが次々とお目見えしましたが、その中でも一番印象的だったのは、カリフォルニアのモントレーに広大な自社畑を持つシャイド・ファミリーの新作「サニー・ウィズ・ア・チャンス・オブ・フラワーズ(Sunny with a Chance of Flowers)です。なんと、低アルコール、低カロリーを売りにしているワインとのこと!これは注目せずにはいられません。

カリフォルニアワインの場合、アルコール度数が14%程度のものが多いのですが、残糖がないように完全に発酵させ、一部のワインを抜き取ってアルコールを除去し、ブレンドするという逆浸透膜法を使って2/3程度のアルコール度数に仕上げています。また、カロリーも2割弱ほど低カロリーです。それでいて、葡萄品種の生き生きとした特徴は維持されています。

ラインアップは白ワインがシャルドネとソーヴィニヨン・ブラン。赤ワインがピノ・ノワールです。ソーヴィニヨン・ブランは「Power of positivity」、シャルドネが「Choose Happy」、ピノ・ノワールが「The glass is half full」どのワインにも、ポジティブなメッセージがこめられています。

このワインが発売された当初、2000年以降に生まれたミレニアル世代に受け入れられると考えていたとのこと。なぜなら、ミレニアル世代は健康やウェルネスに関心が高いので、Sunnyが糖分ゼロで低カロリーであることに興味を持たれるだろうと考えたそうです。しかし、年配の層からも歓迎されるワインとして知られるようになったとのこと。W LIFE世代にも是非おすすめしたいワインです。

サニーのシャルドネを「ハマチのタルタル 大根のピクルス、柚子ごまドレッシング」と共に。

トロピカル・フルーツを思わせるシャルドネは、気持ちを華やかにしてくれます。しかも、ローカロリーだと思うと益々嬉しくなってしまいますね。輸入元はオルカ・インターナショナルで、希望小売価格はいずれも1950円とフレンドリーな価格です。是非、皆さんもお試しください♪

カリフォルニアワイン協会 https://jp.discovercaliforniawines.com/

Text /栗尾モカ

美大でデザインを専攻した後、国際線CA、出版社勤務を経てライター・漫画家に転身。「STORY」などの女性誌を中心にライフスタイルや旅の取材執筆、朝日新聞などにイラスト/コミックエッセイの連載多数。シンガポール在住。現在アジアの食文化とアーユルヴェーダを研究中。日本ソムリエ協会ワインエキスパート。2021年は「Yoga Journal」でコミックエッセイをスタート予定

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