寒い冬の雪国だからこそ楽しめるのが「かまくら」。ほんのりあたたかさも感じるかまくらの中。一度は体験してみたいかまくらを手軽に楽しんでもらおうと星野リゾートが提供するさまざまなかまくら体験をピックUPしました。
まず。星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」の 界 津軽・界 アルプスの2施設では、2022 年 2 月 1 日~2 月 28 日の期間、コロナ渦であっても、雪国ならで は体験ができる「かまくら」が登場します。
界 津軽では、「津軽こぎん刺し」で７種類の雪を表現した幻燈が照らす、幻想的なかまくらを、界 アルプスでは、猫半纏を身に着けて、雪国らしい装いでかまくらを楽しむことができます。
界 津軽「津軽七雪かまくら」で楽しむ雪がもつ七つの表情
南津軽・大鰐に位置する青森県の温泉旅館「界 津軽」では「津軽七雪かまくら」が登場。津軽の季節ごとの風情を楽しむことができる「津軽四季の水庭」に設置されたかまくらの壁には、津軽地方の伝統工芸 「津軽こぎん刺し」で七種類の雪を表現した幻燈が施され幻想的な空間を演出します。プライベート感あるかまくらの中では、津軽七雪にちなんだスイーツやドリンクを楽しみながらゆったりと過ごすことができます。
Kogin デザイナーの山端 家昌(やまはた いえまさ)氏が七雪の幻燈デザインを監修。こな雪、つぶ雪、かた雪、わた雪、ざらめ雪、こほり雪、みず雪といった7種類の雪の結晶を、それぞれ津軽こぎん刺し模様のパネルで表現されています。
かまくらでゆったり過ごせるように、スイーツとドリンクも用意されます。焼きたてのパイ生地の中にたくさんのりんごが詰まったアップルパイと、雪の白さを表現したりんごのオリジナルホットドリンクには、ざらめ糖がまぶされ、きらきらと光る雪のよう。
かまくらの中では、「こほり(津軽弁で凍った状態のこと)」を思わせる津軽こぎん刺しの模様が刻まれたオーナメントが吊り下げられ、光で照らすときらきらと輝く雪が降ってくるような空間になります。
<概要>
期間:2022年 2 月 1 日~27 日 *積雪状態によって変更の可能性あり
時間:17:50~18:20/18:30~19:20/19:30~20:20*かまくらは 2 基。1 組 1 基の貸切利用。 *各回 2 組限定。1 組は 3 名まで。
料金:1 名 2,500 円(かまくら入場料・お菓子、ドリンク )
予約:利用日の 4 日前までに予約
界 津軽(青森県・大鰐温泉) https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaitsugaru/
所在地 :〒038-0211 青森県南津軽郡大鰐町大鰐字上牡丹森 36-1
電話 :0570-073-011(界予約センター)
客室数 :40室
料金 :1 泊 22,000 円~(2 名 1 室利用時 1 名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付)
アクセス:JR大鰐温泉駅から車で約 5 分
界 アルプス|竹あかりに包まれる「信州かまくら体験」
長野県・大町温泉の温泉旅館「界 アルプス」では、竹あかりに包まれる「信州かまくら雪ん子体験」を開催。北アルプスの麓に位置する大町市は、信州の中でも雪が多く降る地域で、厳しい冬とともに暮らす知恵が根付いています。界 アルプスでは、信州の冬の知恵である「猫半纏」を身に付けて暖をとり、暖かいおやきや甘酒を楽しむことができます。
雪深く、寒さ厳しい信州では、暮らしの知恵として、蓑や半纏などを防雪・防寒具として身につけていました。界 アルプスでは、そんな信州の文化を感じられる、「猫半纏」を貸し出します。猫半纏とは、南木曾ねこの愛称で知られ、現在も日常的に使用されている防寒具です。「猫」と呼ばれるようになったのは、「ねんねこ半纏から」「作業をしている姿が猫背だから」「猫のように温かい」など諸説あります。猫半纏を身に付け、温まりながらゆっくりとかまくらで過ごす時間を楽しむことができます。
また、大町市の酒蔵、北安酒蔵で作られている甘酒と信州名物の野沢菜漬けのおやきを用意しています。また、かまくらの中で食べたり、飲んだりしながら過ごすことができます。どちらも温かい状態で提供します。
<概要>
期間:2022年 2 月 1 日~28 日 *積雪状態によって変更の可能性あり
時間:19:00～19:45/20:00～20:45 各回1組 ＊1組2～4名
料金:1名2000円（税込・サービス料込）
予約:公式サイトにて7日前までに要予約
界 アルプス(長野県・大町温泉) https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaialps/
所在地 :〒398-0001 長野県大町市平 2884-26
電話 :0570-073-011(界予約センター)
客室数 :48 室
料金 :1 泊 25,000 円~(2 名 1 室利用時 1 名あたり、サービス料込・税込、夕朝食付) アクセス:JR信濃大町駅から車で約 15 分
Text / W LIFE編集部