一足先に”サクラサク” ダミアン・ハーストが描く華やかな桜を東京で観る

太陽が顔を見せると春を感じるようになりました。今、サクラサクという知らせに喜びを分かち合ってる方も多いかもしれません。そして、もうすぐ日本のいちばんきれいな時、桜の季節。

国立新美術館(六本木)では、日本初となる大規模個展【ダミアン・ハースト 桜 】が5月23日(月)まで、開催されています。ダミアン・ハーストが描く咲き誇る桜を一足先に愛でてみては。



イギリスを代表する現代作家であるダミアン・ハーストは、
30年以上にわたるキャリアの中で、絵画、彫刻、インスタレーションと様々な手法を用い、
芸術、宗教、科学、そして生や死といったテーマに取り組んできました。

最新作である〈桜〉のシリーズでは、19世紀のポスト印象派や20世紀のアクション・ペインティングといった
西洋絵画史の成果を独自に解釈し、色彩豊かでダイナミックな風景画を完成させました。
大きいものでは縦5メートル、横7メートルを超える画面に描かれた風景は、
儚くも鮮やかに咲き誇る桜並木の下に身を置いた時のように、私たちを幻想的な世界に誘います。

画面から生命力が溢れ出てくるような作品もあって、確かに満開の桜を思い起こさせます。

「この桜より大きな愛はない」Greater Love Has No-One Than This Blossom 2019 個人蔵、下はその部分



2021年、カルティエ現代美術財団は本シリーズを世界で初めて紹介し、高く評価されました。この度、春には満開の桜がお客様をお迎えする国立新美術館に、国内で初めてのハーストの大規模な個展が巡回します。
本展覧会のために、107点から成る〈桜〉のシリーズから作家自身が作品を選び、展示空間を作り上げられています。
コロナ禍で閉塞感を抱いていた多くの人々に絵画表現の魅力を存分に楽しんでもらえる機会になればという思いがこめられています。

【ダミアン・ハースト 桜】

会期:2022年3月2日(水)~5月23日(月)
毎週火曜日休館 ※ただし5月3日(火・祝)は開館

開催時間:10:00~18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで

会場:国立新美術館 企画展示室2E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

観覧料(税込):1,500円(一般)、1,200円(大学生)、600円(高校生)

Text / W LIFE 編集部

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