オバマ元大統領の公式晩餐会にも登場 カリフォルニア州ソノマのワイナリーから
スパークリングがリリース


アメリカ・カリフォルニア州ソノマにある【フリーマン・ヴィンヤード&ワイナリー】をご存じでしょうか?アキコ・フリーマンさんとケン・フリーマンさんのご夫妻が、ご自身たちの理想のワインを作ろうと2001年に設立したワイナリーです。ピノ・ノワールとシャルドネを栽培していらっしゃいます。2002年にファーストリリースを迎え、その後多くのワイン雑誌やコンペティションの賞を受賞しています。特に、2015年、ホワイトハウスで行われたオバマ元大統領と安倍元首相の公式晩餐会で「フリーマン 涼風 シャルドネ2013」が供されたことで、その名が一気に有名になりました。またアキコさんはカリフォルニアで、ワイナリーのオーナーで醸造家でもある唯一の日本人女性です。

そんなフリーマン・ヴィンヤードから、ワイナリー創設20周年を記念して、ワイナリー初のスパークリングワインがリリースされました。『ユーキ・エステート 20周年記念 ブラン・ド・ブラン ソノマ・コースト2019年』です。アメリカではすでに昨年末発売されていますが、日本への上陸はこの3月とのこと。試飲ができるイベントがありましたので行ってきました。

イベント当日は、アキコさんが来日。ワイナリー初のスパークリングワインについてお話ししてくださいました。ワイナリー設立20周年を記念して特別なものを作りたかったとのこと、そして、以前からアキコさんはスパークリングワインが大好きだったそう。「ユーキ・エステート」という太平洋海岸線から8キロほど内陸の標高300mの自社畑はレッドウッド(セコイアの一種)の森に囲まれておりピノ・ノワールを植えていました。ところが畑の一部分が森の影になってしまい、ピノ・ノワールの生育が芳しくなく、それならばとシャルドネの枝をピノ・ノワールの幹に接ぎ木して生育させ収穫・醸造したところ、大変美味しいスティルワインができました。これを使い、フランスのシャンパーニュと同じ手法の瓶内二次発酵をさせ、誕生したのがこのプレミアムスパークリングワインです。

さて、いよいよ試飲。どんなお味でしょうか。まずは香り。ハチミツのような甘い香りがにとてもそそられます。口に含んでみると、泡はきめが細かく、柔らかく優しい感じです。全体的にとてもエレガント。辛口ですので、食前だけでなく、食中でさまざまなお料理にマッチするはず。このスパークリングワインを作られたアキコさんに実際にお会いしてみて、「ワインって、作った人を表すのだな」と改めて感じました。

このプレミアムスパークリングワイン、実は生産量が大変少なく全体で240ケース。その半分はまだセラーに眠っており、数年間熟成させた後出荷予定だそう。出荷された120ケースの大半はアメリカでの販売で、日本でわずかしか入荷していない模様です。東京都内のいくつかのレストランで提供されていますので、ぜひお食事と一緒にいただいてみたいですね。

アキコさんによるとさらにピノ・ノワールを使ったロゼのスパークリングもアメリカで年内にはリリース予定だそうで、こちらは出荷量も多いとのこと。日本にも輸入されるとよいですね!

また、2022年4月1日(金) ~ 5月31日(火)の期間で、ただいま開催中のカリフォルニアワイン協会(California Wine Institute、略称CWI)による「カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション2022」も注目。 バイザグラスとは、レストランなどの料飲店で、ワインをボトル単位ではなくグラス単位で販売すること。ぜひ、この機会にいろんなカリフォルニアワインを試してみてください。フリーマン・ヴィンヤードのような魅力あるワインとの出会いがあるかも!

フリーマン・ヴィンヤード&ワイナリー ウェブサイト

https://www.freemanwinery.com/#jp

フリーマン・ワイン・クラブ facebook

https://www.facebook.com/freemanwineclub


カリフォルニアワイン・バイザグラス・プロモーション 2022 特設ウェブサイト

https://calwines.jp/btg22/

Text /トラベルアクティビスト真里

世界中、好奇心を刺激する国々を駆け巡るトラベルアクティビスト。外資系金融機関に勤務の後、1年の3分の1は旅をする生活へ。ジョージア、バルト3国はじめ訪れた国は50カ国以上。日本中も巡り、行った先で出会った人、風景、食etc. 旅の醍醐味をレポートします。

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