W LIFE×長崎友輪家:お土産にはこれだ!長崎うまかもん品評会

長崎友輪家(ながさきユーリンチー)とはなんぞや?!
長崎県公式オンラインコミュニティで、長崎と「長崎暮らし」の多様な魅力を多方面に発信し、ひいては関係人口創出を目指すべく、長崎県と「長崎・新たな暮らし方会議」が連携協定を結んで生まれたもの。平たく言えばオンラインでの長崎のファンコミュニティなのですが、オフラインでの活動も活発におこなっています。


11月に長崎県の奈留島でペットの遺骨をアコヤ貝に入れて真珠に育てる”真珠葬”の取材に行って、長崎っていいところだなあと思っていたところにご縁をいただきW LIFEでイベントを開催することに!
真珠葬のレポート記事はこちら:https://esse-online.jp/articles/-/21890

1月25日、長崎ランタンフェスティバルの最中、宿泊もできるコワーキング施設 HafH Nagasaki Sai のミーティングルームにて第1回「長崎うまかもん品評会」を開催しました。まずは、長崎友輪家で「県外の人に味わってもらいたい長崎うまかもん」を募集し、歴史ある地元誌『ながさきプレス』から2名の品評員にも加わってもらって実食評価するというイベント。今回は、「長崎で簡単に買って帰れるお土産になるうまかもん」が対象です。
HafH Nagasaki Sai :https://www.hafh.com/properties/1

旅取材のお土産では地元スーパーを回ったりもするのですが、長崎は市内要所にお土産の銘品が集まっているところが便利。下記3カ所でかなりの「長崎うまかもん」を購入することができます。
●長崎空港:総合お土産店のほかに「かまぼこ長崎一番」やちゃんぽんなど麺類の「みろくや」など専門店も
●長崎物産館(JR長崎駅前、県営バスターミナル2階)
●長崎街道かもめ市場(JR長崎駅改札前)専門店が多数

上記3カ所で買い集めたもので、基本は調理不要のお土産の中から、高評価を得たのは ?!

これはおいしい!と全員一致は、長崎友輪家の代表である大瀬良 亮氏が推薦した「梅月堂シースクリーム」。長崎の老舗和洋菓子店「梅月堂」が昭和初期に作り上げたロングセラー。ふわふわのスポンジにカスタードクリーム、黄桃とパイナップルに生クリームのコンビネーションがたまりません。3個入りで1,420円。長崎空港で買えますが、お持ち帰りで食べられるのは5時間ぐらい以内で。フレッシュなうちにお土産で渡せる時に。(価格はすべて税込)

複数から推薦があり、お値段手頃で個包装が食べやすく、分けやすいお土産としていちばん人気は菓舗唐草の「おたくさ」。ここで「おたくさはシーボルトの愛した妻お滝さん、であじさいのこと。サクッとして上品な甘さのパイは誰にあげても好評。長崎は鎖国の時にも出島での貿易で砂糖が入ってきたことから、長崎街道はシュガーロードとも言われていて、お菓子がおいしいですよ」とながさきプレスより薀蓄が。かわいい花の形をしていて、18枚入り999円。

ほかにお菓子部門では、薄皮の洋風せんべいにクリームをはさんだ「クルス」や、カステラが定番。長崎は幸運をひっかける尾っぽが曲がっている猫が多いということで千寿庵長崎屋「長崎オマガリにゃすてら」がパッケージもかわいくて216円とお手頃値段。やさしい甘さのカステラでしっぽが描かれているのがかわいい。

物産館で、五島列島の郷土菓子かんころ餅(かんころはサツマイモを薄く切って日干ししたもの)のコーナーにあって目を引いたのが草加家の「おしゃぶりかんころ」400円。天然素材でよさそうということで買ったのですが、そのまま食べようとすると「固い!」。子供がしゃぶっているうちに柔かくなるそうな。。。

自然の味がおいしいと好評だった五島列島の小値賀島でできた「おぢか島の落花生」からつき100gで420円。天日干しで素朴な味で、食べ始めたら止まらない。物産館にて購入。



食品で調理が必要なものは、会場都合で試食が難しいので対象が限られますが、かまぼこ長崎一番空港店のあげ天はどれも大人気。長崎は魚のすり身が本当においしいですね。空港店は真空パックのほか揚げたても売っていて、長崎名物ハトシロール(魚肉すり身をベースにした具を食パンで巻いて油で揚げた食べ物)もプレーン(180円)など各種があり、その場で買って食べられます。

そのほか、食品部門ではからし高菜やめんたい高菜、ゆず胡椒、あごだし付き五島うどん、そしてみろくやのちゃんぽんや皿うどんの麺などエントリーしたものはどれもあげて喜ばれると高評価。みろくや空港店ではいろいろ詰め合わせた空港店限定セットがあって送料込み。かさばるから荷物には入らない時は、これを送ってもらって、後で分けるのもいいアイデア。

どれも封を切った先から、みんな完食するぐらいおいしいものばかりでしたが、長崎県在住の参加者の中には「これ食べるのははじめて」という物も結構あって、地元の人はお土産物は意外と知らないのかも…(そういえば東京に住んでる私も東京ばな奈は食べたことがない)と思った次第。
しかし、長崎のお土産はなかなかうまかもん揃いと思いました。また機会があれば、今度は市内本店でしかない買えない商品、市外で売っている銘品の品評にも挑戦したいと思います。

Text / W LIFE編集長 小野アムスデン道子



世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。インバウンド・コンサルタント。日本旅行作家協会会員。チェコ観光アンバサダー、やまなし大使、長崎友輪家。

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