夏にぴったり!ホテルの「シンガポールフェア」は駐日シンガポール大使館の本場のレシピを再現

夏には、スパイシーなシンガポールの料理を食べたくなります。
本格的なシンガポール料理を提供する特別なイベント「シンガポールフェア」が7月1日から7月31日まで「帝国ホテル 東京」のオールデイダイニング「パークサイドダイナー」とホテルショップ「ガルガンチュワ」で開催されます。

帝国ホテルは「料理は、国や民族の歴史、文化、伝統の結晶であり、その国の食べ物を知ることは、国際理解の一歩になる」という考えのもと、これまで20以上の国と地域のフードフェアを100回以上開催してきています。そんな帝国ホテル 東京がシンガポール料理のフェアを開催するのは今回が初!。そのオープニングセレモニーに伺いました。

シンガポール共和国の次期駐日大使オン・エン・チュアン氏の挨拶からスタートし、フェアで提供する料理の紹介がありました。

オン・エン・チュアン次期大使は、「シンガポールは、豊かで多様な食の伝統を誇っており、それには、私たちの文化とアイデンティティが反映されています。2020年には、シンガポールの屋台料理であるホーカー文化が、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。この機会に帝国ホテル 東京で、シンガポールの豊かで多様な文化を楽しんで下さい」と仰っていました。今回の「シンガポールフェア」は、7月にシンガポールで開催される食の祭典「シンガポール・フード・フェスティバル」に合わせての開催となります。

駐日シンガポール共和国大使館から提供された本場のレシピをもとに、東京料理長 杉本 雄氏(左端)とレストランのシェフが大使館の方々と試食を重ね、現地のスパイスも使用し、本場の味に限りなく近づけた料理を提供。

【本館1階 パークサイドダイナー】

シンガポールらしさを堪能できるプラナカン料理を多く取り入れている。プラナカン料理の「プラナカン」とは、マレー語で「この地で生まれた」という意味で、中国の料理法に、スパイスや木の実、ココナッツを多用するマレー料理を融合させたシンガポールを含む地域特有の食文化です。

ビーフ・レンダン (牛スネ肉のココナッツミルク煮)\4,300円

牛肉を、オニオンのペーストとコリアンダーやクミンなどの香辛料、ココナッツミルクで柔らかく煮込んだ料理。ココナッツミルクの甘味とスパイスの豊かな味と香りが調和し、大きめにカットした牛肉で食べ応えのある一品です。

CNNの世界の料理ベスト50で1位になったことがある料理でラマダン明けの日に食べる特別な料理でもあるそうです。

ポピア \2,800円


ピーナッツでアクセントを加えたエビや野菜などの具材を、薄いもちもちとした皮で包んだシンガポール風生春巻です。チリソースをつけて食べます。シンガポールでは屋台やホームパーティーなどで食べられることが多いのだそうです。

シンガポール・チキンライス \4,200円

しっとりとした鶏もも肉とむね肉に、鶏出汁の効いたジャスミンライスをあわせて、鶏の旨味を存分に味わうことができる一品。生唐辛子から作ったチリソース、ジンジャーネギソース、アチャール(シンガポール風ピクルス)と一緒に楽しみます。

ニョニャ・ラクサ \3,900円

ココナッツミルクを使用した、プラナカン料理を代表するまろやかなスープ麺。米粉麺にエビ、タイ、油揚げなどをトッピング。ふんだんに使った干しエビの香ばしさ・コクにスパイスの香りが加わったスープです。

パンダン・プリン \2,300円

シンガポールでポピュラーなパンダンリーフを使ったプリン。パンダンリーフはその甘い香りから「東洋のバニラ」とも呼ばれています。滑らかに仕上げたパンダンリーフ香るプリンに、グラマラッカ(ココナッツシュガー)のゼリーとベリーをのせ、グラマラッカのソースをかけて食べます。

【ホテルプラザ1階 ガルガンチュワ】
帝国ホテルプラザ 東京1階 ホテルショップ「ガルガンチュワ」では、持ち帰り用のシンガポール料理3種類を販売している。

ビーフ・レンダン、イカン・アサム・ペダス・ナナス(ブリと彩り野菜のパイナップルソース煮)、桜海老香る豚バラと落花生の炊き込みご飯の3種類で、幅広い世代が楽しめるよう辛さを控えめに仕上げられています。

【帝国ホテル 東京シンガポールフェア】
期間:2023年7月1日〜7月31日
場所:帝国ホテル 東京 本館1階 オールデイダイニング「パークサイドダイナー」、帝国ホテルプラザ東京 1階 ホテルショップ「ガルガンチュワ」
後援:駐日シンガポール共和国大使館

帝国ホテル 東京
https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/

Text /佐保田 香織

総合商社→流通コンサルタントを経て幼い頃から親しんだ和の世界へ。きものサロンを主宰し、着付けのマンツーマンレッスンや着物イベントを企画。着物で食べ歩きをするなかでフードアナリスト資格を取得し、フードアナリストとして商品開発やメニュー開発、メディアでの情報発信など食の分野でも活動している。 


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